ミスターカイト / リチェルカ

ミスターカイト / リチェルカ

スキマスイッチ・インタビュー Part
1「スキマスイッチTOUR 2017"re:Ac
tion"& S.S vs S.S」編

ー ところで今回、このアーティストとの対バンってどうなるんだろう?と興味深かったステージが幾つかありました。例えば6月12日@東京エレクトロンホール宮城と、同月22日の新潟LOTSで対バンしたRHYMESTERさん。ファン層が全然違うじゃないですか。

常田

:カッコよかったですよ。確かに楽器を使わないことに対して、僕らもそうですが、僕らのお客さんの捉え方もどうなるのか見えない部分はありました。でもお客さんを乗せることに対しては百戦錬磨ですしキングオブステージ!とにかくカッコよくて「あ、これはやばい…」と思いました。

ー それは持って行かれそうという意味で?

常田

:そう。僕らが出る前に完全燃焼しちゃうんじゃないかというくらい、とんでもない盛り上がりで。それはステージを観ていると明らかで、体が自然と動き出すし惹き込まれちゃうんですよね。しかもMCも面白いし全体通して楽しいし、トラックもカッコよくて!その後に僕らが出ていって盛り上がるのかが心配なくらいでした。むしろ全員RHYMESTERさんのお客さんなのかなと思うほど(笑)。

ー え、まさかのスキマスイッチさんがアウェイ!?(笑)

常田

:そうそう(笑)。本当にそう思っちゃうくらいの盛り上がりだったので刺激的でしたし、負けられないと思いました。

ー 6月20@Zepp DiverCityで対バンした澤野弘之さんのステージも気になりました。サプライズゲストとしてAimerさん出演されましたね。

常田

:はい。今回澤野弘之として来るのかnZkで来るのか、そこでステージもだいぶ変わると思っていましたが、今回はnZkとしてのステージだったので、ヴォーカリストの方も色々いらっしゃって、その中でAimerさんも来てくれました。だから他の方との対バンともさほど変わりはなかったです。勿論コラボに関して、何をどこまで弾くのかなど細かく打ち合わせはいくつかありましが。MCに関しては、澤野くんもお話することが好きな方なので僕らも心配はしていませんでした。

ー 会場もZepp DiverCityだったので、ホールとは違う距離感を感じられる気がしますね。

常田

:それでなくとも迫力がありますからね、澤野くんのステージは。そこにAimerさんも入って、僕らが書かせていただいた“Hz”も一緒に演奏出来たので嬉しかったです。それとヴォーカルの方が沢山来て頂いたのも特徴的でした。そこに卓弥も入り、かなり豪華なライヴになったと思います。

ー 福岡サンパレスホールでは7月4日にGRAPEVINEさん、翌5日には奥田民生さんと対バン。この二組との対バンはどういうものでしたか?

常田

GRAPEVINEに関しては昔からライヴも観させてもらっているので、迫力や曲の良さ、歌声の素晴らしさなど本当にその全てがずっと聴いてきているものだったので、勿論ライヴの凄さも知っていました。でも…だからこそ不思議な感覚の方が強いですね。

ー 不思議な感覚?

常田

:同じ楽屋にいて、喋って、ライヴしてという感覚が。憧れの人である田中さんと会うと未だに緊張しますし(笑)。ただ実際に一緒に音を出しながら「シンタ、これ弾いてみな」と言ってもらえるのが本当に不思議だけど嬉しいので、当時の僕に伝えたいくらい。まあそれは民生さんも同じなんですけどね。高校の頃にユニコーンのカヴァーバンドを組んでいましたので、ルーツという意味でこの2アーティストに関しては特に語ることは多いですが、それが二日にわたって対バン出来たことは感無量であり、不思議な二日間でした。

大橋

:今回のツアーは刺激を受けることが本当に多かったですが、この二日間は特に印象深かったです。僕はツアーの中で自分の山場を考えているんです。それは個人的なコントロールのためにね。そういう意味でも、この福岡公演は自分の山場だったし、どんな感じになるか楽しみでもありました。GRAPEVINEも民生さんもロックですが、民生さんは弾き語りだということも聞いていたので、またちょっと違う雰囲気になるのかなと思ったり。あと今回のツアーって、打ち上げまでがひとつの流れになっていて(笑)。そういう意味でもここは肝だなと。

常田

:(笑)。

ー 二組ともそうとう飲みそうですもんね(笑)。しかも福岡なんて食べ物も美味しいし、打ち上げには格好の場所じゃないですか。

大橋

:GRAPEVINEはほんと、凄いですね。ロック怖えと思いました(笑)。

<一同爆笑>

大橋

:だって終わり無いですもん!

ー でもシンタさんって飲まないじゃないですか。大丈夫だったんですか?

常田

:真正面から受け止めます!

ー アハハ!

常田

:飲み方でキャリアの重みを感じますね(笑)。でも民生さんは、特に最近は結構早く打ち上げを終わらせますね。とは言え話も面白いし、それこそご飯が美味しいお店を教えてもらったり。GRAPEVINEの場合はやっぱりバンドの力ですから(笑)。しかも昔から胴上げが恒例なんですよ。

ー 胴上げ!?お二人もされたんですか?

大橋

:されましたね(笑)。

常田

:僕は今回で二度目なんですけどね(笑)。前もされているから、もうないかなと思った…というか、最近はもうないのかなと思っていたんだけど、普通にありましたね(笑)。打ち上げが終わっても、何となくみんなが残っていて輪になる感じで。

ー これはもしかして胴上げくるかなと(笑)。

常田

:そうそう(笑)。12年前と変わってない!と思いました。

ー でも胴上げって結構怖いですよね。

大橋

:怖いですよ。しかも酔っ払ってますからね。酔っ払っている人が、酔っ払っている人を胴上げしていますからね(笑)。

ー 怖い怖い!

常田

:(笑)。
■ リリース情報

スキマスイッチ
「ミスターカイト / リチェルカ」
2017年9月13日発売
初回限定盤(スリーブケース仕様):CD+DVD
UMCA-59054 / 1,800円(税別)
通常盤
UMCA-50054 / 1,200円(税別)
■ インフォメーション

Augusta Camp 2017

2017年9月23日(土)
開場12:00 / 開演14:00 終演19:30(予定)
会場:富士急ハイランドコニファーフォレスト

チケット:全席指定\7,560(税込)

出演:杏子 山崎まさよし 岡本定義COIL) あらきゆうこ 元ちとせ スキマスイッチ 長澤知之 秦 基博 さかいゆう 浜端ヨウヘイ 竹原ピストル 松室政哉 村上紗由里

ポップシーン

ポップシーンは、ポップカルチャーからカウンターカルチャーまで、流行にとらわれない独自の目線で、編集部オススメのピックアップ記事や、インタビュー、ライブレポートなど、音楽を中心としたカルチャー情報をお届けするFANZINEスタイルのウェブメディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着