福士誠治×濱田貴司 バンド「MISSIO
N」インタビュー公開

俳優・福士誠治と作曲家・濱田貴司からなるバンド・MISSION。このたび、2月17日(日)渋谷STAR LOUNGEにて1stミニアルバム「ONE-NESS」リリースライブを開催する。
これを記念し、福士がミュージシャンの活動に挑戦したきっかけ、濱田が作曲家としてMISSIONに込める想い、今後の活動などについて語った特別インタビューを公開!
――役者になったきっかけは?
福士:芸能界にどんな仕事があるのかわからず漠然と雑誌のオーディションに応募しました。初めて演じた役の放送を観た時、あまりにも芝居が酷すぎて愕然とし、“これは突き詰めないと”と思ったことが役者になったきっかけかもしれません。
――ミュージシャンとしての活動に挑戦したきっかけは?
福士:濱田さんとの出会いだと思います。
――今後やってみたい仕事はありますか?
福士:正直色々なことに挑戦していきたい。理由としてはまだ自分の知らない表現がたくさんあると思っているから! 今は音楽が目の前にあるのでそれです。
――役者としての自分とミュージシャンとしての自分の違いはありますか?
福士:少しあると思います。決められた台詞(歌詞)で、その物語の中の一人として存在する反面、今まで生きていた自分が出てしまうような気がするのがミュージシャン!
――福士さんにとって音楽とは?
福士:なんでしょうか。僕にとってもまだ見ぬ未知の世界なのでこれから開拓していきたい世界ではありますが、自分を解放出来たらいいなとは思っております!
――音楽を仕事にしたきっかけは?
濱田:十代後半のことですが…電車に乗りながら窓の外を見てて、気になる一軒の家があったんです。
そのとき、もし音楽を仕事にできれば、今は誰が住んでいるのかもわからないあの家で、自分の曲が流れるかもしれないんだな…なんて想像したら。
――様々な音楽を手がけている濱田さんですが、MISSIONとしての楽曲制作において、特に意識していることは何ですか?
濱田:男らしいってことです。福士誠治の男らしさに惚れているし、僕自身、それ(男性的な音楽)を表現してこなかったんで、だからやってみたかったんです。
――濱田さんにとって音楽とは?
濱田:自分以外の誰かに気持ちを伝えるための道具です。あるいは自分の気持ちを確認するための。
――MISSION結成のきっかけを教えてください。
濱田:演劇ユニット「乱」(大竹浩一、斎藤工、波岡一喜、福士誠治)の音楽を担わせてもらったことで福士くんと出会いました。それからいろんな機会で、福士誠治くんのことを知るほど、彼の持つ様々な魅力を全て組み合わせていけば、唯一無二の強力なシンガーが僕の中に見えてきて。だから歌をやろうって本気で誘ったのは僕だと思います。その前に、やりたいって聞いたような気もするし。そのあたりのタイミングは、ちょっと微妙なのですが。
――MISSIONの音楽性について、目指しているものを教えてください。
福士:僕なりにですがこの年齢になってからのバンド活動ということもあり、ある意味少し乱暴に自由に発信していけたらいいなと思います。歌の世界を少し強引に届けていきたいです。
濱田:今のところ目指しているものというのはないのですが、湧き出てくるものを余計なもので汚さずに、そのまま表現するようにしています。湧き出てこなくなったら、考えます。
――ズバリMISSIONの魅力は何だと思いますか?
福士:濱田さんと僕が違うジャンルの世界で表現していることで化学反応がおこり、面白い二人が魅力になればいいと思っております。
濱田:福士誠治は俳優として一流だと、そして僕も映画やドラマの音楽作家としてそれなりのことをやってきて。でも、僕ら二人の血の根底には“歌”があった。それを思い出させてくれた感じは、お互いにあると思うんです。そういう場所から生まれる作品やライブは、やっぱり特別なものになるはずですよね。この二人だからできるものを見せられると思います。今僕らは、思いも武器も、かなりたくさん携えてますから。
――MISSIONとしての夢や目標を教えてください。
福士:まずはライブを定期的に出来るようにしたい。そして大きい箱で自分たちの考える演出や表現もして行きたいです。
濱田:大きな会場には辿り着きたいです。そういう場所でしかできない演出をやってみたいから。それこそ、僕らにしかできない世界を完全に表現するために。
――今年の目標を教えてください。
福士:まずMISSIONという存在を知ってもらうこと。当たり前だけれどそれが一番だと思います。
濱田:まずは最初のライブを。そして次のライブも年内には。
――新曲「Black」にかける想いを教えてください。
福士:濱田さんも言われておりますが不良的な要素が込められていますので、お客さんと共に、はしゃぎたいですね。
濱田:福士誠治の“悪(ワル)”を表現してみたくて。
――新曲「Black」のレコーディングや制作において、難しかったことや印象深いエピソードはありますか?
福士:ライブを意識した曲なので、レコーディングでもお客さんとのやりとりも意識して歌えたらまたより良い世界が生まれると思っております。
濱田:レコーディングはこれからなのですが、とにかくライブでみんなで楽しむために作ったんで、レコーディングでも楽しく録りたいです…が、早口のところを、どうやって…うーん。。。福士くんなら、ま、大丈夫か!!
――デビューライブにかける想いを教えてください。
福士:楽しみが先行しております。自分でもどうなるのかどんな景色が見られるのかを今は楽しみにしております。
濱田:すごいことにしたいし、すごいことにしなくちゃいけないし、すごいことになります。関わってくれるすべての人にとって、新しい扉を開ける瞬間にします。
――1stミニアルバム「ONE-NESS」にかける想いを教えてください。
福士:とても光栄に思います。普段役者として舞台をやっているときはやはり生で作品を観てもらうことが一番だと感じています。なのでCDという残る作品作りがとても嬉しく、たくさんの想いをこめて作りましたのでその想いが届いて欲しいです。
濱田:「人として、時として、花として」「大停電の夜」「ゴースト」は、MISSIONを結成する前に、福士誠治くんと、こっそり作り溜めておいた作品なんです。だから、ちゃんと発表できてよかった…という思いと。「二律背反」で、MISSIONが見えて、曲を聞いてもらえればわかってもらえると思うのですが、もう、そう簡単に止まれないぞこれは、と。
――新曲「Black」と1stミニアルバム「ONE-NESS」の聴いて欲しいところを教えてください。
福士:全てと言いたい。音楽は聞く時の自分の気持ちにも左右されると思うので色々な状況でMISSIONの音楽を聴いてもらいたいです。少しでもどなたかの琴線に触れますように。
濱田:福士誠治の歌のうまさ。あと意外にさらっとスーパーテクを駆使しまくってるサウンド。
――最後にファンや読者へ向けて一言!
福士:これからMISSIONというバンドがどんな世界を広げられるのか、どんな未来へ向かうのか、一緒に突き進んで欲しいです!ついて来てください!
濱田:いい大人二人がバンドなんてバカを、大真面目に始めるってことに、何か貴方自身にとって希望のようなものを感じてもらえたら本当に嬉しいです。

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