「桐谷美玲(26)主演で先月終了した『好きな人がいること』は平均視聴率8.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)で、全10話中で2ケタ超えは初回と2話だけでした。その前、4-6月放送で福山雅治(47)の主演起用から、大きな期待を集めた『ラヴソング』も平均8.5%、2ケタは初回のみという体たらくでしたから、フジ局内で月9の看板を下ろす議論がされるのは当然でしょう」というのは全国紙のテレビ担当記者。

 具体的にはどうなるのか。
 「17日スタートの『カインとアベル 』は、Hey! Say! JUMP山田涼介(23)が主演ですから、過去2作より数字は行くとは思います。このところキャスティング先行で中身の薄い中途半端なラブストーリーばかりでしたから数字が取れないのは当然でした。年末で終わる今回のドラマで有終を飾るとしてもいいでしょう」

 かつては、「ひとつ屋根の下」(1993年4月期)が37.8%、「HERO」(2001年1月期)が36.8%、「101回目のプロポーズ」(91年7月期)が36.7%、「ロングバケーション」(96年4月期)がそれぞれ最高視聴率36.7%をたたき出すなどした。

 「月9の全盛はほとんど前世紀というありさまです(笑)。もう10数年もフジはその成功体験を引きずるだけで、新機軸が打ち出せないまま。そうしたことに大スポンサーのトヨタもさじを投げる格好で、月9から下りると見られています」

 それは大問題だろう。
 「局内は大スポンサーを引き留められる数字が稼げるドラマはもう無理、という諦めムードです。亀山千広社長(60)は『月9には踏ん張ってほしい』と会見など表向きには発言してはいますが、既に『ドラマのフジ』という看板は地に落ちたも同然です。現場では、制作費が安く、柔軟に対応できる2時間枠で当面対応すべきだという声が優位を占めていますね」(先の記者)
 かつての金看板を下ろす決断…フジの正念場、とうとう目の前にあるようだ。
NewsCafeゲイノウ

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