KOJOEがAWAでプレイリスト『この夏聴
いた曲』を公開 新作『2nd Childho
od』を紐解くインタビューも

KOJOEがAWAでプレイリスト『この夏聴いた曲』を公開した。

――今回、KOJOEさんは「6秒ルール feat. 5lack」、「WARnin’ feat. 仙人掌 & RUDEBWOY FACE」、「Church」の3曲でがっつりビートメイカーとして参加されてますよね。

KOJOE

:5lackとは、6年前とかに会ってて、それからの付き合いっすね。そのときからフィーチャリングで誘ってくれてて。関係が密になったのは、ここ4、5年かな。「6秒ルール」はチャラいやつね(笑)。夏の終わりに夏みたいな。作ってて気持ち良かった。5lackのバースが超良いし。仙人掌は前作『here』でやりたかったんですけど、ここでやるのはもったいないって思ったんですよ。仙人掌カードは取っときたかった。過去に仙人掌との曲をやるはずだったんですけど、タイミングじゃないなって思って、お蔵入りになったこととかはありますね。おれ、日本に帰ってきたら、ミックステープやアルバムを毎年出してて。アルバムに15曲入ってるとしたら、それに対して40曲くらい作ってあるんですよ。アルバム以上の曲が毎年できてるけど、タイミングとかで全部は出せなくて。作った年に出さないと、出す気がなくなっちゃうっていうのもありますね。今回の曲は RUDEBWOY(RUDEBWOY FACE)にも入ってもらって。RUDEBWOYとは「BoSS RuN DeM」のリミックスをやってからの付き合いですね。仙人掌とRUDEBWOYはありそうでなかったから、一緒にしたかった。ゴリゴリのNYっぽいヒップホップでダーティーなやつって今までないと思ったんです。ブーンバップだけど古くない感じ。「Church」はめっちゃ頑張りました。ヤオヤ(Roland TR-808)の鳴らし方をギリギリのとこまで、バインバインに鳴らせて、トラップソウル的な感じにしました。リズムはブレイクビーツなんですけど、だいたいトラップが似合う音っていうかリズムで使う、スネアだったりドラムだったりとか。みんなやってるようでやってない。古いブレイクビーツで、トラップのリズムを刻んだりとか。それがうまくいった感じですね。

――前作『here』をリリースしてから、ライブでの客層とか変わったりしました?

KOJOE

:今回のは7枚目とかなんですけど、たまに『here』が1stアルバムで、『2nd Childhood』を2ndアルバムって言われることがあるんですよ。もうかなりのベテランなのに、この新人感(笑)。けど、リセットされてるのは珍しいですよね。客層はOliveくんとAaron(Aaron Choulai)のプロジェクトやってるときとは違いますよね。そのときからフォローしてくれてるお客さんはもちろん来てくれるんだけど、年齢層がぐんと『here』で若くなった感じがします。人間のイメージや、受け取り側のイメージで簡単に変わるってわけじゃないけど、作品1枚やMVですごい変わるんだなって。すげえ、おもしれえなって思いますね。
Text & Photo by Toru Miyamoto

■KOJOE: Twitter(https://twitter.com/iamkojoe) / Instagram(https://www.instagram.com/iamkojoe/)

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