TVアニメ『ピアノの森』メインピアニ
スト連続インタビューvol.5~ジュリ
エット・ジュルノー(ソフィ・オルメ
ッソンの演奏を担当)
このアニメに登場するクラシックピアノ曲は、世界で活躍する気鋭のピアニストたちが各キャラクターの役を担いつつ実際の演奏に参加している。阿字野壮介の演奏には反田恭平、雨宮修平には髙木竜馬、パン・ウェイにはニュウニュウ、レフ・シマノフスキにはシモン・ネーリング、そしてソフィ・オルメッソンにはジュリエット・ジュルノーと、それぞれのキャラクターの出身国と雰囲気に合せながら、高い実力と人気を兼ねた若手ピアニストたちが"メインピアニスト"として起用されている。
SPICEでは、この"メインピアニスト"たち5人に焦点をあてたインタビューを連続リレー企画として掲載してきた。最終の第5弾として登場するのは、フランス・ピアニズムの正統を受け継ぎ、国内外の気鋭のトップミュージシャンから共演のオファー殺到中の、次世代の美人ピアニスト、ジュリエット・ジュルノーである。国際コンクールで賞を獲得し、ソリストとしてはもちろん、オペラ制作の現場でも活躍する注目の若手。アニメでは、才色兼備のピアニスト、ソフィ・オルメッソンの演奏を担当する。はじめて訪れる日本で、目を輝かせながらインタビューに応えてくれた。
――今回は「ピアノの森」のためにショパンの作品を録音されましたが、ジュリエットさんにとってショパンとはどのような作曲家ですか?
ジュリエット・ジュルノー Juliette Journaux(ソフィ・オルメッソン):
1996年フランス生まれ。7歳からピアノを始め、ボローニュ・ビランクール音楽院のデイビッド・ソドブレのクラスで研鑽を積んだのち、パリ国立高等音楽・舞踊学校おいてデイプロムを取得。またパリ・ソルボンヌ大学においても音楽学の学位を取得した。パブロカザルスフェステイバルではファインアーツカルテット、上海カルテットのほか、クレア・デザートやイタマール・ゴランやエベーヌ四重奏団のマスタークラスに参加。2016年からフリボリテ パリジェンヌのコレペティートルとして、2017-2018のシーズンではオペラ・ド・ランジス、オペラコミック座やオペラ・ド・リールなどの主要なオペラハウスで様々な作品においてコレペティートルとして参加。2016年、パリ国立高等音楽・舞踊学校のジャン・フレデリック・ヌブジェの伴奏家クラスを満場一致の一位(首席)で卒業。これまでに、13歳で、サルプレイエル主催のショパンの生誕200周年記念コンサートにおいてブリジット・エンゲラーからの招きで演奏14歳の時にはボローニュ・ビランクール音楽院のオーケストラ、ピエール・カルムレの指揮で初めてベートーヴェンのピアノコンチェルトを演奏しており、その5年後にはパリのサンクロワ大聖堂でジャン・バプティスト・二コラの指揮で再びベートーヴェンのピアノ協奏曲を、そしてとヴァレリー・ヴォンバンの指揮でモーツァルトのピアノ協奏曲第20番ニ短調を演奏。1stアルバムでは、サフラン財団とラインゴールド財団から賞を受賞している。
TVアニメ『ピアノの森』ピアニスト連続インタビューvol.1~反田恭平(阿字野壮介の演奏を担当)
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