上田現 抗がん剤治療が行われるまえに撮った最後のアーティスト写真

上田現 抗がん剤治療が行われるまえに撮った最後のアーティスト写真

「ワダツミの木」プロデュースで知ら
れる元LA-PPISCHの上田現の追悼プロ
ジェクト始動

今年3月に肺がんのために47歳で死去した上田現。音楽プロデューサーとして元ちとせのメジャー・デビュー・シングル「ワダツミの木」をヒットさせるなど、数々のマスターピースを世に残し、またソロ活動、音楽プロデューサーに転向前はLA-PPISCHのキーボーディストとして活動しており、ユニコーン、THE BOOM、東京スカパラダイスオーケストラらと共に日本の音楽シーンの一時代を築いた人でもある。

このたび、彼の追悼プロジェクトとして、上田 現のハード・ディスクに残された音源から作り上げられたオリジナル・アルバム『Atlas』(Atras:上田現が生前、自分自身の源となる、脳内にある世界観を表現する際に用いていた言葉)の発売、彼を愛するアーティストたちが天国の上田現に向けて歌うトリビュート・アルバム『Sirius〜Tribute to UEDA GEN〜』も同時発売することが決定した。
オリジナル・アルバム『Atlas』は、彼のパーマネントマネージメントバンドでもあったELE(イレ)を中心に、LA-PPISCHのメンバー、川村結花など彼を愛するミュージシャンが結集し、生前彼が5枚目のソロ・アルバム用に制作していた音源が残されたハードディスクから、そこに遺された彼の肉声や音源は可能な限り使用して制作された。
またトリビュート・アルバム『Sirius〜Tribute to UEDA GEN〜』はLA-PPISCHと共に一時代を築いた奥田民生(ex:ユニコーン)、東京スカパラダイスオーケストラ、THE BOOM、さらにLA-PPISCHを見て育った世代のアーティスト達が一同に集結。LA-PPISCHは上田現が生み出した最大のヒット曲「ワダツミの木」を、元ちとせは上田現を象徴する代表曲「コリアンドル」を、奥田民生が叙情的なロック・チューン「プレゼント」をカヴァーすることになっている。

これら2枚のアルバムは9月24日(水)にリリースされる予定。さらに同日、今までリリースされたソロアルバム2枚とLA-PPISCHのアルバム9枚(この9枚に関してはBOXセットも販売)、そしてギタリスト・杉本恭一のソロアルバム1枚をリマスタリングし、紙ジャケットで再発される。

さらに10月19日(日)東京 中野サンプラザ、10月22日(水)大阪 NHKホールで、追悼ライヴ『On The Road』が行われる予定。チケットは全席指定の6,300円(税込)で、9月6日(土)に一般発売される。出演アーティストはLA-PPISCH、元ちとせ、川村結花、ELE(イレ)。

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OKMusic編集部

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