総選挙連覇もくろむ指原に宣戦布告し
た相手とは?

 好評を博した「九州7県ツアー」では今回の幕張メッセ公演を皮切りに千葉、大坂、愛知、福岡の4県で計6回の追加公演が決定。この日の公演の模様は全国24ヵ所の映画館でライブビューイングされ、各地に多くのファンが詰めかけた。

 指原莉乃は公演前に、「ひとりでも多くの方にHKT48のファンになってもらいたいという気持ちで、九州ツアーをみんなでやってきました」と振り返り、「ぜひこのパワーを関東のみなさんにも見ていただきたいです」とコメント。

 また 6月7日に開票される「37thシングル選抜総選挙」については、前回1位の指原は「連覇したいです」と宣言。いっぽうで握手会にて、「他のメンバーのファンの方から宣戦布告されて、スゴく怖いです」とのエピソードを披露した。
 AKB48 チームKと兼任する兒玉遥は、「全国に向けて今、HKT48は団結して頑張っています。全国のみなさんに愛されるグループになりたいです」との目標を掲げた。

 最年少メンバーとして注目される12歳の矢吹奈子は、今回のツアーに臨むにあたり緊張していると心境をぽろり。指原から「もっとほかにないの?」とツッコまれるも、「でも、楽しみです」とポツリと返して笑わせた。

 同じく最年少メンバーの田中美久は、「九州ツアーが終わって良い流れで来ているので、ツアーも引き続き頑張って最高のツアーにしたいです」としっかりとしたコメントを返していた。
 コンサート本番では、HKT48のメンバー全47名がステージ上やスタンド席など各所に登場し、会場が全体がヒートアップ。現在HKT48劇場で行なっている新公演の公演曲『青春ガールズ』で幕が開けた。

 指原は、「スタンド席まで悲しい思いをさせないのがHKT48のライブです」と語り、その言葉の通り、トロッコに乗ったメンバーがスタンド席に登場する演出や、九州ツアーで大きな反響を呼んだ懐かしの名曲をメンバーたちが披露するセットリストを敢行。
 朝長美桜らがキャンディーズの『年下の男の子』を歌えば、兒玉らが早見優の『夏色のナンシー』を歌い上げて、指原はソロでアン・ルイスの『あゝ無情』を、ゲストのギタリスト・野村義男とともにパフォーマンスした。

 中盤には、朝長の白雪姫役をはじめ、メンバーそれぞれの個性にピッタリの配役で「白雪姫」のパロディー演劇を行なう場面も。48グループメドレーではAKB48やSKE48NMB48の楽曲はもちろん、SDN48の楽曲も含む全8曲を一気に熱唱してみせた。
 MCでは、“HKT48のボス”こと田中菜津美らHKT48のバラエティー班を自負するメンバーたちが、毒舌を織り交ぜながら軽妙なトークで笑いを誘った。

 本編最後の『明日は明日の君が生まれる』の曲中には、指原が「みなさんに支えられて、ここまでくることができました」と集まった観客にあらためて感謝。最後はメンバー全員でセカンドシングル『メロンジュース』を熱唱し、ステージは幕を閉じた。

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