L→R KISHOW(Vo)、e-ZUKA(Gu)

L→R KISHOW(Vo)、e-ZUKA(Gu)

日本で今やってる人は 他にいないんじ
ゃないかな?

で、カップリングの話も聞きたいのですが、現状(9月6日時点)では、まだ1曲目しか上がってないということで。続きは次回にお願いします。で、ここからは、4月20日と21日に横浜アリーナで開催されたライヴのDVD作品『GRANRODEOLIVE 2013 G8 ROCK ☆ SHOW』についてうかがいたいと思います。

KISHOW
もう遠い日の記憶ですね。

でしょうね(笑)。2日間まったく違ったセットリストでしたが、どういうふうに分けたのですか?

e-ZUKA
1日目は1曲目が「Can Do」だったんだけど、『黒子のバスケ』のイメージから、NBAとか大リーグとかのスポーツ観戦にきた雰囲気を演出しようと思って。それで、始まる前にロジャーとジーナが会場を回って、お客さんと一緒に盛り上がってる様子をビジョンに映し出したりして。オープニングのSEもどこぞのスポーツ番組みたいなイメージだったんです。で、2日目の1曲目は「SEED BLASTER」だったんだけど、初日よりもっとラフな感じにしたいと思って、海外のロックバンドが来日して、成田空港に着いて“ヤバイ、もうライヴが始まる時間だよ”って感じで、ドーン!って登場して、ウワ〜!って歓声が上がって。いきなり速い曲から始まって、“ハロー! ジャパーン!”みたいなイメージ。

なるほど。まさにそんなイメージでしたよね。

e-ZUKA
で、あと選曲としては、例えば初日の17曲目が「アウトサイダー」だったら、2日目は同じ17曲目に「NO PLACELIKE A STAGE」をやったりとか、似たようなタイプで違う曲という感じで考えました。

ロジャーとジーナが巨大化するという演出もありましたが。

e-ZUKA
ああいうバルーンを使った演出は、よく海外のバンドでもありますよね。AC/DCのライヴで「ホール・ロッタ・ロジー」という曲の時、でっかい女の人のバルーンが現れるのが定番であって。でも、普通に現れるのでは面白くないということで、ギターを銃に見立ててバーンって撃ったら出てくるみたいなのがいいねって。1日目は成功したんだけど、2日目は調子に乗って客席にギターを向けて撃つフリをしてたら、つい撃っちゃったという。前のほうのお客さん、ビックリしてました(笑)。これはKISSのエース・フレーリーなんかがやってますし、テッド・ニュージェントのアルバム『ウィークエンド・ウォーリアーズ』のジャケットでは、まさにギターのヘッドから火を噴いている写真があったりするし。

洋楽ハードロックのオマージュがいろいろとあると。

e-ZUKA
日本で今やってる人は、他にいないんじゃないかな? やっぱ俺くらいにならないとダメだよね!
KISHOW
若いヤツらには早すぎるっていう。
e-ZUKA
ベタすぎて、逆に恥ずかしいっていうのもあると思うけど(笑)。

「偏愛の輪舞曲」では、妖艶なダンスパフォーマンスもあったりしましたね。

e-ZUKA
それこそ『シルク・ド・ソレイユ』のようなスケールの大きなものがいいねって言ってたんだけど、当日まで観ることができなくて。本番で観たら、すごくてびっくりしましたよ。

「Y・W・F」では結構お遊びの演出も。

e-ZUKA
あの曲はできた当初からイモ欽トリオの「ハイスクールララバイ」っぽいと言われていたので、ベースの瀧田イサムさんと一緒にいっそのこと「ハイスクールララバイ」の振り付けをやってしまおうと。リハの時に瀧田さんが良い子だからってメガネを持ってきて。俺は悪い子だからってことでサングラスと付けヒゲで。最後に“良い子”って歌うところで、KISHOWとかみんなでメガネをかけるというね。

KISHOWさんは、このライヴで印象に残ったことは?

KISHOW
とにかく楽しくて、あまり長さを感じなかったですよね。あと、あまり覚えてない(笑)。でも、「We wanna R&R SHOW」は武道館とか大きなライヴでしかやらないので、本編の最後で「We wanna R&R SHOW」がきた時、横浜アリーナなんだって実感した感じでしたね。あと、ライヴ中に渾身の開脚ジャンプを何度もやってたんですけど、それがまったくビジョンに映ってなかったという(笑)。DVDでは、しっかりご堪能いただけると思います。

MCでは“欲が出てもっと先にいきたくなった”と。

KISHOW
いや、だってそのくらい言わないと。そう言ったほうが、みんな喜んでくれるし。

でも、実際に来年の年明けにはさいたまスーパーアリーナと大阪城ホールが決まったわけで、有言実行ですよ。

KISHOW
それはまだ分からないです。客席が埋まってるかどうか。スカスカだったら有言実行にはならないので。
e-ZUKA
一個ずつ空けて、万遍なく座ってもらうという手もある(笑)。まぁ、そのへんの話も次回訊いてください。
「The Other self」2013年10月16日発売Lantis
    • 初回限定盤(DVD付)
    • LACM-34140 1800円
    • 通常盤
    • LACM-14140 1300円
    • アニメ盤
    • LACM-14141 1200円
『GRANRODEO G8 ROCK ☆ SHOW BD/DVD』2013年09月25日発売Lantis
    • BD
    • LABX-8039~41 11500円
    • DVD
    • LABM-7131~3 9500円
GRANRODEO プロフィール

グランロデオ:“KISHOW”こと声優でヴォーカリストとしても注目されている谷山紀章と、メロディアスな曲からハードなギターサウンド曲までアニメーション音楽に幅広く楽曲を提供し、ギタリストとして活躍中の“e-ZUKA”こと飯塚昌明のふたり組ユニット。2005年11月のデビュー以来、HR/HM調の楽曲を中心としつつ、ポップスやフォークなど多彩なジャンルを取り入れた楽曲を発表し続けている。GRANRODEO オフィシャルHP

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