坂崎幸之助を特別審査員に迎えた第2
回「楽器・音楽川柳」最優秀作品賞が
決定

楽器や音楽、演奏活動などにまつわる日常での体験談やユニークな描写を川柳として表現した作品を募集した、第2回「楽器・音楽川柳」の最優秀作品賞・優秀作品賞が決定、発表された。
前回(2017年)の好評を得て、第2回の開催となった「楽器・音楽川柳」。作品募集は、ヤマハミュージックメンバーズの特別企画として2017年11月24日から2018年1月15日まで行われた。全国の296名より、バラエティに富む691作品の応募が寄せられた(前回第1回の応募は131名、306作品)。
特別審査員の坂崎幸之助とヤマハミュージックジャパン会員事務局による選考の結果、最優秀作品賞1作品、優秀作品賞9作品が決定した。最優秀作品賞と優秀作品賞の受賞者には記念品として、作品と雅号を印字したヤマハソプラノリコーダーが進呈される。
▲特別審査員の坂崎幸之助(左)、記念品のヤマハソプラノリコーダー(右)。ヤマハソプラノリコーダーは、植物生まれの原料を一部使用したバイオマス由来樹脂からできた「地球にやさしく、音色にもこだわったリコーダー」。


受賞作品と坂崎幸之助による各作品の講評、総評は以下のとおり。なお、第3回「楽器・音楽川柳」は、2018年中の開催を予定している。
<特別審査員 坂崎幸之助 総評>
前回に引き続き、特別審査員を務めさせていただいた坂崎幸之助です。
応募者数がうなぎ登りで第1回の倍以上の音楽川柳が集まったので、前回以上に責任を感じています。
今回も微笑ましい作品や「そうそう」と共感させられた作品がたくさんありました。それぞれに音楽に対する想いが詰まった川柳に優劣を付けるのは心苦しいですが、心を鬼にして10作品を選ばせていただきました。選にもれた作品にも、素晴らしい川柳がたくさんあったことも記させていただきます。
<第2回「楽器・音楽川柳」受賞作品 および 坂崎幸之助の講評>
■最優秀作品賞 1作品 ・作品/雅号(お住まいの都道府県・年齢)
・弾く曲が 成長記録と なりし日々  雅号:マロングラッセ(北海道・47歳)
「お子さんのことか自分自身のことか、どちらにしても音楽と一緒にファイルされた想い出はしっかりと心に刻まれます。」
■優秀作品賞 9作品(順不同) ・作品/雅号(お住まいの都道府県・年齢)
・日々練習 サボると消える ギターだこ  雅号:さっちん(神奈川県・47歳)
「練習しすぎても指が痛くなりますが、練習をサボっても指先が柔らかくなって慣れるまでかなり痛いんですよね。」
・孫の弾く 曲にドキドキ 爺と婆  雅号:フーマー(愛知県・63歳)
「お孫さんの発表会での一こまでしょうか?自分のことでないので余計にドキドキすると思いますが、爺と婆にとっては幸せな時間だったと思います。」
・試し弾き 店員の視線に 手が震え  雅号:こどきち(埼玉県・44歳)
「僕も若いころにギターを買いに行った時の試奏は何か妙に緊張してたのを思い出しました。」
・音楽で 築いた関係 老後でも  雅号:のんこ(静岡県・51歳)
「我々アルフィーもそうですが、いつまでも仲良く楽しい老後を送ってください。」
・体型で 俺をチューバに 決めたでしょ  雅号:アカエタカ(宮崎県・66歳)
「何となく作者とその時の情景が目に浮かびます。」
・よしやるか 楽器取り出し 磨きだす  雅号:ポンコツとうさん(埼玉県・56歳)
「気持ちだけはかなり盛り上がっているようですが、楽器の手入れも大切です。でも磨いて終わってしまうかどうかがもっと重要です。」
・小学生 ピアノ売り場で リサイタル  雅号:ササショー(岩手県・26歳)
「やたらと上手い子供が必ずピアノ売り場にいますよね。」
・ギター買う Fと出会って ギター置く  雅号:吉田ハチ(京都府・30歳)
「ギターを始めて最初に出会う大きな壁です。何とか乗り越えてギター人口が一人でも増えることを願います。」
・出来よりも リハ後が楽しみ 呑みバンド  雅号:にゃっぱ(千葉県・53歳)
「母校の墨田川高校フォークソング部の後輩が応募しているんじゃないかと思いました。」

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