視聴率低迷久しいフジだが、その責任を取る格好で亀山千広社長(60)が退任、遠藤氏が後任になるというのだが…。

 「フジ、そしてフジサンケイグループの最高権力者である日枝久会長(79)が決断したということです。社内では既定路線として受け止められていて、驚きはありません」とはフジのベテラン社員。
 遠藤氏はいうまでもなく、昨年映画化もされた「沈黙」などで知られる大作家、遠藤周作氏(1996年没、享年73)の1人息子として知られる。

 「亀山氏は6月で社長就任から4年。その間に、視聴率は回復どころか下がる一方だったわけですから、亀山路線を完全に否定することになります。ただ、ドラマや映画でヒットを放つ名プロデューサーだった亀山氏に対し、遠藤氏には制作現場の体験も少なく、その手腕には疑問が付きまといます」

 遠藤氏は主に広報畑を担当したと聞く。
 「政界や財界、マスコミや芸能界とのつながりが強く、根回しではヒットメーカーより大作家の息子の肩書のほうが効果があります。実際にそうした働きで遠藤さんは日枝さんのおぼえもめでたく、トップ人事につながったといえます」

 しかし、視聴者にとっては社長が有名作家の息子だからといってフジを見る理由にはならないだろう。

 「確かにそれは言えますが、亀山さんが自身の成功体験にこだわり、過去の発想からしか番組企画を出せなかったことに比べれば、それがない遠藤さんには期待が持てるかもしれません」

 人柄もいいというが…。
 「マスコミ対応もうまい…などと言われますが、育ちのよさが逆に鷹揚な印象も与え、一部の記者には有名人の息子らしく偉そうにしていると以前から受け止める向きもあります。先日亡くなったミュージシャン、かまやつひろしさん(享年78)の息子はミュージシャンのTAROかまやつ(46)なんですが、彼も6年前までフジの社員だったように、社内には有名人のコネ入社がゴロゴロおり、私たちには当たり前ですけど(笑)」(先の社員)

 遠藤氏の社長就任でフジに改めて注目が集まるだろうが、それが視聴率アップにつながるかは未知数だ。
NewsCafeゲイノウ

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