少年が埋められ、汚物まみれに ポー
ランドの発禁書を映画化した『異端の
鳥』日本版予告編を解禁&新たな公開
日が決定

映画『異端の鳥』が10月9日(金)に日本で公開されることが決定。あわせて日本版予告編が解禁された。
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『異端の鳥』は、ポーランドの作家イェジー・コシンスキが1965年に発表した小説『ペインティッド・バード』を映画化したもの。ポーランドで発禁書となった原作を、チェコ出身のヴァーツラフ・マルホウル監督が映像化した作品だ。劇中では、第二次大戦下、ナチスのホロコーストから逃れるために親元から一人で疎開した少年が“異物”として迫害される姿が描かれる。2019年のヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に出品された本作は、激しい暴力描写から上映中に途中退場者を出しながらも、10分間のスタンディングオベーションを受け、同映画祭のユニセフ賞を受賞。その後も本年度のアカデミー賞国際長編映画賞のチェコ代表に選出され、チェコ・アカデミー賞(チェコ・ライオン)で最多8部門を受賞するなど、高く評価されている。

新型コロナウイルス感染拡大による影響で日本での公開が延期されていたが、新たな公開日が10月9日(金)に決定。解禁された予告編は、主人公の少年がフェレットを抱え、息を切らしながら何者かから逃げようとするシーンに始まる。その後は、疎開先で埋められ、肥溜めに投げ込まれるなど、激しい暴力にさらされる少年の姿が描かれている。本作では、『コーリャ 愛のプラハ』などのオスカー受賞作も手掛けたウラジミール・スムットニー氏が撮影監督を担当。全編モノクローム、35mmフィルムで撮影されているという。そのほか、ステラン・スカルスガルド、ハーヴェイ・カイテル、ジュリアン・サンズ、バリー・ペッパー、ウド・キアーらキャストの姿にも注目だ。
『異端の鳥』は10月9日(金)、TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー。

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