REPORT / Mega Shinnosuke 『HONNE』
先行試聴会&トーク・イベント 「自
分の素直な気持ちを言葉に」――新世
代アーティスト・Mega Shinnosukeの
"本音"が詰められた新作EP先行試聴会
&トーク・イベントをレポート!
高校二年生の秋頃より福岡を拠点に音楽活動を始動させたMega Shinnosuke。昨年11月には初のソロ作品『momo』収録曲がSpotifyの各種プレイリストにピックアップされるなど大きく注目を集め、続いて年始にはSpotifyの“Early Noise 2019”にも選出。今年注目のニューカマーとして一躍その知名度を広げることとなった。
そんなMega Shinnosukeが5月9日(木)にSpincoaster Music Barにて、18歳のMega Shinnosukeが“今やりたいことを詰め込んだ”という新作『HONNE』の先行試聴会&トーク・イベントが開催された。この日の進行を務めたのは“音楽コンシュルジュ”のふくりゅう氏。終始アットホームな雰囲気の中、ふくりゅう氏と冒頭から“お話し好き”を宣言したMega Shinnosukeによる軽快なトークが展開された。
本レポートでは第一部のトークを中心に、二部の内容も加えてお届けする。
Text by Nojima
EPが完成した今の気分を尋ねたところ、「卒業式の前日にレコーディングをして、卒業式はほとんど寝ずに参加した」「とても慌ただしい中で作ったので、前半の記憶が後半にはないくらいで。改めて聴いてちゃんと出来ててよかった」と、安堵の笑みを浮かべていたのが印象的であった。さらに、中盤からはEPの楽曲を1曲ずつ聴きながら進行していく。
1. 桃源郷とタクシー
2. O.W.A.
3. 憂鬱なラブソング
さらに「シティ・ポップの文脈で語られることが多いが、結構邦楽ロックから影響を受けた人間でもあることを知ってほしい。こういう歌詞は邦楽ロックを通った人じゃないと中々書かないと思う」とも。
4. 狭い宇宙、広いこの星
音楽以外の話になると「読書をしない、映画も観ない、コーヒーも飲まない。もちろん未成年なのでお酒もタバコもできない。ミュージシャン的な側面やインプットが全くない」という。最近の趣味はもっぱらファッション。原宿には通いすぎて、「原宿にもう良い服はない」と断言するほど。
5. 本音
EPの試聴後には来場者からの質問コーナーも設けられ、和やかで笑いの耐えない1時間となった。最後に今後の展望をふくりゅう氏が伺うと、「素直に健康に生きること。それが音楽とクリエイティブに繋がる」との言葉でイベントを締め括った。
既成概念や“あるべき論”を物ともせず、自らの意思を明確な言葉として発していく姿には、「これが新しい世代のアーティストのあり方なのかもしれない」ということを強く実感させられた。彼の発言やクリエイティブの裏には、新しい時代や世代を理解するヒントが潜んでいるような気がしてならない。音楽業界のみならず、今大いに注目すべきクリエイターのひとりであることは間違いないだろう。
【リリース情報】
Mega Shinnosuke『HONNE』
Label:Mega Shinnosuke
Price:¥1,204(Tax out)
Cat.No:MGSN-1001
Tracklist:
01. 桃源郷とタクシー
02. O.W.A.
03. 憂鬱なラブソング
04. 狭い宇宙、広いこの星
05. 本音
■Mega Shinnosuke: Twitter (https://twitter.com/megashinnosuke8) / Instagram(https://instagram.com/megashinnosuke?utm_source=ig_profile_share&igshid=1qkautbgc3y3e)
関連ニュース
Spincoaster
『心が震える音楽との出逢いを』独自に厳選した国内外の新鋭MUSICを紹介。音楽ニュース、ここでしか読めないミュージシャンの音楽的ルーツやインタビュー、イベントのレポートも掲載。