三宅弘城、吉岡里帆らが出演、赤堀雅
秋最新作 舞台『白昼夢』初日開幕 
舞台写真・コメントが到着

M&Oplaysプロデュース『白昼夢』が、いよいよ本日、2021年3月20日(土・祝)本多劇場にて開幕。本多劇場を皮切りに、富山、大阪、島根、広島、愛知、全国6都市で上演する。
何気ない日常に潜む人間の痛みや悲しみや可笑しみを独特の目線で描き、他人の日常を覗き見しているような劇空間を作り出す、劇作家・演出家としてだけでなく映画監督、俳優と多彩な顔を持つ赤堀雅秋。今作は、赤堀とM&Oplaysとのコラボ公演、『流山ブルーバード』(2017)に続く第2弾作品であり、赤堀にとっては実に1年ぶりとなる待望の新作公演となる。
出演には、今作が赤堀作品初参加となる三宅弘城、吉岡里帆、赤堀作品には欠かせない俳優・荒川良々、風間杜夫、そして赤堀本人。社会になじめず引きこもりとなった中年男性とその兄、父親をめぐる、落ちこぼれてしまった者たちのもがきと再生、「それでも生きてゆく」日々を、5人の俳優たちが濃密な人間ドラマとして描き出す。
『白昼夢』 撮影:宮川舞子
『白昼夢』 撮影:宮川舞子
『白昼夢』 撮影:宮川舞子
『白昼夢』 撮影:宮川舞子
『白昼夢』 撮影:宮川舞子
『白昼夢』 撮影:宮川舞子
【コメント】
作・演出・出演 赤堀雅秋
なかなか手強い戯曲で、正直演出に手こずりましたが、スタッフ・キャストの尽力のお陰でイメージ通りの作品になったと思います。三宅さんは、以前共演した時と変わらず本当に真摯に取り組んでくれています。吉岡さんは、今まで出会った女優さんの中でとりわけガッツがあり、そして素直な感性が素晴らしい。荒川さんは、コメディリリーフ的な印象が強いですが、今回は生々しい存在感に驚きました。風間さんは、とにかく凄い。その一言です。
久し振りの物作りの現場に幸せを感じる毎日です。とにかく、無事開幕して、何事もなく千秋楽を迎えることを祈るのみです。生々しい人間が佇む姿を、その呼吸や汗や涙を、劇場に来て感じて欲しいです。よろしくお願い致します。
三宅弘城
赤堀さんの演出のもと、不器用ながらも一生懸命生きている5人のヒリヒリした物語が完成しました。純粋な演劇は1年ぶりなので、お客様の前に立てる喜びと、念願だった赤堀作品に出演できる喜びを噛みしめています。
赤堀作品は、空気感がとても好きで、その空気感を作っているものが一つの感情ではなく、その人間が、色んな感情を感じ、思い、背負いながらそこで生きることで、舞台上の空気がうねっていたんだなと、やってみてその難しさが分かりました。そして、だから面白いんだと再確認しました。演劇を観ると豊かになるんです。このご時世ではありますが、僕らが舞台上で懸命に生きている姿を観て「それでも生きてゆく」と、お客様にも感じていただけたらと思います。感染対策を万全にして、劇場でお待ちしております!
吉岡里帆
以前から赤堀さんの作品には惹かれていて、いつかご一緒することが念願だったので、お話をいただいたときはとても怖くもありましたが(笑)、嬉しかったです。稽古を経て、この作品の演劇でしかできないならではの温度感や生っぽさを感じて、赤堀さんとご一緒できたことが自分の人生においてとても財産だなと思いました。
「白昼夢」は、本多劇場ととても相性のいい作品だと思います。登場人物の心の機微みたいなものがダイレクトに伝わると思うので、ぜひ肌で感じて楽しんでいただきたいです。こういう時期なので、来ていただけるだけで本当にありがたいですし、来ていただくからには観てよかったと思っていただけるように全力で向き合っていきます。楽しみに待っていてください!
荒川良々
手応えはまだないですが、稽古場でやるだけのことをやりました。あとはお客様にご覧いただいたところで変わっていくこともあるかもしれないので、一生懸命やりたいと思います。
三宅さん、吉岡さんは、赤堀作品には初参加ということだったので、大変だったんじゃないかなと思いますが、今はもう、だいぶ自信がついているように見えます。こんな時期にお越しいただけるのは本当にありがたいと思います。僕は出ている側ですし、ホンもずっと読んでいるのであまりわからないのですが、観てくださった方がどんな気持ちになるのか気になります。カラッとした舞台ではないので、受け取り方次第ではあると思いますが、晴れやかな気持ちにはなれないかもしれないです(笑)。
風間杜夫
丹念に緻密に時間をかけて作られてきたので、劇場に入って通し稽古をしてみて、確かな手ごたえを感じています。赤堀作品は2本目で、出演できることを楽しみにしていました。赤堀さんと出会った舞台「世界」では、丹念に諦めることなく稽古を続けられる赤堀さんの演出で、役者としてすごく助かりました。ねちっこい演出には慣れているので(笑)。
今は、早く幕が開けと言わんばかりに、すぐ飛び出したい気持ちでいっぱいです。コロナ禍で劇場に足を運んでくださることがとてもありがたいです。皆さんの期待に応えられる作品ですので、受け取り方は様々だと思いますが、お芝居をぜひ楽しんで帰ってください。
あらすじ
高橋家の家主・高橋清(風間杜夫)は、妻を亡くし、次男の薫(荒川良々)と二人暮らし。47歳にも拘わらず職に就かず、長年自分の部屋にこもりっきりの薫に業を煮やした長男の治(三宅弘城)は、ひきこもり支援団体『ひだまりの会』に助けを求める。高橋家に訪れた『ひだまりの会』の別府正樹(赤堀雅秋)と石井美咲(吉岡里帆)。治も加わり、薫を更生すべく尽力するが…
それぞれに闇を抱えた五人の、夏、秋、冬、春、季節を巡った交流を綴る…

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