前田敦子初のワンマンで「今日は甘え
ちゃいます」

3月にリリースされた4thシングル『セブンスコード』を引っさげて行われたこの日のライブ。生憎の雨にも関わらず、前田敦子ソロとしてのファーストライブということで、心待ちにしてきた総勢2700人ものファンが駆けつけ、熱気に包まれていた。ステージの幕が開き、前田が姿を見せると観客のテンションは急上昇。登場と共に歌われた、「独り占め」「タイムマシンなんていらない」を歌ったあと「今日は楽しんでください」と挨拶した前田へ大きな声援が惜しみなく贈られていた。
「ライブ自体、とても久しぶりなのでちゃんと歌わなきゃ」と意気込むも、『右肩』の歌唱中では、何度も言葉をつまらせ、涙を拭く様子が見られた。
“いつもそばにいてくれる”という歌詞の内容に「曲とファンの皆さんがマッチしちゃって全然歌えなかった」と、ファンとの再会に感動を隠せずにはいられなかった様子。

「(ソロになって)一人で頑張ってると皆さんの顔が見えないんですよ。だからこういう時は嬉しい。私強がりなんでそういうこと言わないんですけど、今日は甘えちゃいます」と久しぶりのライブを前田自身が本当に楽しんでいた。
その後に行われた質問コーナーでも、「あっちゃんにとって、私たちってどんな存在ですか?」というファンクラブで募集した質問に対して、「皆さんがいるから頑張れます」と、熱く語っていた。合間には『セブンスコード』の発売時期を間違え、会場の笑いを誘う一幕などもあり、ライブは終始温かな空気に包まれていた。
この日のステージで演奏したのは、ソロデビュー曲『Flower』や『タイムマシンはいらない』『君は僕だ』など計18曲。生バンドを引き連れ、王道ポップスから、後半では「少し大人な曲も披露します」とジャジーな『ズブロッカとハーフムーン』、そして今回のメインでもあるロックテイストあふれる新曲『セブンスコード』など、バリエーション豊かな楽曲を披露した。ソロのステージで輝く彼女のパフォーマンスと歌声に、集まった観客たちは魅了されていた。
この日のライブの模様は、5月18日(日)にBSスカパー!で放送されることが決定。(4月4日(金)には同ライブの大阪公演を大阪・Zepp Nambaにて開催。)さらに7月7日(月)~8月3日(日)まで行われる蜷川幸雄演出による舞台「太陽2068」にも出演する。「舞台が終わったら、またライブをやりたいですね」と意欲も見せた前田敦子。彼女の更なる活躍に期待だ。
【セットリスト】
M1 独り占めM2 タイムマシンなんていらないM3 風のアコーディオンM4 I'm freeM5 右肩M6 君は僕だM7 FlowerM8 頬杖とカフェ・マキアートM9 懐かしい初めてM10 コンタクトレンズM11 遠回りM12 冷たい炎M13 ズブロッカとハーフムーンM14 壊れたシグナルM15 セブンスコード(ENCORE)EC 1 ダンディライオン いつ咲いた?EC 2 この胸のメロディーEC 3 やさしい気持ち

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