ノゾエ征爾上演台本、白井晃演出 舞
台『恐るべき子供たち』南沢奈央、柾
木玲弥、松岡広大、馬場ふみから全キ
ャスト決定 

KAAT神奈川芸術劇場芸術監督白井晃演出で、『春のめざめ』に続いて思春期の“生”と“性”をテーマに描く翻訳劇の連続上演となる、舞台『恐るべき子供たち』の全キャストが決定した。本公演は2019年5月18日(土)~6月2日(日)KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて上演される。
外界を知らずに成長し、弟との“王国”を守ろうとし続ける美しい姉・エリザベート役には南沢奈央。姉と共に幼稚で享楽的な価値観のまま成長していく弟のポールに、幅広い役柄を演じてカメレオン俳優とも呼ばれる柾木玲弥。物語の語り部的役割を担うポールの友人・ジェラール役で、今回初のストレートプレイ出演となる松岡広大。そして、新たに、柾木演じる弟のポールが密かに思いを寄せる、姉・エリザベートの友人・アガート役に、ドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」の新人看護師役で注目を集めた馬場ふみかが出演する。馬場は本作で男と女の二役を演じる分ける。
また、子供たちを時に見守り、時に抑圧する”大人達”には、デシルバ安奈、斉藤悠、内田淳子、真那胡敬二ら実力派俳優陣の出演が決定。白井とともに、ジャン・コクトーの名作小説の舞台化に挑む。
『恐るべき子供たち』あらすじ
美しくも残忍で傲慢な姉エリザベートと、青白い肌の美しい弟ポール。二人の母は病身でわがまま、父は姿を消している。ある日、ポールの学校で同級生たちが雪合戦をしていると、ポールが憧れるダルジュロスという男子生徒の投げた雪の玉がポールに命中。ポールは雪を赤く染めて倒れてしまう。ポールの友人・ジェラールはダルジュロスの投げた雪の玉に石が入っていたと主張するが、ポールは投げたダルジュロスをかばう。その怪我が原因で、ポールは学校に通うことが出来なくなり、家で自由気ままな日々を送るようになる。
やがて、病気の母が亡くなり、母の介護をしてきたエリザベートはモデルとして働き始め、そこで知り合ったアガートという娘を時折家に呼ぶようになる。彼女はポールが憧れていたダルジェロスにそっくりだった。密かにアガートに思いを募らせるポールだったが、姉に悟られたくないポールは、あえて彼女を邪険に扱う。やがて、婚約者に死なれたエリザベートが夫の莫大な遺産を継ぐと、エリザベート、ポール、ジェラール、アガートの4人の奇妙な生活が始まる。

■白井晃(演出)コメント
芸術監督就任後から取り組んでいる近現代戯曲シリーズとしては初めての再演となる「春のめざめ」と、同じように思春期の生と性をテーマにした最新作「恐るべき子供たち」を連続で上演させていただきます。「春のめざめ」はキャストが新しく加わったことで、またいろいろな新しいアイデアも出てくると思いますし、「恐るべき~」は姉弟の愛憎というか、愛情があるがゆえに関係が歪んでいく話で、南沢奈央さん、柾木玲弥さん、松岡広大さん、馬場ふみかさんといったキャストでお届けします。また今回「恐るべき子供たち」の上演台本をノゾエ征爾さんにお願いしましたが、ノゾエさんは必ず台本に演劇的な仕掛けを入れて来られるので、コクトーのこの著名な小説が、演劇ならではの表現でどのように上演できるか楽しみにしています。

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