1日中ウルトラマンを全身で浴びて偉
大さを改めて知る!『TSUBURAYA CON
VENTION 2019』イベント&グッズ展示
・販売コーナーレポート

12月14日(土)・15日(日)の2日間、東京ドームシティで開催された『TSUBURAYA CONVENTION 2019』。「ウルトラマンシリーズ」を中心とした新情報発表やステージ、グッズ販売が行われた一大イベントから、オープニングセレモニーもあった14日の様子をレポートする。

14日は朝から寒い日だったが、オープニングセレモニーを観るため朝9時に到着すると、グッズ販売が行われる「プリズムホール」前はすでに長蛇の列ができており、開場を待つファンが並んでいた。そして、その列に次々と加わる来場者たちで、静かな熱気に包まれている。
オープニングセレモニーが行われる東京ドームシティホール前は、すでに開場されている関係で列こそないものの、次から次へとチケットを握りしめた親子連れ、大人のファンたちなどが訪れては中へ消えていく。
セレモニーの詳細については先行レポートを参照してほしいが、円谷プロダクション代表取締役会長兼CEOの塚越隆行氏の力の入った挨拶で幕を開け、次々と紹介される新情報の数々はまさに圧巻で、円谷の新時代を見据えた展開は、ワクワクするものばかりだった。
すでに報道されているが、このセレモニーのいちばんの目玉は『シン・ウルトラマン』で、成田亨氏の意思を受け継いだムダのないフォルムが公開され、その日のエンタメニュースとして多数報道された。
ダッシュでアニメ『ULTRAMAN』スペシャルステージへ
10時からスタートしたセレモニーが終わったところで急いでホテルの地下へ向かう。こちらでは11時40分からアニメ『ULTRAMAN』スペシャルステージが行われるのだ!
ホテルのロビーにはセブンが展示されていた 写真:ウメダカツジ
オープニングセレモニーでも同作のシーズン2制作決定と、これまでNETFLIX独占世界同時配信のみだったものが、地上波でも放送決定を知らされたばかり。もちろん、ステージでもこの情報は伝えられるはずだ。
ステージに登壇したのは、主人公・早田進次郎役の木村良平、佐山レナ役の諸星すみれ、アダド役の津田健次郎の3人。
アダド役の津田は「作中には2話ちょいしか出ていないので、今日呼ばれて本当に嬉しい」と挨拶で話すと、その後もちょいちょい木村に「何度出たんだっけ?」といじられていた。とはいえ、重要な役回りだったので、観た人には確実に刺さっていたはずだ。
ステージはアニメ映像とトークを中心に進み、当初はそれぞれがアフレコ時の印象やエピソードを語っていた。
MCに振られた木村と津田は「飲み会の話ならたくさんあるけど」と、『ULTRAMAN』収録のあとは飲み会が恒例だったことを匂わせた。
木村は「監督は自由にやらせてくれたし、映像もモーションキャプチャーから起こしたCGがあるので、こんなに出来上がってるんだと感心したし、声優としても演じやすかった」と語った。が、モーションキャプチャーを演じている人もセリフをしゃべっているので、それとの戦いも密かにあったそう。
津田は「基本好きなようにやらせてもらった」とのことだが、「大芝居の雰囲気でもかまわない」との意見も取り入れ、アダド独特のセリフ回しになったと明かした。
収録当時は学生だった諸星は、学校のあとスタジオへ向かい、すでに収録の終わったテイクを聴きながら、「被りを気にせず」ひとりアフレコに望んでいたとのことで、掛け合いの部分などは実際にその場でやりたかったし、飲み会も行きたかったと告白、「じゃあ第2シーズンで!」と誘われ喜んでいた。
ここから、イベントは客も巻き込んでのクイズ大会へ。実は、『ULTRAMAN』イベントでこのような企画は珍しいと驚く木村だったが「スタッフがひねり出した難問です」とのフリに「それこそ、潘めぐみこと“ファン”めぐみが最適なんですけど」と出演キャストの名前を出す。実は、潘めぐみは、イベントに登壇予定ではなかったのだが、会場の後ろに座っていたのを木村は早々に発見していたよう。
ということで、ファンめぐみこと潘めぐみがサプライズでステージに登壇! 実はオープニングセレモニーも観客席で普通に観ていたというガチファンの彼女を加えてクイズが始まった。
しかし、問題は意外にも観ているファンなら誰でもわかる内容で、「アダドのもとになっているのは?」の二択にダダがいるなどわかりやすいもの。しかし潘は「ここは、敢えて選ぶとオイシイかもしれませんよ!」と煽ると、勇気ある観客がわざと?不正解に手を上げ、会場内を映していたTVカメラにしっかり抜かれていた。
が、実は細かったのはここからの種明かしで、「DADAを逆から読むとADADだから、アダドだったんです」と明かされると、木村も津田も「気付かなかった、なるほど」とうなづいていた。そんな調子で三問にチャレンジしたところでクイズタイムは終了。クラウドファウンディングで実写PV制作をすることが発表されたあと、フォトセッション前に潘めぐみは元いた席に戻った。
アニメ『ULTRAMAN』そのままのセブン (c)円谷プロ
そしてフォトセッション。登壇キャストと、最後の最後に後ろの扉から堂々と登場したスーツ装着のULTRAMANとSEVENが場内を練り歩いてステージへ。間近で見てもメタリックな重厚感があり、アニメそのままのようでもあり、これがあるなら実写もぜひ見たいと思わせる出来だった。
登壇キャストも全員が「PV観たい!」と絶賛しながらのフォトセッションとなった 写真:ウメダカツジ
8人のキャストが勢揃い『ニュージェネレーションヒーローズ全員集合!』
軽々と飛ぶウルトラマンフーマ (c)円谷プロ
ホテルを出て、再びホールへ戻る。今度は13時30分から1時間半の予定で『ニュージェネレーションヒーローズ全員集合!』だ。食事を摂る間もなく、スケジュールを組んでしまったが、同イベントは本日のみで、しかも2公演しかない。『ウルトラマンゼロ』地球デビュー10周年を記念してギンガからタイガまで集結するというだけあって、会場は親子連れとニュージェネレーションファンでいっぱい。
客電が落ちると、会場中が拍手。その中に現れたのはウルトラマンゼロと怪獣たち。そして、各ウルトラマンの主題歌を歌うのは男女コンビのvoyager(TAKERU・瀬下千晶)。
ウルトラマンゼロとタロウの2ショット! (c)円谷プロ
6体の怪獣をきっちり退治したところで挨拶を始めるゼロだが、「これからどうしてもいかなくちゃいけないところがある」と引っ込んでしまう。
本日の主役ウルトラマンゼロだったが… (c)円谷プロ
voyagerが戸惑っていると、そこに現れたのは小澤雄太が演じる伊賀栗レイト。グレーのスーツ姿で、仕事の会議中だったところをゼロに無理やり連れてこられたという。そして、あとのことを強制的に任されてしまい、MCはゼロからレイトにチェンジ!
だが、次から次へとウルトラマンたちがやってくる! そして、男女デュエットで見事に歌い盛り上げるvoyager。歌をバックにまずウルトラマンが戦い、怪獣を撃退したところで人間の姿で再登場というパターンが続くのだが、出てくるとまずレイトに「で、どなた?」とツッコミ、説明を促す下りで笑いを誘う。
ウルトラマンジード (c)円谷プロ
ウルトラマンギンガビクトリーとエタルガー! (c)円谷プロ
最初のうちこそ、わけの分からぬままMCを任されたレイトだったが、やがていい感じに説明もこなれ、ときにゼロの意思を語り「なんだかMCがわかってきたあ」で拍手喝采となった。
その合間あいまに宇宙空間をどこかへ飛び続けるゼロの映像通信が入るのだが、途中で切れてしまう。
さらに、voyagerもなぜか途中で「東京ドーム10周だ!」とトレーニングに無理やり引っ張っていかれてしまい、歌い手がステージ上にいなくなってしまう。
どうしようか、そうだ、自分が歌えば…いやいや、と躊躇するレイトだったが、そこに最新作『ウルトラマンタイガ』の主題歌を歌う寺島拓篤が登場。「オーイシさんの歌、難しいんだよなあ、でもやってみます!」と引き受け、ハイトーンをものともせず歌いこなした。
さらに『タイガ』の主題歌も歌った後は、泣いているふりで後ろを向いたままタイガの声を演じるという声優ならではの聞かせどころもきっちりこなしてみせた。
レイトも無事、落ち着きを見せたかのように見えたが、あの男が一階の後ろ扉からレスラーのように登場した! クレナイ ガイを演じる石黒英雄の登場に、場内は待ってましたとばかりに拍手喝采だ。自由すぎるガイはトークでもレイトのペースを乱していく。しまいには舞台から降りて会場内を煽って歩く――ガイにはレイトも苦笑するほかない。
時間の押しを気にするレイトと、どこまでがアドリブかわからないガイの掛け合いが無事終わると、voyagerがスーツ姿で戻ってきた。
実は『ウルトラマンX』で特殊防衛チーム隊員を演じていたふたりの懐かしいスーツ姿に会場も沸く。
そして、最後に登場したのは『ウルトラマンタイガ』と工藤ヒロユキ(井上祐貴)。この日は朝から来場していたファンも多く、朝の放送を観れずに来た人もいて、最終回までのカウントダウンもあり、ネタバレは厳禁だ。

ウルトラマンタイガ登場! (c)円谷プロ

そしてゼロも戻り、お祝いに訪れたウルトラマンたちとキャストが勢揃い。まさに壮観な眺めで、「TSUBURAYA CONVENTION」ならではの特別なショーであることがあらためて実感できた。
ショーのあとはグッズ展示・販売だ

イベント・ショーを堪能したあとは、グッズだ。プリズムホールへ向かうと、入口横に設置されたウルトラヒーローと撮影できる「ウルトラSHOT」が大行列。ホール内はギャラリーゾーンで展示と、会場奥で海洋堂のワンフェスも開催されていたが、グッズ販売のストアゾーンは列ができていた。
展示の方はすぐに入れたので、貴重な展示をまずは見て回ることにした。
以下、写真で紹介していくが、貴重なマスクやミニチュア、フィギュアなども展示されており、見入る人、写真を撮る人が耐えなかった。また、展示品の注文も受け付けていた
ULTRAMAN ARCHIVES CLASSIC ARTS ウルトラマンゼロ 写真:ウメダカツジ
ULTRAMAN ARCHIVES CLASSIC ARTS ウルトラマンベリアル 写真:ウメダカツジ
ULTRAMAN ARCHIVES CLASSIC ARTS バルタン星人 写真:ウメダカツジ

Marbling Fine Arts 内引きミニチュアセット 写真:ウメダカツジ
Marbling Fine Arts ウルトラマンタイガ 石膏ビル破片 写真:ウメダカツジ

開田裕治ほかアーティストによるアートワークも展示され、こちらは先行受注となっていた。
先行受注アートワークが壁面に並ぶ 写真:ウメダカツジ
その裏側はウルトラマンの貴重なデザインを展示しており、『シン・ウルトラマン』デザインでも尊重された成田氏デザインの「真実と正義と美の化身」複製絵画のほか貴重なデザイン画が受注販売されていたが、観るだけでも迫ってくるものがあった。
成田亨氏の複製絵画説明 写真:ウメダカツジ
「真実と正義と美の化身」複製絵画 写真:ウメダカツジ
歴代隊員たちのスーツも展示 写真:ウメダカツジ
古谷敏氏のサインがある型取り 写真:ウメダカツジ
ストアゾーンは、会場限定100枚のニュージェネレーション8スターズのオリジナルデザインTシャツも販売されており、こちらも人気を集めていた。
ほかに缶バッジやコースターなどの定番グッズに混じって、フードを被ると変身状態になる「メトロン星人パーカー」をはじめ、「カネゴンラーメン丼」「ULTRASEVENブーツ」などユニークな商品も販売されていた。
会場は奥側が『TSUBURAYAワンフェス』エリアとなっており、熱心な個人や同人、企業の出品・販売が行われていた。
ワンフェス入口すぐの場所にあったソフビブース。見ているだけでも楽しい 写真:ウメダカツジ
写真:ウメダカツジ
当日版権許諾を受けることで出展できるが、ウルトラマンに限らず、円谷プロ作品のグッズが幅広く展示・販売されていた。
海外からのファンの姿も多く、中には外国のファンがアメリカ版ウルトラマン『レッドマン』の雑誌やグッズなどを置いているブースがかなりの人を集めていた。
『レッドマン』ブースは人がまるきり途絶えることがなかった 写真:ウメダカツジ
精度の高い高品質フィギュアも多く見られたが、「参考展示」となっているものも多かった。聞いてみると「売るとなると、大変なことになっちゃうんで」とのことだったが、好きな人同志が集まるワンフェスなら、それでもほしいというファンはいそうだ。
また、たくさんのフィギュアを出品していた海洋堂はサイン会も行っており、この日は「ウルトラマン」のスーツアクターとして知られる古谷敏氏に、長い列ができていた。翌日曜日は長沢寛氏を予定しており、両日ともファンの列が途切れなく続いたのではないだろうか。
海洋堂ブースにあった「サイン会スケジュール」 写真:ウメダカツジ
海洋堂ブースでは写真から指定して購入することができた 写真:ウメダカツジ
写真:ウメダカツジ
写真:ウメダカツジ

巨大な「ウルトラマンティガ」 写真:ウメダカツジ
こちらはお手頃サイズだが、それでも大きい 写真:ウメダカツジ
カレンダーやポスターなど紙関係の販売ブースも 写真:ウメダカツジ
こちらはおもちゃと昔のプラモが山積みでファンがあれこれ在庫を訊いていた 写真:ウメダカツジ
迫力のゴメスフィギュア。ジオラマまで作り込まれている 写真:ウメダカツジ
ブースカは今も愛らしい 写真:ウメダカツジ

質の高いフィギュアやソフビ、また、昔のプラモやソフビなどが並ぶ中、最後に自分がひきこまれたのは、ウルトラマンの仮面を脱いで中の人が出ているという、ある意味反則だが、昔よくおもちゃ屋で見かけたソフビドールだ。
仮面を取っている「帰ってきたウルトラマン」!子供の頃によく見た気がする 写真:ウメダカツジ
ジラースやキングジョーシリーズも独特のチープ感が懐かしい 写真:ウメダカツジ
聞いてみると、45年ぶりに工場に残っていた金型から新たに作った完全復刻版だという。よくぞ残っていてくれました! ブースは全体的に懐かしい空気で、『ウルトラマン』どころか『ウルトラQ』をリアルタイムで観ていた者にはたまらないものがあった。
そう考えると、いまだに新しいファンを生み出し続けている「ウルトラマンシリーズ」の偉大さには、たたただ感服するほかないことを実感して帰途についた。
取材・文・写真:ウメダカツジ

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