8月8日@東京国際フォーラム ホールA

8月8日@東京国際フォーラム ホールA

超特急、
スペシャルアクトにDAIGO、
PUFFY、コロッケを迎えた
『”超”超フェス』が大盛況

8月8日@東京国際フォーラム ホールA(コロッケ × 超特急)

8月8日@東京国際フォーラム ホールA(コロッケ × 超特急)

続く第二のスペシャルアクトはコロッケ。今回の『“超”超フェス』出演陣の中でも、一体どんなステージを見せてくれるのか最も想像がつかなかったゲストだが、さすがエンターテイメント界の重鎮。想定外かつ『“超”超フェス』らしいパフォーマンスで、オーディエンスの度肝を抜いてくれた。デジタリックなSEから6人のダンサーをバックに、まずは三代目J SOUL BROTHERS、BIGBANG、EXILEと著名ダンスグループのモノマネを、ラメジャケットとカツラを巧みに取り替えながら披露。モノマネのスキル、そこに挟み込まれる爆笑必至の小ネタのみならず、響き渡る美声にも“見事”と唸るほかない。

また、超特急の6人にドナルドダックやヘリコプターのモノマネを伝授したMCでは、なんとタカシの意外な才能が開花。コロッケと共にドナルドダック同士の会話で、場内を大いに湧かせてくれた。さらに十八番である“五木ロボット”では、五木ひろしの「契り」に機械音とロボットモーションを挿し込み、表情筋と関節を自由自在に操る離れ業で、会場を大爆笑の渦に! 

アンコールには北島三郎の「祭」をダンスバージョンで贈り、超特急をバックダンサーに従えて“これが超特急祭だよ~!”とブチ上げる。超特急の個性や“夏祭り”というイベントのモチーフをしっかりと押さえた選曲。そして長年のキャリアで積み上げてきた観る者のツボを突くパフォーマンスで、その場にいる全ての人々を笑いで癒してくれたのは、さすがである。
8月8日@東京国際フォーラム ホールA(PUFFY × 超特急)

8月8日@東京国際フォーラム ホールA(PUFFY × 超特急)

そんな会場の空気を、どんなアーティストとも被らない唯一無二の個性により、さらに盛り上げてくれたのがPUFFYだ。黒のつなぎにブルーのキャップを身に着け、高速リリックとキュートなユニゾンで圧倒する「パフィピポ山」でキッチュな持ち味を全開にすると、客席から“可愛い!”の声が。そして彼女らの名を一躍世に知らしめたデビュー曲「アジアの純真」へと続き、ナンセンスな歌詞とユルい振りつけが織りなす摩訶不思議な空気で、場内をPUFFY色に染め替える。

超特急との共演は初めてということで、MCでは“なんで呼んでくれたんだろう? 聞きにくいから、こっそり聞いてもらっていいですか?”と8号車(超特急ファンの呼称)に呼びかけるシーンも。推しメンカラーのペンライトが振られる客席に、“私の色はごぼう色なんですよ”と由美が話しかけたりと、気さくな人となりも彼女らの魅力に違いない。一

方で愛あるメッセージをストレートに伝える「誰かが」、海の包容力と切なさを表した「海へと」を真摯に歌い上げ、「愛のしるし」のイントロでは、なんとデビュー時の彼女らを模したカーリーヘアのツインテールで超特急メンバーが登場! ユルいリズムで身体を揺らし、ハート型の風船を持ち出して大きなハートを象る6人に、亜美&由美も懸命に笑いを堪えていた。ラストの「渚にまつわるエトセトラ」ではソウルなビートにオーディエンスもヒートアップして、サビでは《カニ食べ行こう》の大合唱。夏色のヒットチューンが並んだ贅沢なステージは、『“超”超フェス』ならではのものかもしれない。
8月8日@東京国際フォーラム ホールA(超特急)

8月8日@東京国際フォーラム ホールA(超特急)

そして、いよいよ本イベントのホスト・超特急の出番だ。やぐらの紅白幕が開いて6人が颯爽と現れ、ユーキが“二人きりで花火見に行こう”と告げてセクシーに「Kiss Me Baby」を贈るが、その出で立ちはオープニングと同じ甚平姿。普通なら違和感を感じるところ、“浴衣姿可愛いじゃん!”(ユースケ)、“花火よりも君が綺麗だよ”(カイ)など、通常と異なる台詞を入れ込むことで、夏の花火デート気分を味合わせるのがニクい。この夏から披露されている未発表の新曲「Booster」でも、ユーキを皮切りにカイ、リョウガ、タクヤ、ユースケとメインダンサーの5人が順にラップを畳みかけ、さらに挑発的な動きやアクロバットも交えて新境地を提示。超特急というグループの既成概念を打ち破り、さらなる高みへ上らんとする意欲や挑戦心は、昨今の彼らのライブでも際立つ部分だ。

8月8日にリリースとなった15枚目のシングル「Jesus」も、8号車からメンバーコールが自然発生して、新曲とは思えない盛り上がりぶり。頭上に掌を掲げるヴィーナスポーズで飛び跳ねるメンバーに8号車も応えて、客席を揺らしまくる。さらに、タクヤが“それじゃあ次の曲行ってみよう!”と繋げた「超越マイウェイ」も初披露。レトロな楽曲自体には一種の“ダサさ”もありつつ、腹の底まで響くビートとファルセットも交えたタカシのテクニカルな歌唱、そしてメリハリの利いた動きと大人びた表情で、超ド級にクールなムードを醸し出しているのは驚きだ。続く「up to you」でも夏らしい爽快な曲調に、“何気ない日常を過ごせることの幸せ”というメッセージが切なさを醸して、“この1分1秒を楽しんでいきましょう。僕たち超特急も先に進んでいきます。応援してください!”というタカシの言葉を胸に沁み込ませる。これらダンサー陣の掛け声がふんだんに入ったふたつのカップリング曲もまた、6人で一丸となって突き進んでゆくのだという決意の表れに違いない。

そこにエネルギーを注ぐのは、もちろん8号車。特に8月8日は毎年“8号車の日”ということもあって、8号車の気合も満点だ。“最後の曲。「超えてアバンチュール」”とリョウガがタイトルコールすると凄まじい勢いでかけ声が湧き、ユーキは“おい、てめーら! まずは俺たちが手本を見せるから!”とヘドバンを超えたボディバンギングを指南。“まだまだ『“超”超フェス』は終わらない! みんなで叫ぼう!”というユースケのシャウトで始まったアンコールでも、「SAY NO」に「Burn!」と8号車の掛け声が曲の一部となるオーディエンス参加型ナンバーで一体となり、メンバーも二手に分かれてステージを駆け回る。

ここでゲスト陣が呼び込まれ、DAIGOは“まさにKIFです。この夏、一番の、フェス”とべた褒め。カイに“僕らのトイプードルみたいな頭、どうでした?”と尋ねられたPUFFYも、“言ってくれたら私たちもトイプードルで出たのに!”と早くも超特急の面々と打ち解けた様子だ。そのまま、超特急の夏には欠かせないサマーチューン「浮つきWAVES」に雪崩れ込み、全員でタオルを振りたくるが、こんなセッションは恐らく初体験だろうコロッケも満面の笑顔。それぞれにズバ抜けたエンターテイメント力を持つゲスト陣と、超特急が生み出した相乗効果が、8月9日の『“超”超フェス』2日目にどう繋がっていくのか? 心して確かめたい。
photo by 米山三郎、深野輝美、冨田望
text by 清水素子
【セットリスト】
■超特急
1.SAIKOU KOUSHIN
■DAIGO
1.無限∞REBIRTH
2.今夜、ノスタルジアで
3.真夏の残響
~ランドセルの歌
~Beautiful Chaser
4.恋のスーパーエクスプレス
■コロッケ
1.R.Y.U.S.E.I /三代目J Soul Brothers~FANTASTIC BABY/BIG BANG/Choo Choo TRAIN/EXILE
2.ものまね講座
3.アコースティックコーナー
4.祭り/北島三郎
■PUFFY
1.パフィピポ山
2.アジアの純真
3.誰かが
4.海へと
5.愛のしるし
6.渚にまつわるエトセトラ
■超特急
1.Kiss Me Baby
2.Booster
3.Jesus
4.超越マイウェイ
5.up tp you
6.超えてアバンチュール
<ENCORE>
1.SAYNO
2.Burn!
3.浮つきWAVES
シングル「Jesus」2018年8月8日発売
    • 【通常盤】
    • ZXRC-1156/¥1,111+税
    • <収録曲>
    • M-1「Jesus」
    • M-2「up to you」
    • M-3「Fashion」
    •  
    • 【FC盤】
    • ZXRC-1157/¥1,111+税
    • ※FC会員限定販売
    • <収録曲>
    • M-1「Jesus」
    • M-2「up to you」
    • M-3「超越マイウェイ」
    •  
    • 【超超フェス盤】
    • 品番:ZXRC-1158
    • CDのみ価格:¥1,111+税
    • チケットセット価格:¥8,200(税込)
    • ※2018年8月8日・9日『“超”超フェス』@東京国際フォーラム ホールAのチケット(2公演のうち1公演)セットで同時発売
    • <収録曲>
    • M-1「Jesus」
    • M-2「up to you」
    • M-3「SAIKOU KOUSHIN」("超"超フェス・テーマソング)

【ライブ情報】

■HMV presents BULLET TRAIN 6th Anniversary Special『”超”超フェス』
8月09⽇(木) 東京・東京国際フォーラム ホールA
出演:超特急
スペシャルアクト: FLYING KIDS、ベリーグッドマン、DJ和

■『BULLET TRAIN Arena Tour 2018 GOLDEN EPOCH』
12月07日(金) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ
12月26日(水) 大阪・大阪城ホール
12月27日(木) 大阪・大阪城ホール

8月8日@東京国際フォーラム ホールA
8月8日@東京国際フォーラム ホールA(超特急)
8月8日@東京国際フォーラム ホールA(超特急)
8月8日@東京国際フォーラム ホールA(超特急)
8月8日@東京国際フォーラム ホールA(超特急)
8月8日@東京国際フォーラム ホールA(DAIGO)
8月8日@東京国際フォーラム ホールA(DAIGO)
8月8日@東京国際フォーラム ホールA(DAIGO × 超特急)
8月8日@東京国際フォーラム ホールA(DAIGO × 超特急)
8月8日@東京国際フォーラム ホールA(コロッケ)
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8月8日@東京国際フォーラム ホールA(コロッケ × 超特急)
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8月8日@東京国際フォーラム ホールA(PUFFY)
8月8日@東京国際フォーラム ホールA(PUFFY)
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OKMusic編集部

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