J. Cole / ATM Spotifyにて新記録を
樹立! 圧倒的な勢いでストリーミン
グ・チャートを制覇した新作より、「
お金」をテーマとしたリード曲
ラップだけでなくプロデュース、ビートメイクも自身で行うマルチ・プレイヤー、J. Coleがニュー・アルバム『KOD』を4月20日(金)にリリースした。
およそ1年半ぶり、通算5作目となる本作は、なんと米Spotifyにて初日のストリーミング数における最大記録を樹立。昨年、Taylor Swiftが打ち立てた記録を大幅に上回る、420万回以上もの再生数を突破したのだというのだから、これは聞き逃すことのできない一大事件だ。
ちなみに、本作のタイトル『KOD』の意味は、「Kids On Drugs、King OverDosed、Kill Our Demons」と3つの言葉から成り立っており、それぞれに対する解釈はリスナーにお任せすると本人が語っている。
不道徳、堕落行為、ドラッグなど、人間のエゴがAddiction(中毒)になり、社会やコミュニティに悪影響を及ぼすのだと、彼なりのコンシャスで熱いメッセージがたっぷりと詰まっている。
なかでも、先日MVが公開された「ATM」は、お金との関係性について彼の視点から綴っている。
「Can’t take it when you die but you can’t live without it(死ぬ時には持っていけないけど、お金なしでは生きていけない)」。――大概の問題はお金で解決できるが、お金は人の欲を過剰にさせることもあるという悲しい現実。でも、お金なしでは生きていけない世の中だから、賢く付き合っていくべきだとJ. Coleは我々に語りかける。
お金がテーマだけに、実際のマネー・カウンターのエフェクトを楽曲に導入するなど、彼のユーモア・センスにも注目を。
およそ1年半ぶり、通算5作目となる本作は、なんと米Spotifyにて初日のストリーミング数における最大記録を樹立。昨年、Taylor Swiftが打ち立てた記録を大幅に上回る、420万回以上もの再生数を突破したのだというのだから、これは聞き逃すことのできない一大事件だ。
ちなみに、本作のタイトル『KOD』の意味は、「Kids On Drugs、King OverDosed、Kill Our Demons」と3つの言葉から成り立っており、それぞれに対する解釈はリスナーにお任せすると本人が語っている。
不道徳、堕落行為、ドラッグなど、人間のエゴがAddiction(中毒)になり、社会やコミュニティに悪影響を及ぼすのだと、彼なりのコンシャスで熱いメッセージがたっぷりと詰まっている。
なかでも、先日MVが公開された「ATM」は、お金との関係性について彼の視点から綴っている。
「Can’t take it when you die but you can’t live without it(死ぬ時には持っていけないけど、お金なしでは生きていけない)」。――大概の問題はお金で解決できるが、お金は人の欲を過剰にさせることもあるという悲しい現実。でも、お金なしでは生きていけない世の中だから、賢く付き合っていくべきだとJ. Coleは我々に語りかける。
お金がテーマだけに、実際のマネー・カウンターのエフェクトを楽曲に導入するなど、彼のユーモア・センスにも注目を。
なお、近年のヒップホップ作品では珍しく、本作ではほぼ全ての曲のプロデュースに自身の名がクレジットされており、外部プロデューサーは極少数。2曲でフィーチャリングされているkiLL edwardというラッパーも、どうやらJ. Cole自身の変名のようだ。
この「ATM」の他にも、アンチドラッグ、税金、人の死について、SNS、トラップ〜ヒップホップについてなどなど、現代のアメリカ社会で人々が実際に体験し、様々な意見を持っているであろうシリアスで考えさせられるトピックが満載。そんなリアルなシチュエーションを軸とし、それに対する彼なりの思考を綴った、とてもリリカルで瞑想的な作品となっている。
この「ATM」の他にも、アンチドラッグ、税金、人の死について、SNS、トラップ〜ヒップホップについてなどなど、現代のアメリカ社会で人々が実際に体験し、様々な意見を持っているであろうシリアスで考えさせられるトピックが満載。そんなリアルなシチュエーションを軸とし、それに対する彼なりの思考を綴った、とてもリリカルで瞑想的な作品となっている。
【リリース情報】

J. Cole 『KOD』
Spincoaster
『心が震える音楽との出逢いを』独自に厳選した国内外の新鋭MUSICを紹介。音楽ニュース、ここでしか読めないミュージシャンの音楽的ルーツやインタビュー、イベントのレポートも掲載。