【イベントレポ】超特急、炎天下の『
a-nation2018』でスタジアムを席巻!

17回目を迎えた今年、東京に加えて長崎・大阪と規模を拡大して開催された夏のビッグフェス『a-nation 2018』。8月25・26日の2日間にわたり行われたファイナル・東京公演の初日に、6人組ダンス&ボーカルグループ・超特急が登場した。この日は35度を超える猛暑ということで、味の素スタジアムに集まった人々も汗だく。そんなオーディエンスに笑顔溢れるライヴで想いの丈を届け、青空よりも晴れやかなバイブスで会場を揺らした。
『a-nation』には3年連続の出演となる超特急。例年にも増して全国のフェスに精力的に参加してきた今夏は、長崎・大阪で行われた『a-nation』にも参戦して、汗ほとばしる熱いステージで各会場を席巻してきた。そんな彼らの8月を締め括るステージは、長崎・大阪でも披露された「SAY NO」でスタート。カイのプロデュースによる花をあしらったカラフルなジャケットを身にまとって登場すると、「超特急のことを知っている方も知らない方々も、最後まで僕たちと楽しんでほしい。『a-nation』行くぜ!」というユースケの号令からキメ顔と変顔、躍動的なアクションとコミカルな振りつけがゴチャ混ぜな超特急らしい幕開けで、場内のオーディエンスに強烈なインパクトを刻みつける。
そのまま8月8日にリリースし、オリコンウィークリーチャートで3位を獲得した最新シングル「Jesus」へ。ドラマ『ヒモメン』(テレビ朝日系)の主題歌に相応しく、気だるげなラップセクションからヴィーナスポーズでキュートに飛び跳ねるサビへと、タカシの歌声もパフォーマンスも目まぐるしく移り変わるナンバーは、野外で聴くと実に開放的。心地良い風に吹かれて、ペンライトが振り上がる客席にも笑顔が広がっていく。
「僕たち超特急のライヴは会場のみなさんで作り上げるライヴです。つまり、みなさんが主役。みなさんと最高の時間を創り上げていきたいので、一緒に声出してください!」というカイのMCのあとは、アグレッション極まる怒涛の展開に。シンプルなバッテンダンスで場内をひとつにした「Burn!」では、6人がステージいっぱいに広がってジャンプを繰り出し、ユースケは「後ろ、後ろ!」と容赦なく煽って、オーディエンスの汗を振り絞る。さらに間髪入れずに続けた「超えてアバンチュール」では、「まだまだ行くぜ」と気合を入れたリョウガの渾身の変顔が巨大モニターいっぱいに。観客を笑わせながらも一瞬も休むことなく踊り続け、ヘッドバンギングに全員での雄叫びと、消費カロリー半端ないパフォーマンスの凄まじさには、ただただ圧倒されるばかりだ。
最後にセンターステージに集まり、「僕たちの動きを真似してください!」と腕を振るユーキの振り指南から贈られたのは「fanfare」。オーディエンスが鳴らすクラップの中、多幸感溢れる爽やかなナンバーで弾ける6人の笑顔と太陽光線のコラボレーションは眩しいばかり。加えて「ここで思い出作りをしたいと思います!」(ユーキ)と、写真好きのタクヤが自撮り棒を使って客席をバックに動画撮影してみせた。この映像はTikTokの超特急公式アカウントで公開されるとのことなので、ぜひともチェックしてみてほしい。
9月以降も各地のイベントに参加し、年末には自身最大規模のアリーナツアー『GOLDEN EPOCH』を控える彼ら。2018年の目標として掲げていた12月7日のさいたまスーパーアリーナに向けて、超特急の加速は続く。
写真/米山三郎、深野輝美 文/清水素子

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