涙なしには観られない 杉江大志主演
・舞台『メサイア ―月詠乃刻―』開
幕ゲネプロレポート

過酷な戦いに身を置く男たちの絆を描いた『メサイア』シリーズの最新作、舞台『メサイア ―月詠乃刻―』が4月14日(土)より始まった。世界規模の軍縮協定により、兵器による戦争がなくなり情報戦が激化した世界に生きるスパイ――通称サクラと呼ばれる男たちは戸籍を抹消され、闇に生きる。
シリーズ初の試みとして、今まで描かれていなかった”卒業生”を主軸としたストーリーで展開される。本作でその卒業生(=サクラ)である加々美いつきを、前作に引き続いて杉江大志が演じている。
舞台『メサイア ―月詠乃刻―』
前作(2017年8月の『メサイア ―悠久乃刻―』)で加々美いつきと有賀涼(井澤勇貴)のふたりがサクラ育成機関(チャーチ)を卒業した後、加々美いつきは任務に当たっていたがナイトメアと呼ばれる男と接触。日本に帰国し、チャーチでサクラ候補生の後輩たちと行動を共にすることとなる。
舞台『メサイア ―月詠乃刻―』

今回出演するサクラ候補生は2組。舞台『メサイア ―暁乃刻―』(2017年2月)、 映画『メサイア外伝 ―極夜― Polar­― night―』(同年6月)の過去2作にも登場した、御池万夜と柚木小太郎だ。サクラ候補生となる前から縁があり、唯一無二のパートナーであるメサイアとなった彼らを長江崚行と山沖勇輝が熱演している。
舞台『メサイア ―月詠乃刻―』
舞台『メサイア ―月詠乃刻―』

舞台『メサイア ―月詠乃刻―』
舞台『メサイア ―月詠乃刻―』
舞台『メサイア ―月詠乃刻―』
元製薬会社の研究員だった小暮洵(橋本真一)とメサイアを組むのは、負傷による5年間の眠りから覚めた雛森千寿(山本一慶)。彼らも自分たちの過去に向き合いながら互いにメサイアとしての絆を深めていく。過去を知り、感情を爆発させた状態で任務を遂行する小暮に対し、雛森はメサイアとして「お前は死なせない」と諭す。
舞台『メサイア ―月詠乃刻―』
舞台『メサイア ―月詠乃刻―』
舞台『メサイア ―月詠乃刻―』
そして物語は中核へ。志倉や一嶋が調査をしていた事件には、新興宗教団体「照る日の杜」が関わっていた。この団体の中でご神体と崇められる穂波葉礼(石渡真修)や穂波の側近の園之人(村上幸平)、信者の及川昴流(三原大樹)ら三者三様の思いに事件はさらに深みを増していく。
舞台『メサイア ―月詠乃刻―』
舞台『メサイア ―月詠乃刻―』
舞台『メサイア ―月詠乃刻―』
早いテンポで勢いがあるアクションシーンと、重厚に絡み合って見ごたえあるストーリー。クライマックスには彼らの絆と運命に涙なくして観ることができないだろう。キャストの熱演、音楽、照明、全てを身体で感じてメサイアの世界に浸ってほしい。この事件の黒幕とは。いつきに接触した正体不明のナイトメアとは。

舞台『メサイア ―月詠乃刻―』
舞台『メサイア ―月詠乃刻―』
舞台『メサイア ―月詠乃刻―』
舞台『メサイア ―月詠乃刻―』
そしてクライマックスのその後、加々美いつきの身に待ち受ける未来にも注目したい。気になる続きのストーリーは、2018年秋公開決定の映画『メサイア ―幻夜乃刻―』(主演・杉江大志)で明かされる。

舞台『メサイア ―月詠乃刻―』
(C)MESSIAH PROJECT
️(C)2018舞台メサイア月詠乃刻製作委員会
取材・文・写真:松本裕美

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