最古のクラシック・レーベル「ドイツ
・グラモフォン」創立120周年記念イ
ベントに、漫画家の松本零士が登壇

2018年に創立120周年を迎えた、老舗クラシック・レーベル「ドイツ・グラモフォン」。設立日からちょうど120年目となる12月6日(木)に渋谷にあるトランクホテルで、クラシック音楽に造詣の深い漫画家の松本零士をゲストにトーク・イベントが開催された。
会場となったトランクホテルの4階にあるチャペルには、抽選に当選した熱狂的な松本零士ファンやクラシック音楽ファンなど約70名が駆けつけた。トーク・イベントは18時30分に開演。冒頭には、松本も過去に執筆していて、今年で創刊50周年を迎えた小学館ビッグコミックのキャラクター「なまずくん」が急遽お祝いに駆けつけ、続いて登場した松本と笑顔で挨拶をかわした。
松本零士 (c)Ryota Mori
その後、松本はクラシック音楽との出逢いや想いなどを約30分にわたって語った。「自分がクラシック音楽を好きでたくさん聴いてきたお陰で、自分の漫画を映画にする時に役立った」。そして「作曲家は偉大だ! 自分の作品のBGMを依頼した時に、何の曲の何楽章みたいに、と伝えるだけで見事にその心情を表してくれる」と語り、最後に「皆さまも、クラシック音楽を聴く時に、頭の中で風景を思い描くと、音楽というものをより楽しめます」とメッセージを送り、会場をあとにした。
松本のトークのあとには、現在「桐朋学園大学附属子供のための音楽教室」に通う小学5年生の伊藤素子氏のヴァイオリン演奏による、J.S.バッハ作曲「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番~第3曲Andante」と「第3番~第3曲Largo」が披露され、イベントは盛況のうちに幕を閉じた。
伊藤素子 (c)Ryota Mori
さらにトランクホテル1階の「ラウンジ」では、今年ドイツ・グラモフォンの名録音を大胆にミックスしたアルバム「Millennials -We Will Classic You-」を発売し、話題となったミレニアル世代のクラシカルDJ=Aoi Mizunoのパフォーマンスが並行して行われた。
12月5日には、ユニバーサル ミュージックより「松本零士セレクション/カラヤン ベスト・オブ・ベスト」(CD)、小学館より「松本零士 不滅のアレグレット〈完全版〉」(書籍)が発売されている。

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