L→R KISHOW(Vo)、e-ZUKA(Gu)

L→R KISHOW(Vo)、e-ZUKA(Gu)

GRANRODEOが約半年振りの新曲「The Other self」をリリース。アニメ『黒子のバスケ』オープニング曲で、同アニメのタイアップを手がけるのは3度目。ポップでキャッチーな、期待を上回るナンバーに仕上がった。
取材:榑林史章

頭に浮かんだものを そのまま採用して
いった

「The Other self」はアニメ『黒子のバスケ』第2期のオープニング曲で、同じアニメで3度目ですね。

e-ZUKA
『黒子のバスケ』で最初に出したのが「Can Do」なんだけど、「Can Do」は青春っぽくて、その次の「RIMFIRE」では凝ってちょっと大人っぽい感じになって、それをもう一度ストレートでアッパーにした感じ。「Can Do」っぽさもありつつ、新しいものを目指しました。転調もしていないし、とにかく速いのが特徴ですね。

カッティングが大変そう。

e-ZUKA
このくらい速いテンポだと上下でできるんで逆に楽ですよ。むしろ「Can Do」のほうが、全部ダウンピッキングで弾かなきゃいけないから、そっちのほうが大変。
KISHOW
でも、まさかまさかですよ。ぼちぼち他のアーティストさんに依頼するだろうと勝手に思ってたので。すでにGRANRODEOが2回やってるし、みんな飽きるでしょうって。それがまさかの3回目(笑)。

制作期間的には余裕があったのですか?

e-ZUKA
最初に曲作り期間を2週間くらいもらってて。それだけ時間をかけて練って、自分的に今までやってなかったような曲を最初に作ったんです。で、それを提出したら“すごくいい曲だけど、エンディングっぽい”と言われてしまって。で、“もう一回作ってもらえませんでしょうか? 明々後日までに”と…。翌日がライヴだったから、ライヴに行く時とか休憩時間とかに頭の中で考えて、その次の日に録って完成したのが、この曲なんです。

実質1日くらいで作ったと。

e-ZUKA
はい。でも、全取っ替えだったから、頭が完全にリセットされてたし、時間もなかったから、頭に浮かんだものをそのまま採用していった感じでした。

悩まなかったことの良さが、逆に出たみたいな。

e-ZUKA
そうとも言えます。その分、シンプルでストレートな曲になりました。それでもサビのパターンは、4つくらい考えたんです。で、アニメ制作側の人に好きなのを選んでもらったら、最初に作ったサビが選ばれて。やっぱり最初に思い付くものって良かったりするんですよね〜。

作詞も紆余曲折ありましたか?

KISHOW
まぁ、ありがたいことだなと思いつつ、同じアニメ作品で同じ歌詞テーマで、もうネタはねえよ! と思いつつも、やるしかないんでね。“うん、分かった分かった。じゃあ、まず飲もう”って(笑)。とにかく頭をフラットにしようという意識が働きましたね。で、曲を聴いたら「Can Do」路線で、OK分かったと。そこで苦悩してもしょうがないので、前向きに捉えることにしまして。これまでの2曲を分析したところ、明るくキャッチーで分かりやすいものが求められているんだなと思って。特に「Can Do」はそれで反響もあった。じゃあ、分かりやすい言葉で伝わるものにしようと。

テーマを決めたりは?

KISHOW
滅多にやらないんだけど、今回は最初に歌詞のテーマを決めて書きました。バスケのスポーツものだということで…例えば、『Number』とかのスポーツ雑誌でイチローとかマイケル・ジョーダンとか、いろんなスポーツ選手やアスリートの方のインタビューを読むと、みんな“自分に負けない”というような感じの発言をしてて。もちろん、相手に勝つのがスポーツとしての大前提なんだけど、“弱い自分に打ち勝つ”みたいなことを、みなさんよく言ってる。で、それをテーマにして歌詞を書きました。タイトルの“The Other self ”は、もうひとりの自分ということですね。

歌詞の“あいつ”や“君”は、自分なんですね。

KISHOW
そうです。自分の中のもうひとりの自分というイメージです。たまに弱い自分が顔を出したりするじゃないですか。逆に強い自分も必ずいるので、その強い自分を味方にしていこうっていう。

バスケをイメージした部分というのはありましたか?

KISHOW
e-ZUKAさん、言ってませんでした? ドリブルをイメージしたって。ダンダンダンっていうところ。
e-ZUKA
そうそう。あと、サビの《let me higher》のあとに“ハイ!”って掛け声が入るところは、完全に“ハイ!”のところでシュートしてるイメージなんで。そこはライヴでも盛り上がってもらえるんじゃないかと思います。

OKMusic編集部

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