クリープハイプ東名阪ツアー「アンコールはどうする?」東京公演

クリープハイプ東名阪ツアー「アンコールはどうする?」東京公演

クリープハイプ、忘れられない2日間
となった東京キネマ倶楽部公演ライブ
レポート

クリープハイプが11月23日(金・祝)・24日(土)に東京キネマ倶楽部を皮切りに、東名阪ツアー「アンコールはどうする?」をスタート。インディーズ時代の楽曲から最新シングル「おやすみ泣き声、さよなら歌姫」、さらに新曲も披露する新旧織り交ぜたセットリストで約2時間にわたるパフォーマンスを繰り広げた。

元々はキャバレーとして営業していたというキネマ倶楽部は、レトロな夜の社交場の雰囲気を醸し出ている。
開演時間になると、珍しくフォーマルな装いに身を包んだメンバー4人が登場。2日目となったこの日、登場から立て続けに3曲を演奏すると「今日は昨日に比べて大人しい気がしますよ。こっちは初日に比べて、ただの2日目のライブにする気はないから」と挑発的なMCでファンを煽るボーカル・尾崎世界観。
ライブでの定番曲となった「HE IS MINE」はオーディエンスとの一体感が高まる「セックスしよう!」コールや、風俗嬢を主人公にした「欠伸」はキネマ倶楽部という独特の雰囲気とマッチし、さらに勢いを増す。いつしか会場はタイムスリップでもしたかのような異空間と化していった。
そして最新シングル「おやすみ泣き声、さよなら歌姫」で盛り上がりは最高潮に。魂の声を振り絞るかのように伝えようとする尾崎世界観の叫びにも似た歌声が胸に突き刺さる。

アンコールではかしこまった様子で語り始めた尾崎。「メジャーに行ってクリープハイプ終わったとか、大人にいいようにされているとか、急にメロディーがキャッチーになったとか言いがちだけど、そんなことはないということを言いたくて。本当に好きな曲を作っているし、好きなことを歌って、好きな演奏でやってます。簡単に変わるんだったら、メジャーデビューまで10年かかってないです。だからこのバンドを信じてくれて大丈夫だから、という歌です」というメッセージとともに披露した新曲は10年前と変わらぬ切れ味の鋭く、また聴く人を試すかの様な攻撃的な言葉が並ぶ。今後さらにファンとの距離を縮めるライブにはかかせない1曲になることを予感させた。

クリープハイプの「アンコールはどうする?」ツアーは、11月30日(金)名古屋クラブクアトロ、12月2日(日)梅田クラブクアトロでも開催。年末には12月28日(金)「COUNTDOWN JAPAN」(幕張メッセ)、12月30日(日)「RADIO CRAZY」(インデックス大阪)にも出演。さらに来年1月30日(水)には約1年振りとなる自主企画イベント「ストリップ歌小屋」を恵比寿LIQUIDROOMで開催。フラワーカンパニーズとの共演を果たす。

OKMusic編集部

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