カンニバル・コープス、4月に日本盤
『レッド・ビフォー・ブラック』発売

アメリカのデス・メタル・バンド、カンニバル・コープスの14thスタジオ・アルバム『レッド・ビフォー・ブラック』が2018年4月18日に発売となる。
カンニバル・コープスはトータルで13枚のスタジオ・アルバムを発表しているが、1枚の例外すらなくいずれもデス・メタルとしか形容しようのない、一切のブレのないスタイルを貫き通している。30年にわたりデス・メタル・シーンを牽引し続けているのだ。
新作『レッド・ビフォー・ブラック』においても、その内容については言うまでもない。「スローでドゥーミーな要素の導入」という新構想もあったようだが、ヘヴィでタイトでブルータル、音楽から歌詞/アートワークに至るまで一切の不純物のない血まみれのデス・メタルが展開される。やはりどう聴いてもいつものカニバル・コープス…彼らは骨の髄までデス・メタル・バンドなのだ。
一方で、興味深いのがカバー集であるボーナス・ディスクだ。メタリカ、アクセプト、クリエイターといった大御所から、ポゼッスト、サクリファイス、レイザーといった往年のスラッシュ・メタル・バンドの名曲たちが、彼らによって料理されている。ポゼッストなどはボーカルも含めかなりオリジナルに忠実に再現されているのに対し、メタリカやアクセプトは、完全にカンニバル・コープス化させられているのが面白い。ジ・アキューズドが採り上げられている点も興味深いところだ。その筋では有名なシアトル出身のクロスオーバー・スラッシュ・バンドだが、カンニバル・コープスのイメージとはすぐには結び付かないのではないか。だが、アレックス・ウェブスターによれば、非人間的デス・ヴォイスを完成させる以前のクリス・バーンズは、ジ・アキューズドのBlaine Cookのようなスタイルだったというのだから、ジ・アキューズドもカンニバル・コープスにとって、大事なルーツのひとつということのようだ。

カンニバル・コープス『レッド・ビフォ
ー・ブラック』

2018年4月18日発売

【初回限定盤CD+ボーナスCD】GQCS-90564~5 ¥3,000+税

【通常盤CD】GQCS-90566 ¥2,500+税

【日本語解説書封入/歌詞対訳付き】

1.オンリー・ワン・ウィル・ダイ

2.レッド・ビフォー・ブラック

3.コード・オブ・ザ・スラッシャーズ

4.シェディング・マイ・ヒューマン・スキン

5.リマインド

6.ファイアーストーム・ヴェンジェンス

7.ヘッズ・シャヴェルド・オフ

8.コーパス・デリクティ

9.スカヴェンジャー・コンスーミング・デス

10.イン・ザ・ミドスト・オブ・ルーイン

11.デストロイド・ウィズアウト・ア・トレース

12.ヒディアス・イコル

ボーナスCD

1.サクリファイス [サクリファイス カヴァー]

2.コンフェッションズ [ポゼスト カヴァー]

3.ノー・リモース [メタリカ カヴァー]

4.デーモンズ・ナイト [アクセプト カヴァー]

5.ベサニー・ホーム(ア・プレイス・トゥ・ダイ)[アキューズド カヴァー]

6.エンドレス・ペイン [クリエイター カヴァー]

7.ビハインド・バーズ [レイザー カヴァー]
【メンバー】

ジョージ・コープスグラインダー・フィッシャー(ヴォーカル)

パット・オブライエン(ギター)

ロブ・バーレット(ギター)

アレックス・ウェブスター(ベース)

ポール・マズルケビッチ(ドラムス)

アーティスト

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