山陰発のOfficial髭男dismを知らない
なんてありえない!

月9”コンフィデンスマンJP”の主題歌
でメジャーデビュー

「山陰地方」。行政区域で示す場合には鳥取県・島根県を表す。そう、みなさんご存知の通りかなりの田舎。

ご出身の方は実際に体験したことがあるでしょう。自己紹介をするとき絶対、鳥取出身なら「あー砂丘ね」、島根出身なら「出雲大社のとこか」など言われ続けて、「またその説明するのか」と少しめんどくさい気持ちになってしまうこと。
筆者も鳥取県米子市出身だからその気持ちよく分かります…(笑)。だって、本当に何もない…。いや、住みやすいんですよ。素敵な場所なんですよ!筆者は大好きですよ地元!(笑)

しかし、今回紹介する彼らは山陰の暗いイメージを払拭してくれること間違いなし!そうです、そうなんです!愛すべき地元から遂に出ちゃいました、月9の主題歌を担当する若手POPバンドOfficial髭男dism

今回はそんなOfficial髭男dismに焦点を当てて、彼らの魅力に迫りたいと思います。

合わせて、山陰地方もアーティストいっぱいいるんだからね!と山陰出身の筆者が都会の皆さんに訴えかけます!(笑)

Official髭男dismってどんなバンド?

[L→R]Ba/Sax:楢崎誠 Drs:松浦匡希 Vo/Pf:藤原聡 Gt:小笹大輔

Official髭男dismは2012年にVo/Pf:藤原聡・Gt:小笹大輔・Ba/Sax:楢崎誠・Drs:松浦匡希の4人で結成されたピアノPOPバンド。愛称は「ヒゲダン」。バンド名には、髭の似合う歳になっても、誰もがワクワクするような音楽をこのメンバーでずっと続けて行きたいという意思が込められているようです。

山陰地方の大学・高専出身の彼らですが、ボーカルを務めている藤原聡はこのバンドを結成するまではドラムを担当しており、歌うのはヒゲダンからというのだから驚き。たしかに、地元のライブハウスで演奏していたころはドラムを叩いていたわと思い出しました。昔を知る筆者からしたら才能隠してたな、この野郎って感じです。凄すぎる!!

また、現在のキャッチ―なサウンドからは想像できませんが、作詞・作曲もこなす藤原はメタルが好き。ギターを担当する小笹と好きなメタルバンド(Children Of Bodom)が同じということで意気投合し、その後バンドを組むことになるんです。いやいやメタルって今の音楽と対極すぎないとツッコミを入れたくなりますが、この幅広い音楽性が今のOfficial髭男dismを作っているのかもしれませんね!

彼ら魅力紹介の前に!山陰もすごいんだ
ぞ!ってことを知って欲しい!

田舎、田舎と言われがちの山陰地方ですが、意外と出身アーティストはいるんです! 山陰出身の有名アーティストをここでは紹介していきますよ。箸休め的な感じで読んでいってくださいよ!

まず、欠かせないのは、竹内まりや。現在の出雲市出身の彼女。細野晴臣加藤和彦といった有名作家が曲を作り、デビューから現在まで数々の名曲を残している有名アーティストですよね。パートナーの山下達郎とは竹内のアレンジャーとして山下が起用されたことがきっかけで、交際に発展したようです。竹内は山下の音楽に大きなインパクトを受けたと語っており、お互いの音楽に惹かれあって結婚したという素敵なカップルなんですよ。
竹内まりや カムフラージュ

筆者のオススメは「カムフラージュ」。映画モテキで麻生久美子が歌うシーンがあるので知ってる人は多いかも。歌詞が切なくていい。山陰の誇れるアーティストの一人です。

そして次に山陰にはバンドを支えるプレイヤーが多いのも特徴です。
例を挙げると、東京事変のドラマー刄田綴色や東京スカパラダイスオーケストラのギタリスト加藤隆志も山陰地方出身。お二人に言えることはプレイスタイルがカッコいい。有名バンドを支えるプレイヤーが山陰地方から出ているだけで、誇りです。
DEZOLVE Ancient Capital

余談が長く続きましたが、山陰って意外とアーティストいるんです。本当はまだまだご紹介したいのですが、筆者の愛が溢れすぎて長くなりそうなので…(今でも十分長い)。今回はこの辺で!

それでは本題のOfficial髭男dismの魅力についてフォーカスしましょう!

あの蔦屋好位置が惚れたヒゲダンサウン

1st full album エスカパレード

1st フルアルバム発売や月9の主題歌起用、メジャーデビューでノリに乗る彼ら。ネクストブレイク確実の彼らの魅力は一体何なのでしょうか?ここではヒゲダンの楽曲に触れつつ、魅力を解説します。

まず第一にキャッチ―な唯一無二なサウンドが彼らの武器だと筆者は思います。POPなサウンドの中にブラックミュージックのエッセンスも感じられる楽曲は聴いているだけで踊り出したくなるものばかり。Official髭男dismが注目されるきっかけとなった関ジャムでは音楽プロデューサーである蔦屋好位置が大絶賛をしており、彼らのサウンドの凄さが伺えます。
Official髭男dism – Tell Me Baby[Official Live Video]

人気曲である「Tell Me Baby」は「ジャスティン・ビーバーの新曲かと思った」と蔦屋好位置に言わしめた楽曲で、サウンドが海外のアーティストのようで勘違いしてしまったようです。蔦屋は急いでいたのに車を路肩に止めて最後まで聴いてしまったという。それだけ魅力的な楽曲になっています。

また、藤原の書く歌詞は、バンドをやる前の社会人経験が大きく影響しているのかもしれません。ヒゲダンはキャッチ―なサウンドが目立ちますが、歌詞はどこか等身大で20代の弱さだったり夢だったりをうまく表現しており読むだけでその場面を想像できるものばかり。
Official髭男dism – LADY[Official Video]

バラードの「LADY」はそんな等身大な歌詞がちりばめられた名曲です。サビの歌詞の中には

夢みたいだね幼くて意地張って離れたって寂しいのはお互い様 馬鹿みたいだね面倒くさくて世界で一番素敵なLADY

ストレートに伝える歌詞にピアノサウンドがよく合うんですよね。Youtubeのコメント欄にも「泣きました」や「冬に聴きたい」などの賛辞が多く、ファンからも評価される至極のバラードです。

そして、最後に紹介するのはやはりこの曲でしょう。映画化も決まった月9「コンフィデンスマンJP」の主題歌である「ノーダウト」。メジャー進出を決めたといっても過言ではないこの楽曲は今のOfficial髭男dismの魅力がすべて詰まった楽曲になっています。
Official髭男dism – ノーダウト[Official Video]

POPなサウンド、等身大の歌詞がありつつの、中国語(ウォーアイニー)も入れちゃったりしてよりキャッチ―に仕上げた楽曲はドラマの世界観にもピッタリ。もう何も言うことありませんね。これからもっと流行るわ!と断言できちゃいます。

彼らの魅力満載の楽曲を収めたフルアルバム「エスカパレード」も好評発売中なので、ぜひ一度聴いてみてくださいね。


同郷のアーティストであるOfficial髭男dism。メンバーは20代と筆者と年齢が全然変わらないんです。メンバーの各々活躍を地元のライブハウスで見ていた筆者からしたら嬉しい限り。先輩たちの活躍をこれからも目に焼き付けていきたいものです。

メジャー進出してこれからどんどん活動の場を広げるであろう、彼ら。TVやネットでOfficial髭男dismを見かけたときは思い出してほしい。山陰の人ってカッコいい音楽するじゃんって(笑)。まあそれは冗談で、これからもOfficial髭男dismのピアノPOPサウンドに酔いしれていきましょう!


Official髭男dism
公式サイト:https://higedan.com/
Twitter:https://twitter.com/officialhige?ref_src=twsrc%5Etfw/
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UC3vg17IZ1IV73xx069jG44w

山陰発のOfficial髭男dismを知らないなんてありえない!はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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