【『Golden Circle Live Vol.15』】
『Golden Circle Live Vol.15』2010
年10月24日 at 日本武道館
撮影：ほりたよしか／取材：高木智史
JUN SKY WALKER(S)のメンバーで音楽プロデューサーでもある寺岡呼人が、2001年から主宰して行なってきた『Golden Circle』。“若い世代、自分と同世代、憧れの先輩と3世代で音楽を楽しみたい”という思いで始めた同イベントは今回で10年目、15回目を数え、節目として日本武道館で開催された。
暗転し、SEが流れると会場からは拍手が沸き起こり、会場に設置されたビジョンからは小田和正や松任谷由実といったこれまでの出演アーティストから“ゴールデン サークル！”というメッセージが流れる。最後に“2010年10月24日、Goleden Circle、ミュージックスタート！”とアナウンスされると仲井戸麗市を除く今回の出演アーティストが入場。大歓声が武道館を包み、オープニングナンバー「ミュージック」が始まる。第一声はゆずの北川悠仁。次に桜井和寿、寺岡呼人、中村 中、奥田民生と歌のたすきが渡っていく。まさに“Golden Circle”はそんな歌の輪、音楽の輪が世代を越えてつながっていくイベントだ。ステージを囲む360度の客席からは、その歌を後押しするかのような温かい拍手が起こる。曲が終わると、ひとりステージに残った寺岡から“今日は祭りです！ 楽しんでいってください！”と改めて開幕宣言が告げられ、中村 中を呼び込む。初武道館とは思えない圧巻の世界観、歌声を見せ付けた中村。“Golden Circle”をやろうと思ったきっかけをもたらせたゆずのステージでは、寺岡とともに作った「星がきれい」を3人で当時を思い出すように顔を合わせながら演奏する姿が印象的だった。続くアーティストは桜井和寿。寺岡の家まで自転車で桜井が通って一緒に作ったという名曲「星になれたら」では、ふたりが花道を駆け巡るとそれを追うように歓声のウェーブが起こる。楽曲と同じくキラキラした熱気が会場を包むのだった。少しの暗転があり、ステージに上がったのは寺岡呼人と奥田民生から成るユニット、寺田。懐かしの名曲のワンフレーズをもじったメドレー（歌ネタ!?）で今度は会場を笑いに包む。中盤では寺岡呼人のソロアルバム『独立猿人』からの楽曲を聴かせると、終盤では寺岡の憧れの存在である仲井戸麗市ことCHABOが登場し、ふたりで「飲んだくれジョニーを探して」を披露。CHABOと桜井の今宵だけのスペシャルコラボで「月夜のハイウェイドライブ」、そして「GIBSON」では全アーティストでCHABOを中心に輪になり、それぞれのギターを高らかに鳴らし、歌い合うと、“Golden Circleを一番象徴する楽曲”と語った「ウタガデキタヨ」で本編を締め括ったのだった。
アンコールでは全出演者がイベントTシャツを身に付け、3曲演奏。ゆずのライヴでは盛り上がり必至の「夏色」、CHABOがタイトルを叫ぶや否や観客総立ち、場内歌いっぱなしとなったRCサクセションの名曲「雨あがりの夜空に」、ラストは“肉体がなくなっても歌はずっと残っていく”そう思いのこもった「フォーエバーヤング」を披露し、フィナーレ。“Golden Circle”は文字通り“光り輝く輪”。最後に寺岡はこれからは“俺はこれが好きだ”“これだけは信じられる”という、それぞれの価値観が大事になると語った。感動、興奮、笑い…音楽がもたらす全てのものを体感した観客の心にはきっと“音楽が好きだ”という強い価値観が芽生えたことだろう。そうしてその輪は広がっていくのだ。
暗転し、SEが流れると会場からは拍手が沸き起こり、会場に設置されたビジョンからは小田和正や松任谷由実といったこれまでの出演アーティストから“ゴールデン サークル！”というメッセージが流れる。最後に“2010年10月24日、Goleden Circle、ミュージックスタート！”とアナウンスされると仲井戸麗市を除く今回の出演アーティストが入場。大歓声が武道館を包み、オープニングナンバー「ミュージック」が始まる。第一声はゆずの北川悠仁。次に桜井和寿、寺岡呼人、中村 中、奥田民生と歌のたすきが渡っていく。まさに“Golden Circle”はそんな歌の輪、音楽の輪が世代を越えてつながっていくイベントだ。ステージを囲む360度の客席からは、その歌を後押しするかのような温かい拍手が起こる。曲が終わると、ひとりステージに残った寺岡から“今日は祭りです！ 楽しんでいってください！”と改めて開幕宣言が告げられ、中村 中を呼び込む。初武道館とは思えない圧巻の世界観、歌声を見せ付けた中村。“Golden Circle”をやろうと思ったきっかけをもたらせたゆずのステージでは、寺岡とともに作った「星がきれい」を3人で当時を思い出すように顔を合わせながら演奏する姿が印象的だった。続くアーティストは桜井和寿。寺岡の家まで自転車で桜井が通って一緒に作ったという名曲「星になれたら」では、ふたりが花道を駆け巡るとそれを追うように歓声のウェーブが起こる。楽曲と同じくキラキラした熱気が会場を包むのだった。少しの暗転があり、ステージに上がったのは寺岡呼人と奥田民生から成るユニット、寺田。懐かしの名曲のワンフレーズをもじったメドレー（歌ネタ!?）で今度は会場を笑いに包む。中盤では寺岡呼人のソロアルバム『独立猿人』からの楽曲を聴かせると、終盤では寺岡の憧れの存在である仲井戸麗市ことCHABOが登場し、ふたりで「飲んだくれジョニーを探して」を披露。CHABOと桜井の今宵だけのスペシャルコラボで「月夜のハイウェイドライブ」、そして「GIBSON」では全アーティストでCHABOを中心に輪になり、それぞれのギターを高らかに鳴らし、歌い合うと、“Golden Circleを一番象徴する楽曲”と語った「ウタガデキタヨ」で本編を締め括ったのだった。
アンコールでは全出演者がイベントTシャツを身に付け、3曲演奏。ゆずのライヴでは盛り上がり必至の「夏色」、CHABOがタイトルを叫ぶや否や観客総立ち、場内歌いっぱなしとなったRCサクセションの名曲「雨あがりの夜空に」、ラストは“肉体がなくなっても歌はずっと残っていく”そう思いのこもった「フォーエバーヤング」を披露し、フィナーレ。“Golden Circle”は文字通り“光り輝く輪”。最後に寺岡はこれからは“俺はこれが好きだ”“これだけは信じられる”という、それぞれの価値観が大事になると語った。感動、興奮、笑い…音楽がもたらす全てのものを体感した観客の心にはきっと“音楽が好きだ”という強い価値観が芽生えたことだろう。そうしてその輪は広がっていくのだ。
