【KANA-BOON】『KANA-BOONのとぅると
ぅるかむとぅるーTOUR 2015「〜夢の
アリーナ編〜」』2015年3月31日 at
日本武道館
メンバー各々の夢が随所で実現されていったのも見どころ。職人がステージ上で解体した鮪の刺身を味わった谷口 鮪(Vo&Gu)、セグウェイに乗ってアリーナ席内をパレードした飯田祐馬(Ba)、閉じ込められた箱からの脱出イリュージョンを行なった小泉貴裕(Dr)、ワイヤーで吊られて宙に浮きながらギターをプレイした古賀隼斗(Gu)…4人が少年のように大喜びしていたのが印象深い。このような夢に対する無邪気な情熱こそが、バンドを支えてきた大きな力のひとつなのだろう。
アンコールで5月13日リリースの新曲「なんでもねだり」と「1.2. step to you」を披露した後、観客に語りかけた谷口。“道のりはいいことばかりではなかったけど、なんで頑張れたかと言うと心の底に夢があったから。夢があると頑張れる。信念があるから頑張れる。これからも夢を心に持ちながら、みんなをいろんなところへ連れていきたいです”。そして、ラストに届けられた「パレード」の演奏と歌声が雄々しかった。彼ららしいウィットを利かせた場面も存分に挟みつつ、初の武道館公演を成功させたKANA-BOON。この体験を経て、さらに大躍進していくことを確信させられたライヴとなった。
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