アニオタライターが見た「AnimeJapa
n」満足度が高いブースはココだった
【楽しみ方レポート】

来場者数は過去最高!大きな盛り上がりをみせた「AnimeJapan」をアニメ大好きライターが振り返ります。

2018年の3月24・25日に開催された「AnimeJapan 2018」。日本最大のアニメの展示会である本イベントは、今年、5周年を迎えると共に、過去最高の来場者を記録するなど大いに盛り上がりました。
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イチアニメファンである筆者も存分に楽しみ、満喫をした本イベントの模様をお届けします!
やっぱり一番に気になるのは、新作アニメの最新映像!会場の中でも特に目を引き、また興味をそそられたのが、これから続々とスタートする春・夏の新番組に関する展示物の数々です。
例えば、その豪華なスタッフ陣で注目が集まる春アニメ『ひそねとまそたん』は、会場内にプロモーション映像を流すと同時に造形物も設置。また、製作元であるBONESのブースでは、原画の展示を行うなど、まだまだ謎のベールに包まれた本作の一端をいち早く垣間見ることができました。
この他、新番組関連で来場者の注目を集めていたのが『ハイスコアガール』です。
"大人の事情"によって、アニメ版の制作が長らく停止していた本作。「AnimeJapan」の開催直前に、公式サイトで突如として今夏からの放映決定がアナウンスされたこともあってか、巨大モニタに映し出されたプロモに足を止めて見入る来場者が多数。
様々なゲームのキャラクターが躍動する映像は、本作に対する期待をこれ以上ない程に高めてくれました。
スペシャルゲストにコスプレイヤー!
各ブースでは、ゲストによるトークショーやコスプレイヤーさんの姿も!新作アニメでいえば、"綺麗どころ"なスタイル抜群のコスプレ・コンパニオンさんが圧倒的な存在感を放っていた河森正治さんの新作ロボットアニメ『重神機パンドーラ』の紹介ブースや、『ZOIDS』シリーズ久々のアニメ化作品となる『ゾイドワイルド』の主役機であるワイルドライガーの巨大像に圧倒されたタカラトミーのブースなど、趣向を凝らした展示やイベントを楽しめるのも本イベントにおける大きな魅力です。
アニメ作品のキャラクターパネルや可憐なコスプレイヤー、作り込まれた造形物など、作品への期待値と興味を掻き立てると共に、視覚的にも楽しめる各種企画は、日本最大のアニメコンベンションである「AnimeJapan」ならではの醍醐味といえるでしょう。
また、"女装マルチタレント"であるレディービアードさんが突如として降臨し、熱烈なファンサービスとプロモーションを行った、春の新作アニメ『魔法少女 俺』のコーナーなど、思わぬ有名タレントの登場も。
各ブースで開催されていた、人気声優やクリエイターによるトークショーも盛況で、会場内を歩いているだけで様々な"人"との出会いがあり、こちらも楽しめました。
「AnimeJapan」は、新しいキャラクターコンテンツとの出逢いの場「AnimeJapan」は、活気に満ちたアニメ作品のコンベンション、或いはマーチャンダイジングのイベントという以外にも、キャラクターやカルチャーとの新しい出会いの場でもあります。
会場内を散策していて、こちらも印象的だったのが、YouTube上で動画配信を行うキャラクター……"バーチャルYouTuber(VTuber)"関連のトピックです。
キズナアイや輝夜月といった人気VTuberのフィギュア化の報や、物販コーナーでの各種関連グッズの販売は、動画サイト発の新たなキャラクターの盛り上がりを感じさせてくれました。
また、VTuberのコスプレをしている参加者の姿もあり、今後はレイヤー的にもより大きな注目を集めるコンテンツへと成長を遂げていくのかな、と。
この他にも、今やアイドルや声優のコンサートに欠かせないアイテムとなったペンライトや、アニメ『刀使ノ巫女』とコラボした痛車の展示など、アニメにまつわる新旧の様々な表現と文化が入り混じる光景には見応えがあり、一種の"異文化交流"的な側面も感じられました。
人気レーベルの見逃せない特別展示
コンテンツの豊富さが目を引いたANIPLEXとSACRA MUSIC沢山の企業出展の中でも、とりわけ自分が惹かれたのは、今やアニメ界に欠かすことのできないメジャー企業であるANIPLEXとソニーのアニソン専門レーベル的なポジションとして躍進を続けるSACRA MUSICのブースでした。
先ずはANIPLEXのブースなのですが、特筆すべきはそのキャラクターコンテンツの豊富さです。
エントランスの壁面には、レーベル作品から各キャラクターがそれぞれ"おめかし"をした姿でのイラストが描かれ、その豊かな作品性を象徴するように各作品の展示の仕方、見せ方やレイアウトにも一工夫が施されています。
SACRA MUSICのブースは全体のデザインが洗練されており、所属アーティストのフォトパネルとサインに解説を加えたシンプルな見せ方ではあるものの、アーティストの多彩な顔ぶれには、人を惹きつけるパワーが。
直近のビッグタイトルであるLiSAさんのベスト盤リリースを大々的に告げる壁面を一杯に使用した広告のデザインも強いインパクトがあり、今年もアニソンファンならば聴き逃せない音源が同レーベルから生まれるであろうことを大いに予感させてくれました。
ANIPLEXとSACRA MUSICの2つのブースを見て感じたのは、これらのレーベルが持つコンテンツの豊富さと豪華さです。更にそこに加えてデザインや見せ方が巧いので、展示そのものに一種の"アトラクション"としての魅力があり、特に満足度の高い展示となっていました。
"5周年"のメモリアルイヤーを迎えたTOHO animationそうした"アトラクション"としての楽しさを存分に感じられのがTOHO animationのブースです。
同レーベルにとって2018年は、その誕生から5周年というメモリアルイヤーにあたります。それを祝うべく、5年の間に世に送り出してきた各タイトルを大々的に特別展示。
同ブランドにとって記念すべき第1作となった『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』に始まり、放映を控える最新作に至るまで、その歴史を飾った名作たちが「AnimeJapan」を賑々しく盛り上げました。
国民的大ヒット映画となった『君の名は。』や、テレビシリーズで人気を博した『干物妹! うまるちゃん』に『未確認で進行形』、『宝石の国』に『灰と幻想のグリムガル』、『弱虫ペダル』や『ハイキュー!!』などなど……こうして振り返ってみれば、TOHO animationが生み出した名作、良作の何と多いことでしょう。
パネルでの展示に加え、場内には作品に出演した声優やクリエイターの直筆サインとメッセージも。更にモニターでは歴代アニメのオープニング映像が流れ、来場者の記憶とハートを刺激します。
同レーベルに対する個人的な思い入れもあり、思わずグッときてしまうような粋な演出の数々で見せる作品展示には、強く惹きつけられるものがありました。
とにかく場内を歩き回るだけでも心から楽しめ、イチアニメファンとして様々な刺激をもらうことができた5年目の「AnimeJapan」。各ブースにおけるコンテンツの提示方法も多様性に満ちており、販促や作品名の伝搬といった役割にプラスして、"エンタメ"としてのエッセンスが感じられました。
"アニメ"を分かりやすく来場者に提示してくれると共に、多面的な楽しみ方ができるので、今年の参加が叶わなかった皆様も、次回は是非とも会場に足をお運びください。

ウレぴあ総研

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