岩田剛典は真冬の雪中ロケ「遭難する
かと」 石井杏奈は真夏で「ガングロ
になりました」

 「EXILE TRIBE」が所属するLDHと「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」が共同で製作した短編オムニバス映画「CINEMA FIGHTERS」のプレミア上映会が8日、東京都内で行われ、「SWAN SONG」に主演した「三代目J Soul Brothers」の岩田剛典、「パラレルワールド」でヒロインを務めた「E-Girls」の石井杏奈が舞台あいさつに登壇した。
 河瀨直美、落合賢ら6人の監督が、それぞれに選んだEXILE TRIBEの楽曲からイメージした脚本を執筆。EXILE HIROがエグゼクティブプロデューサーを務め、LDH所属のアーティストが出演しバラエティに富んだ6作品が製作された。
 落合監督の「SWAN SONG」は大寒波で終えん間近の地球が舞台で、撮影は昨冬の新潟で行われた。「寒そうでしたね」と感想を述べた石井に対し、岩田は「マジ寒くて、シャレにならなかったよ。目の高さくらいまで積雪があるし、その中を延々と歩かされたけれど、なかなかカットがかからない。このまま遭難するかと思った」と過酷な撮影を振り返った。さらに、テーブルをソリにして雪の上を滑り降りるシーンでは「命綱はないし、めちゃくちゃスピードが出るのに止まり方も分からない。いやだなあと思いながら、雪にダイブしました。あれは危なかった」と愚痴が止まらない。その撮影で落合監督はスノーモービルで併走していたそうで、「いないから言えるけれど、1回味わってもらいたい」とぶちまけた。
 一方の石井は、河瀨監督独特のスタイルである台本のない撮影法に「紙1枚にこういうシーンがあると書いてあるだけで、セリフもすべてアドリブでした。すごく勉強になって、私は好きです」と笑顔を見せた。共演の山田孝之とのキスシーンもあったが、常にカメラが回っている状態だったため「リハーサルもないし、いつやるんだろうと無言のやりとりをしていたら監督が『ちょっとやろうか』って。でも、ちゅうちょなくできました」と照れながら明かした。しかも、岩田とは逆に真夏のロケで、「いつ撮っているかも分からないので、日焼け止めが濡れなかったからガングロになりました」と苦笑いだった。岩田は「杏奈ちゃん、キラキラしていたよ」と褒め、「ショートフィルムのいい意味で洗礼を受け、すごく刺激になった。もっともっとショートフィルムの良さを伝えていきたいので、これからのチャレンジにも期待してください」とアピールしていた。
 映画は来年1月26日から全国で公開される。

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