【YUKI】『YUKI LIVE 「SOUND OF TE
N」』2012年5月6日 at 東京ドーム

撮影:三吉ツカサ/取材:矢隈和恵

今年、ソロ活動10周年を迎えたYUKI。JUDY AND MARY解散ライヴ以来、11年振りの東京ドーム公演。そして、バンドとソロの両方で東京ドーム公演を行なった女性アーティストは史上初。この日のライヴは、ソロデビューシングル「the end of shite」で幕を開けた。
 序盤は、「惑星に乗れ」「ハミングバード」などの懐かしいナンバーが続き、「WAGON」でゴキゲンなイントロが鳴り響くと、ここにいる全員が両手を挙げて手拍子。5万人が跳ねると、ドームが揺れた。YUKIも跳ねたり走ったりと、オーディエンスを興奮の渦へと引き込んでいき、曲によってさまざまな趣向が凝らされた演出は、歌の表情を変えながら、ステージを彩っていく。ライヴ中盤の「恋愛模様」では、スタンド席まで伸びた花道の中央に作られたケーキの上でスキャットを聴かせ、「ティンカーベル」では5万人が大合唱。YUKIからの愛がみんなに投げられ、みんなからの愛がYUKIに返されるというキャッチボールは、とても美しい光景だった。続く「歓びの種」では、身を乗り出し、ひとつひとつの言葉を愛おしそうに歌うYUKI。巨大なドームはYUKIの歌で包まれた。アンコールでは、東京ドーム公演を記念して制作されたという新曲「プレイボール」を初披露。そして、自らの10周年を祝って作った「世界はただ、輝いて」。軽やかなメロディーに乗せ、YUKIの10年間の歓びや葛藤が詰め込まれたこの歌は、圧倒的なパワーを放ち、“希望”という言葉を残してくれた。全29曲、3時間半にも及んだ、この日のライヴ。メロディー、サウンド、歌詞、歌声、パフォーマンス…YUKIが表現する全てで、この日を迎えられた歓びと、“ありがとう”の感謝の気持ちが表現されていた。

セットリスト

  1. the end of shite
  2. 惑星に乗れ
  3. 泣きそうだ
  4. ふがいないや
  5. ハミングバード
  6. 愛に生きて
  7. ファンキー・フルーツ
  8. WAGON
  9. Rainbow st.
  10. 舞い上がれ
  11. ヘイ!ユー!
  12. ビスケット
  13. 66db
  14. うれしくって抱きあうよ
  15. Home Sweet Home
  16. COSMIC BOX
  17. 恋愛模様
  18. ティンカーベル
  19. 歓びの種
  20. 長い夢
  21. 鳴いてる怪獣
  22. ランデヴー
  23. 揺れるスカート
  24. ワンダーライン
  25. JOY
  26. <ENCORE>
  27. プレイボール
  28. 世界はただ、輝いて
  29. 大人になって
  30. プリズム
YUKI プロフィール

JUDY AND MARY解散後も、倉持陽一(YO-KING)との結婚、Charaやちわきまゆみとのガールズ・バンドMean Machineの活動などなど、話題を振り撒いてきたYUKI。そんな彼女が、シーガル・スクリーミング・キス・ハー・キス・ハーの日暮愛葉による全面プロデュース・シングル「the end of shite」で02年にソロ・デビュー。
枯れた音質の中に淫靡な艶かしさを育むガレージ・サウンドとYUKIの新境地、低音ヴォイスが絶妙に絡み合う。また、愛葉によるエロティックな女の直情を吐露した歌詞がYUKIの口から発せられる瞬間、熟した果実をほおばるごとき欲情をそそられ昇天必至。そして、同年3月、待望の1stアルバム『Prismic』を発表。愛葉だけでなく、ミト(クラムボン)、ズボンズ、スピッツ、ラッセル・シミンズ(ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン)など豪華ゲスト陣を迎え、YUKIの煌びやかなアーティスト性が一気に開花した好盤となった。
03年3月には早くも2ndアルバム『Commune』をリリース。プロデューサーの會田茂一(FOE)らしい、ざっくりとしたギター・サウンドを軸に、変化に富んだサウンドが展開され、YUKIも気持ちよさそうに歌っている。05年には3rdアルバム『joy』をリリース、より音楽を楽しむことを追求したこの作品は、チャート首位を獲得するなど大ヒットを記録している。オフィシャルHP

OKMusic編集部

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