桂米團治『桂米朝五年祭 米朝まつり
』に込めた想いーー「落語の日」とい
う高揚感を大阪の町の皆様に感じてほ
しい

落語家、桂米團治が大阪市内で3月20日(金)~22日(日)大阪・サンケイホールブリーゼ、朝日生命ホールの2会場にて行われる『桂米朝五年祭 米朝まつり』に向けての取材会を行った。
本イベントは2015年3月に亡くなった桂米團治の父であり師匠でもある桂米朝の追善公演。同日、同時刻に2会場で落語を行うというイベントを開催されることに関して米團治は「5年祭りは2018年から企画していた。リスクはあるが『博多・天神落語まつり』(福岡で三遊亭円楽がプロデュースを手掛ける、複数会場同時に落語会を行うイベント)のように、2会場同時に落語を行う事で、ファンの方々以外にも「今日は落語の日だ」という空気を味わってもらい、街全体に高揚感を与えることが出来れば嬉しい」と話した。
会場となるサンケイホールブリーゼでは桂ざこばら直弟子が落語を行い、民放各局に残っている米朝の秘蔵映像が放映される。映像に関しては「落語一本だけではなく落語以外もメインに、「こんな映像あったんや」と思ってもらえるような秘蔵映像を用意してます。どの回にどの映像が放映されるかはお楽しみに」とのこと。また米朝ゆかりのゲストとして柳亭市馬、立川談春、笑福亭鶴瓶、月亭八方、三遊亭円楽らを迎えた一席、米朝と共に長年ラジオを行ってきた桑原征平アナウンサーを招いての座談も行われる。朝日生命ホールでは桂雀三郎、桂南天ら孫弟子、曾孫弟子が落語を行い、米朝の愛用品や、写真パネル、似顔絵などの展示、米朝のお家に代々伝わる錦影絵の披露などバラエティに富んだプログラムで明るく米朝を偲ぶ。
桂米團治
米團治は「「米朝ゆかりの噺で一席」という企画が実現できることに偉大さを感じます。披露する噺も米朝が掘り起こして今に伝えているものが多く、米朝が居なければ世に出ていなかった作品の数々を楽しんでもらいたい。また、この企画を通して桂米朝の品格を一門に、さらにお客様にお伝えできればと思います」と企画に込めた想いを語った。
最後に「2020年は米朝イヤーとして盛り上げていきたい。5年後の2025年は米朝事務所も50周年を迎えますし、万博で大阪がさらに活性化しているタイミング。そこで米朝10年祭りが出来れば嬉しいですね」と語り、「その為には、まずこの5年祭りを成功させないと。新体制になって初めての大きなイベントですし、これがコケたら社長を辞める覚悟でやっています(笑)。春のお彼岸3連休は米朝まつりで盛り上がってください。」と『桂米朝五年祭 米朝まつり』への意気込みを話した。
『桂米朝五年祭 米朝まつり』
取材・文・撮影=城本悠太

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