アンリアレイジ、東京で4年ぶりのシ
ョー開催 - 全ての服は光と闇の中に
、これまでのアーカイブが登場

アンリアレイジ(ANREALAGE)は、ブランド立ち上げ15周年の節目となるコレクションを、Amazon Fashion 東京撮影スタジオにて2019年10月19日(金)に発表した。東京でショーを開催するのは4年ぶりのこととなる。
東京のために開催された、コレクションのタイトルは「A LIGHT UN LIGHT COLLECTION」。ファッションにテクノロジーを連携させて、「光の中に潜んでいる闇、闇の中に射す光」を浮き彫りにする。アンリアレイジがパリに進出した2015年春夏コレクション以降、コレクションの音楽を担当しているサカナクションの山口一郎率いるNFが音楽を担当し、ライゾマティクスリサーチが演出を手掛けた。
会場内にまず最初に起こったアクションは、エモーショナルなピアノの旋律。会場の集中力が一気に高まった。暗転するとともに、抒情的な音楽から重低音に切り替わり、会場に設置された巨大なスクリーンにレーザーが投影され、音と連動しながら光が「A LIGHT UN LIGHT」の文字を描き出した。
最初に登場したのは、2019年春夏コレクションの、“クリア”なパーツをあしらったドレス。太陽に当たると黒くなり蛍光灯の下では透明になるスパンコールやスタッズ、パールを幾何学的かつ繊細に散りばめている。モデルが歩を進める度に、“クリア”パーツがじゃらじゃらと音をたてながら揺れ動く。
間を開けてランウェイに現れたモデル達が、スクリーンを背にして静止すると会場内が暗転。グラフィックが映し出された。目がくらむ程の光がモデルに向けて照射されると、モデルが立ち去った後もその影が残っている。
光と残像、映し出される映像の反復によって、果たして目の錯覚で影が見えているのか、それともそこには本当に影が映し出されているのかの判別がつかなくなってくる。また、光によって服の色が変わっているのか、服そのものの色彩はどういう色だったのかもだんだん曖昧になってくる。
その後、アーカイブのルックに身を包んだモデルが次々に登場。2017年秋冬コレクションの「Roll」をテーマにした、構築的なドレスや、2015-16年秋冬コレクションの、顔まで前進を真っ黒にし、中心に光を当てたようなデザインのジャケット、2016年春夏コレクションの万華鏡のような模様を描きながら光を放つドレス……。
最終的にはこれまでのシーズンのウェアを着たモデルが勢揃い。スクリーンには歩んできた軌跡を記すかのように、年数がレーザーによって描かれ、15年目の節目ならではのメモリアルなエンディングを迎えた。

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