スカパラ×岡村隆史による一夜限りコ
ラボ、“オカパラ”
9月29日、横浜アリーナにて<岡村隆史のオールナイトニッポン歌謡祭>が開催された。
これは『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』でパーソナリティを務める岡村隆史が、番組リスナーと触れ合うために2015年から毎年開催している番組祭であり、5回目の開催となった今年も12,500人もの番組リスナーが横浜アリーナに集った。出演したのは、五木ひろし、東京スカパラダイスオーケストラ、高須克弥(高須クリニック)、秋山竜次(ロバート)、知念里奈、May J.、ホブルディーズ、坂東英二、堤下敦(インパルス)、熊田曜子、井口理(King Gnu)、カジ・ショウタ(元マネージャー)ら。本項では、岡村隆史からの熱烈オファーによって今年初登場となったスカパラと岡村隆史が実現させた、一夜限りの夢のコラボ“オカパラ”についてレポートしようと思う。
「遊戯みたいにGO」のSEが流れるなか、スカパラの9人が登場すると大歓声が沸き上がる。谷中敦(Baritone sax)が「東京スカパラダイスオーケストラです! <オールナイトニッポン歌謡祭>楽しみにしてたぜ!戦うように楽しんでくれよ!」と叫び、スカパラのステージの幕開けとして「Glorious」が披露される。谷中がボーカルを務めるスカパンク調の楽曲が一気に会場のボルテージをヒートアップ。サビではステージ中央でタオルを振る谷中に合わせて、会場中のほぼ全員が手にしていると思われるキングブレードが振られ、壮観な景色が広がった。
「遊戯みたいにGO」のSEが流れるなか、スカパラの9人が登場すると大歓声が沸き上がる。谷中敦(Baritone sax)が「東京スカパラダイスオーケストラです! <オールナイトニッポン歌謡祭>楽しみにしてたぜ!戦うように楽しんでくれよ!」と叫び、スカパラのステージの幕開けとして「Glorious」が披露される。谷中がボーカルを務めるスカパンク調の楽曲が一気に会場のボルテージをヒートアップ。サビではステージ中央でタオルを振る谷中に合わせて、会場中のほぼ全員が手にしていると思われるキングブレードが振られ、壮観な景色が広がった。
2曲目に披露された「Paradise Has No Border」は、アルコール飲料のテレビCM曲として大量にオンエアされたことや、全国の多くの小中高校の吹奏楽部で演奏されたりしていることから、インストナンバーでありながらお茶の間に浸透したスカパラの代表曲となっており、演奏されるや否や観客からも大歓声が沸き上がる。会場全体を盛り上げまくった曲の途中で、突然、GAMO(Tenor sax)がスペシャルゲストとして岡村隆史をステージに呼び込む。茂木欣一(Drums)の後方からポップアップで白と黒のチェック柄のスーツを身に纏った岡村隆史が登場すると、なんとその手にはアルトサックスが。会場中がどよめくなか、サビのメロディを岡村隆史がソロで演奏すると大歓声が沸き起こる。さらに、岡村隆史とNARGO(Trumpet)、北原雅彦(Trombone)、GAMO(Tenor sax)、谷中敦(Baritone sax)、加藤隆志(Guitar)、川上つよし(Key)の7人が演奏しながらセンターステージに向かって花道を進んでいく。大歓声のなかセンターステージでは岡村隆史を中心にフォーメーションを組んでサビを奏で、曲が締められた。
止まない大歓声のなか、マイクを手にした岡村隆史の第一声は「やっちゃった!」。場内を大爆笑が包み込むなか、毎日家でこっそりひっそり練習し続けたこと、「オールナイトニッポン」の生放送の日もスタジオに早く入ってずっと練習してきたことを告白。「こんなこと言うと怒られるかもしれないけど」と前置きしたあと、スタジオでスカパラと一緒にリハーサルをするときに、先ずはひとりで吹いて練習しようと思っていたら、いきなり一斉にみんなが演奏しはじめて音の大きさにビックリしてパニックになったこと。そんななかスカパラメンバーがニコニコしながら岡村隆史のことを見ていることが逆に怖くて、それがプレッシャーになったことも告白する。そんなプレッシャーを経て、スカパラといっしょに演奏できたことがただただ楽しかったと観客に伝え、センターステージからメインステージへと花道を戻っていく。
実は岡村隆史が手にしているアルトサックスは誕生日に武田真治からプレゼントされたものであり、武田真治が「岡村さん、よかったら家で練習しましょ」と言ってくれたので、練習したいスケジュールを伝えるも断られたことを告白し、さらなる笑いを引き起こす。岡村隆史がスカパラとステージで一緒になれるなら<歌謡祭>のステージでどうしても披露したい曲があり、その曲をこれから演ることを伝え、「みなさん準備はいいですか!」と観客を煽ったあと、「岡村隆史のオールナイトニッポン!」とタイトルコール。そしてオールナイトニッポンのテーマソングとして広く知られている「Bittersweet Samba」が、スカパラと岡村隆史の10名で演奏された。演奏終了後、「夢が叶いました!」と言う岡村隆史に対して、最初は物凄くゆっくりなテンポでしか吹けなかったが、たゆまぬ努力でここまでアルトサックスが上達したことに「今、このテンポで出来ていることにオレは感動している」と谷中が告げると、会場中から大きな拍手が沸き起こる。
止まない大歓声のなか、マイクを手にした岡村隆史の第一声は「やっちゃった!」。場内を大爆笑が包み込むなか、毎日家でこっそりひっそり練習し続けたこと、「オールナイトニッポン」の生放送の日もスタジオに早く入ってずっと練習してきたことを告白。「こんなこと言うと怒られるかもしれないけど」と前置きしたあと、スタジオでスカパラと一緒にリハーサルをするときに、先ずはひとりで吹いて練習しようと思っていたら、いきなり一斉にみんなが演奏しはじめて音の大きさにビックリしてパニックになったこと。そんななかスカパラメンバーがニコニコしながら岡村隆史のことを見ていることが逆に怖くて、それがプレッシャーになったことも告白する。そんなプレッシャーを経て、スカパラといっしょに演奏できたことがただただ楽しかったと観客に伝え、センターステージからメインステージへと花道を戻っていく。
実は岡村隆史が手にしているアルトサックスは誕生日に武田真治からプレゼントされたものであり、武田真治が「岡村さん、よかったら家で練習しましょ」と言ってくれたので、練習したいスケジュールを伝えるも断られたことを告白し、さらなる笑いを引き起こす。岡村隆史がスカパラとステージで一緒になれるなら<歌謡祭>のステージでどうしても披露したい曲があり、その曲をこれから演ることを伝え、「みなさん準備はいいですか!」と観客を煽ったあと、「岡村隆史のオールナイトニッポン!」とタイトルコール。そしてオールナイトニッポンのテーマソングとして広く知られている「Bittersweet Samba」が、スカパラと岡村隆史の10名で演奏された。演奏終了後、「夢が叶いました!」と言う岡村隆史に対して、最初は物凄くゆっくりなテンポでしか吹けなかったが、たゆまぬ努力でここまでアルトサックスが上達したことに「今、このテンポで出来ていることにオレは感動している」と谷中が告げると、会場中から大きな拍手が沸き起こる。
さらに、番組のヘビーリスナーにはたまらない企画も実現。岡村隆史が「第20回!ハガキ職人大賞発表!」とタイトルコールをすると、スカパラの生演奏のもと番組内で3か月に一度表彰している「ハガキ職人大賞」が開催されたのだ。スカパラが演奏しているハガキ職人大賞のテーマソングは、実はスカパラのオリジナル曲「パンドラタイムス」(1995年発売のアルバム「GRAND PRIX」収録)であり、ハガキ職人大賞のテーマソングとして「パンドラタイムス」をずっと使用してきたが、恥ずかしながらスカパラの曲だとつい最近まで知らなかったことを岡村隆史が告白する場面も。茂木によるドラムロールが鳴り響くなか第1位が発表されると、番組でお馴染みとなっているファンファーレとまったく同じファンファーレがスカパラによる生演奏で披露され、場内のヘビーリスナーからは大喝采が沸き起こる。岡村隆史も「凄くないですか?ラジオで聴いてるままでしょ!」と誇らしげに観客に言う。ハガキ職人大賞のラストも「パンドラタイムス」の生演奏で締めくくられた。
岡村隆史が「またまた緊張の一瞬です」と言うと、ヘビーリスナーである観客は状況を察しているので大きな笑いが起こる。岡村隆史が「スカパラさんとの最後の曲になってしまいます。色、わかってますね?」とキングブレードの色を何色にすべきかを観客に促すと、場内がオレンジ一色になる。岡村隆史が「最後、盛り上がっていきたいと思います。この曲は谷中さんのほうからお願いします」と曲紹介を谷中に促すと、谷中が「東京スカパラダイスオーケストラ・フィーチャーリング・岡村隆史で“めくれたオレンジ”!」と曲紹介をしたあと、間髪入れずに「オカパラ!」とシャウトしたのに合わせて演奏がスタート。会場内にはヘビーリスナーにしかわからない緊張感が漂うなか、岡村隆史が「くたびれた服〜」と歌いだすと同時に会場中に安堵の歓声が沸き起こる。
岡村隆史が「またまた緊張の一瞬です」と言うと、ヘビーリスナーである観客は状況を察しているので大きな笑いが起こる。岡村隆史が「スカパラさんとの最後の曲になってしまいます。色、わかってますね?」とキングブレードの色を何色にすべきかを観客に促すと、場内がオレンジ一色になる。岡村隆史が「最後、盛り上がっていきたいと思います。この曲は谷中さんのほうからお願いします」と曲紹介を谷中に促すと、谷中が「東京スカパラダイスオーケストラ・フィーチャーリング・岡村隆史で“めくれたオレンジ”!」と曲紹介をしたあと、間髪入れずに「オカパラ!」とシャウトしたのに合わせて演奏がスタート。会場内にはヘビーリスナーにしかわからない緊張感が漂うなか、岡村隆史が「くたびれた服〜」と歌いだすと同時に会場中に安堵の歓声が沸き起こる。
話は9月5日に遡るが、この日は谷中が番組にゲストとして生出演していた。その際、スカパラの生演奏でこの曲を歌いたいと岡村隆史から谷中に対してプレゼンが行われたのが「めくれたオレンジ」だ。「めくれたオレンジ」はスカパラメンバーによる作曲、谷中による作詞でゲストボーカルを迎えるという新たなコラボスタイルを築いた“歌モノ”シリーズの第1弾として、2001年に田島貴男(ORIGINAL LOVE)をゲストボーカルに迎えた楽曲であり、谷中が34才のときに作詞家としてデビューすることにもなった、スカパラにとっても大切な曲だ。番組内で「めくれたオレンジ」のインストに合わせて岡村隆史が歌い、その歌声を聴いた谷中がOKかどうかのジャッジをくだすという公開オーディションとなったが、第一声でいきなり音を大きく外したことから、番組リスナーを大いに心配させた。さらに、岡村隆史のオールナイトニッポンのあとに生放送を行うための準備をしている井口理(King Gnu)を電波を通じてスタジオに呼び出し、どうしたらうまく歌えるかの指導も受け、なんとか無事に谷中からも合格を得ることができたという経緯があった。
間奏中にはいちばん安堵したであろう岡村隆史が「ジャンプ!ジャンプ!」と観客を煽りながら笑顔で飛び跳ねる。無事に歌い終えた岡村隆史は「イントロが長いから緊張するんだよ」と第一声を発したあと、井口理(King Gnu)からのアドバイス通りに“鼻にわさびが挟まっているように”歌ったらなんとか歌いきることができたことを観客に伝えた。スカパラは昨年5月にNHK「シブヤノオト」とオールナイトニッポンがコラボした番組がきっかけとなって、今年の「歌謡祭」に初出演することとなったが、何か一緒に出来たらと思っていたなかで、岡村隆史がサックスを吹いてくれたことが嬉しかったと、谷中も感謝の想いを伝える。
間奏中にはいちばん安堵したであろう岡村隆史が「ジャンプ!ジャンプ!」と観客を煽りながら笑顔で飛び跳ねる。無事に歌い終えた岡村隆史は「イントロが長いから緊張するんだよ」と第一声を発したあと、井口理(King Gnu)からのアドバイス通りに“鼻にわさびが挟まっているように”歌ったらなんとか歌いきることができたことを観客に伝えた。スカパラは昨年5月にNHK「シブヤノオト」とオールナイトニッポンがコラボした番組がきっかけとなって、今年の「歌謡祭」に初出演することとなったが、何か一緒に出来たらと思っていたなかで、岡村隆史がサックスを吹いてくれたことが嬉しかったと、谷中も感謝の想いを伝える。
一夜限りの夢のコラボ“オカパラ”は笑いと感動を伝えて瞬く間に終わりを迎えてしまったが、最後に岡村隆史の凄さを記しておきたい。9月5日の深夜に谷中がオールナイトニッポンにゲスト出演した際も、生放送がはじまるまでの間、谷中とともにサックスの練習を懸命に行っていた岡村隆史。さらに、練習の成果を見せるためにスカパラのもとへ練習動画が届くたびに、スカパラメンバーがビックリするほどサックスのスキルがアップデートされていたという。谷中も自身のツイッターで「2ヶ月間毎日練習したアルトサックスを披露してくれた岡村さん、いいトコまで来てた。オールナイトニッポンのテーマ曲は完璧だったしね!諦めずにまた一緒にやろうね」とツイートしている。
セットリスト
01. Glorious
02. Paradise Has No Border feat.岡村隆史
03. Bittersweet Samba feat.岡村隆史
04. パンドラタイムス
05. めくれたオレンジfeat.岡村隆史
セットリスト
01. Glorious
02. Paradise Has No Border feat.岡村隆史
03. Bittersweet Samba feat.岡村隆史
04. パンドラタイムス
05. めくれたオレンジfeat.岡村隆史
関連リンク
関連ニュース