下北沢SHELTER×新宿SAMURAIによる合
同トライアウト企画出演者募集!
ノルマの対価として3者3様の意見をアー
ティストに
——ノルマについては、具体的にどのように?
義村:今回のトライアウトにおいては1,500円10枚をノルマに、11枚目からは全部あげることにしています。“10人呼べない”って言うなら、“それはどうなの?”ってバンド自身も見つめ直せる機会になると思うんですよ。10人というのは、基準というか若手バンドの自力を見やすい数字なんです。俺たちにとっての指針にもなるし。ノルマはただの出演料っていうわけじゃなくて、どのくらいの力があるかを図る物差しの意味もある。決して悪意とかではないんですよ。1,500円10枚だったら、ライヴハウスとしてはそんなに儲かっていないんで(笑)。売上以上に新しいバンドに出会うことは大切なことだと思うし、そういうことをやっていかないと、先物買いや人生の短いバンドが増えちゃうんで。10年、20年やってもカッコ良いと言われるようなバンドをつくっていきたいし、見つけていきたい。そういうところをバンドにも改めて感じてほしいからやっているっていうのもあります。
大橋:ノルマとかライヴハウスの内情をWeb上で指摘されることが多くなってますよね。ライヴハウスの人たちがあれを見て動揺しないわけがないんですよ。考えちゃうから、やっぱ(笑)。合同トライアウトに関しては、もうひとりのブッカーと義村さんと僕の3人で、話を聞きながら3者3様の意見をバンドに言うんです。僕らはそういったアウトプットを出してあげることがアーティストのノルマの対価なんじゃないかなと。捉え方によってはおこがましいし、“そんなのいらない”って人もいるかもしれないですけど、誰かの意見をもらうことで次に活かせる人も多いんじゃないかなって。僕と義村さんの意見が全然違かったりもするので意外と面白いですよ(笑)。そういう意味では、きっちり観るしきっちり話すから、きっちりやってほしい。
——出演者自身も“10人以上呼ぶ”という意気込みを持ってやってほしいということですね。
大橋:そう。僕、下北沢SHELTERさんに憧れていたんですよね。僕がまだ10代の15年くらい前に、好きなバンドが下北沢SHELTERでワンマンをしていたんですよ。それがビデオやDVDになっているんです。で、当時の人の話を聞くと、昼のオーディションを通過しないとそもそも夜のライヴに出られないし、ワンマンなんてさせてもらえない。その緊張感ってめちゃめちゃいいなと思っていて。
――なるほど。
大橋:例えば集客が5人のバンドに“誰と対バン演りたいの?”って聞いた時に50人呼べる先輩のバンドって言われたら“その先輩に何の得があるんだ”って思います。だから、自力を付けて集客をする気がある子たちにチャンスを与えたい。とはいえ、僕個人はノルマ足りなくてバンドマンが財布を開いて払うのは嫌いで見てられないです。“そんなつもりじゃないんだよ、こっちは”って。バンドが上がっていくことの中で集客というところに目を逸らしがちなんですけど、そこにもっと目を向けてほしい。10枚を高いととるか低いととるかは分からないけど、緊張感を持ってチャレンジしてくれたら。
義村:今回のトライアウトにおいては1,500円10枚をノルマに、11枚目からは全部あげることにしています。“10人呼べない”って言うなら、“それはどうなの?”ってバンド自身も見つめ直せる機会になると思うんですよ。10人というのは、基準というか若手バンドの自力を見やすい数字なんです。俺たちにとっての指針にもなるし。ノルマはただの出演料っていうわけじゃなくて、どのくらいの力があるかを図る物差しの意味もある。決して悪意とかではないんですよ。1,500円10枚だったら、ライヴハウスとしてはそんなに儲かっていないんで(笑)。売上以上に新しいバンドに出会うことは大切なことだと思うし、そういうことをやっていかないと、先物買いや人生の短いバンドが増えちゃうんで。10年、20年やってもカッコ良いと言われるようなバンドをつくっていきたいし、見つけていきたい。そういうところをバンドにも改めて感じてほしいからやっているっていうのもあります。
大橋:ノルマとかライヴハウスの内情をWeb上で指摘されることが多くなってますよね。ライヴハウスの人たちがあれを見て動揺しないわけがないんですよ。考えちゃうから、やっぱ(笑)。合同トライアウトに関しては、もうひとりのブッカーと義村さんと僕の3人で、話を聞きながら3者3様の意見をバンドに言うんです。僕らはそういったアウトプットを出してあげることがアーティストのノルマの対価なんじゃないかなと。捉え方によってはおこがましいし、“そんなのいらない”って人もいるかもしれないですけど、誰かの意見をもらうことで次に活かせる人も多いんじゃないかなって。僕と義村さんの意見が全然違かったりもするので意外と面白いですよ(笑)。そういう意味では、きっちり観るしきっちり話すから、きっちりやってほしい。
——出演者自身も“10人以上呼ぶ”という意気込みを持ってやってほしいということですね。
大橋:そう。僕、下北沢SHELTERさんに憧れていたんですよね。僕がまだ10代の15年くらい前に、好きなバンドが下北沢SHELTERでワンマンをしていたんですよ。それがビデオやDVDになっているんです。で、当時の人の話を聞くと、昼のオーディションを通過しないとそもそも夜のライヴに出られないし、ワンマンなんてさせてもらえない。その緊張感ってめちゃめちゃいいなと思っていて。
――なるほど。
大橋:例えば集客が5人のバンドに“誰と対バン演りたいの?”って聞いた時に50人呼べる先輩のバンドって言われたら“その先輩に何の得があるんだ”って思います。だから、自力を付けて集客をする気がある子たちにチャンスを与えたい。とはいえ、僕個人はノルマ足りなくてバンドマンが財布を開いて払うのは嫌いで見てられないです。“そんなつもりじゃないんだよ、こっちは”って。バンドが上がっていくことの中で集客というところに目を逸らしがちなんですけど、そこにもっと目を向けてほしい。10枚を高いととるか低いととるかは分からないけど、緊張感を持ってチャレンジしてくれたら。
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