L→R 大森元貴(Vo&Gu)、若井滉斗(Gu)、髙野清宗(Ba)、山中綾華(Dr)、藤澤涼架(Key)

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【Mrs. GREEN APPLE インタビュー】
家族みんなで楽しめる
テーマパークを作ろう!

2018年春、とんでもないアルバムが世に出る。Mrs. GREEN APPLEの3rdアルバム『ENSEMBLE』は大森元貴(Vo&Gu)の巨大な才能を中心に、メンバー全員が驚くべき進化を遂げた大傑作。新たな挑戦と発見の連続だった制作過程を5人の言葉で紐解いてみよう。

“音楽的なアルバムを作ろう!”と
曲もない段階でメンバーに話した

『ENSEMBLE』は傑作だと思います。どんなアルバムを目指して作り始めたんですか?

大森
“音楽的なアルバムを作ろうと思います!”という話を、まだ曲もできていない段階でメンバーに話しました。それには絶対的に技術が必要で、今まで隠しながらやってきた“音楽的コンプレックスを克服してください”という話をメンバーにしつつ、“だから準備をしといてね”という脅しをかけて(笑)。それから1カ月もらって僕が曲制作に入って、4人は別にリハーサルをするという、1対4のスケジュールで動いていました。僕が“音楽的なものにします”と言った意味は、“涼ちゃん(藤澤の愛称)だったらこう弾くよな”みたいなものじゃなくて、そこにとらわれずに曲を書きたかったから。いちクリエイターとして自由に曲を書きたくて、この曲たちができました。

なるほど。

大森
“Mrs. GREEN APPLEが”とか、“ティーンポップが”とか、そういうことにとらわれずに、本当に耳馴染みのいい音楽を作りたかったし、家族で聴けるようなアルバムにしたいと思っていたので。去年の4月からホールツアーをやってみて、お子さん連れとか、お母さんやおばあちゃんと一緒にとか、そういう光景を見れたのが一番刺激になったんですよ。ライヴハウスでやっていた頃から“ホールでやりたい”という話はずっとしていたので、それが去年叶って、もっと多くの人に発信するということがリアリティーを持ってきて、その中で“家族みんなで楽しめるテーマパークを作ろう!”と思って作ったアルバムですね。

その大森元貴からの挑戦状に4人はどう応えたのですか?

若井
今までの活動に対して勢いだけでやっていた部分もあったので、おざなりにしちゃってた部分がたくさんあることは自覚していて。元貴から音楽的なアルバムにしたいと言われた時には、“いよいよか”という想いはありました。でも、制作はとても楽しくて、音楽を掘り下げたことによって気付くことが多かったし、改めて楽器と向き合ったし、ジャンルとも向き合ったし、それがすごく楽しかったです。

綾華さんは“音楽的な”というワードをどう受け止めました?

山中
プレイヤーとしてプレッシャーを感じつつ、わくわく感がありました。今まで自分がやってきた音楽は、わりと狭いほうだったと思うし、“自分がなぜこのビートを叩いているのか?”ということを深くまで掘れてなかったと思うから。

うんうん。

山中
あと、ドラムセットはもともと、大太鼓と小太鼓とシンバルをひとりで演奏できるように作られた楽器だったんだなとか。ひとつひとつの音を出すのはすごく面白いことなんだと思ったし、それが絡まり合ってアンサンブルが生まれるのかなって今さらながら思いました。
髙野
ヒップホップ、R&B、ジャズとか、こういう機会がなければ深堀りすることもなかったと思うし、メンバーの初めて見る面があったりとか、いろんな発見があったと思います。ジャズとかは聴いてはいたんですけど、自分では挑戦してこなかった部分なので、この機会で進化できたのかな。

ジャズっぽい曲調と言うと11曲目の「Coffee」のこと?

髙野
そうですね。「Coffee」ではコントラバスを弾いていて、生音だけの小編成で演奏してるんですけど、一音一音のニュアンスがはっきり聴こえるので、そこにシビアになりつつ、どう心地良く持っていくかを常に考えてました。
山中
ドラムはかなり小ぶりなセットで、スティックも軽くして、小さい音のグルーブでやってました。
大森
結成当初の綾華だったら、ああいうビートは絶対叩けない人だと思ってたのに。「ナニヲナニヲ」みたいなパワフルなドラマーというイメージがあったから(笑)。
山中
ようやくここで女性らしさを出せたかなと思います(笑)。

若井くんが一番印象深い曲は?

若井
「REVERSE」かな。一昨年のツアーからやっている曲で、ファンのみんなから“この曲が好き”という声もいただいていたので、やっと音源にできて嬉しいです。レコーディングも楽しかった。
大森
ライヴで慣れてるからね。
若井
それもありつつ、音源にする以上は新しさを見せたくて。ギターが前面に出てる曲じゃないんですけど、グルーブを支えている立ち位置が新しい感じがして、楽しくレコーディングできました。

元貴くん、みんなちゃんと応えてくれたんじゃないですか?

大森
すごい頑張ってたと思います。4人がミュージシャンとしての在り方を考えたように、改めて僕もクリエイターとしての自分の在り方を考えて、4人はとびきりの素晴らしいミュージシャンでいてくれるのがベストのバランスだと思って、急激なスピードで成長するような課題をあげた感じですね。まさに“精神と時の部屋”だったよね?

『ドラゴンボール』のね。外の1日が中の1年にあたるという。

藤澤
リアルタイムで時間を刻んでなかった(笑)。改めてすごい時間を過ごしていたんだなって思う。
大森
個々に対して“こういうふうにあってほしい”という話をちゃんとしたのも初めてだったし、それでメンバーも“こうしたい”“じゃあ、そうしよう”という話をしたのが今回のアルバムなので。1st(『TWELVE』)と2nd(『Mrs. GREEN APPLE』)と違う次元にいるようで、3rdアルバムというのが今いちしっくりこない感じ。

OKMusic編集部

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