サンライズ音楽出版が新レーベル「S
UNRISE Music Label」設立、この秋か
ら新事業を稼働
バンダイナムコグループのサンライズ音楽出版は、10月2日に新レーベル「SUNRISE Music Label」を設立し、アーティストプロデュース、レコードの商品企画などの新規事業を2018年秋から開始すると発表した。
サンライズ音楽出版は、アニメーションを中心としたIPを創出するサンライズおよびバンダイナムコピクチャーズ、両社の映像作品に関係する音楽制作と著作権・原盤の管理を主な事業としており、これまでも自社レーベルで音楽プロデュースや商品企画を展開してきた。
しかし近年の音楽市場の著しい変化、音楽の聴き方や楽しみ方の細分化・複雑化を踏まえ、より柔軟なアニメ音楽の企画プロデュースの実現を図るため、新レーベル「SUNRISE Music Label」の設立に至ったという。
「SUNRISE Music Label」としての取り組みは、2018年秋、以下の2事業を皮切りに本格始動する。
■新規事業【1】アニメ 『
DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』 OP主題歌「ステレオとモノローグ」 制作・プロデュース・発売元 新アーティスト「霧雨アンダーテイカー」の 企画・プロデュース
2018年9月30日(日)22時30分より放送・配信開始した、サンライズ企画・制作の新作オリジナルアニメ『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』のオープニング主題歌「ステレオとモノローグ」は、作品の世界観や登場キャラクターをイメージして制作した、書き下ろし楽曲。
アーティスト「霧雨アンダーテイカー」は、作品の舞台となっている都市国家リスヴァレッタの出身という設定。より作品と近いキャラクターを作り、音楽のプロモーション展開と作品とを連動させる意図で誕生した5人組バンドだ。 実際にミュージックビデオではメンバーの背景にアニメと共通の景色や建物が登場し、架空都市リスヴァレッタの街でパフォーマンスする光景を見ることができる。
霧雨アンダーテイカー
バンドで作詞・作曲・編曲すべてを担う「霧雨アンダーテイカー」は、「ステレオとモノローグ」のほかに登場キャラクターをイメージしたカップリング曲も制作、2018年12月5日発売の1stシングルに収録される。実力のあるアーティストと作品の世界観とを融合させ、楽曲制作とプロデュースを実施していくという。
■新規事業【2】アニメ 『アイカツ!』 のピクチャーレコード 「カレンダーガール」 企画・制作・発売元
アニメ 『アイカツ!』 アナログピクチャーレコード
『アイカツ!』は、テレビアニメやデータカードダスをはじめとしたクロスメディア展開を行っている『アイカツ!シリーズ』の第1作目にあたり、2012年10月~2016年3月にテレビ放送されたアニメ作品。そのTVアニメ『アイカツ!』の第1話~第25話のエンディングテーマだった『カレンダーガール』の印象的なエンディングアニメーションの世界観を両面に表現したアナログ盤が企画・販売される。アナログ盤は盤面にイラストのあるピクチャーレコード仕様となっている。
商品は完全受注生産での限定販売で、特設直販サイトを中心に、一部レコード店での販売も予定している。
現時点で発表されている事業は以上になるが、この先、さらに自社コンテンツを活用し、展開していく企画が実現するはず。この先も注目したいレーベルだ。