アイドルカフェに青春を捧げた女の子
:瀬名あゆむ連載50

 こんにちわ! 仙台&千葉のローカルアイドル『2ねん8くみ』プロデューサーの瀬名あゆむです。
『瀬名あゆむのAVvsアイドル ~もし元AV女優がローカルアイドルのプロデューサーになったら』も今回でなんと第50回になります! 応援してくださった方々、ご感想をくださった方々、本当にありがとうございます! これからもこのコラムはますます頑張っていきますので、何卒応援のほどよろしくお願いいたします!
 そして今回50回記念として、『あいどるかふぇ 2ねん8くみ仙台店』のスターティングメンバーにして、選抜グループリーダーの宇佐ミミちゃん、愛称ミミぴょんをゲストに迎えました! 地方アイドルカフェの申し子・ミミぴょん! よろしくお願いします!

「そんなのアイドルじゃないでしょ」と
いわれて

瀬名 じゃあミミぴょん、今回よろしくね。
ミミ ブッチNEWSをご覧のみなさまはじめまして! ぴょんぴょんぴょんぴょんうさみみぴょん! ミミぴょんって呼んでください!
宇佐ミミです!
瀬名 あはは、定番の自己紹介、アイドルっぽい!
ミミ えへへ。
瀬名 ミミぴょんは『2ねん8くみ』オープニングスタッフなんだよね。
ミミ はい。そのときは大学1年生でした。
瀬名 アイドルカフェとかアイドルに興味あったの?
ミミ すみません、実はそんなにありませんでした。最初は友だちのコが「にっぱち」でバイトしたいってなってて、それで「人が足りないらしいから一緒にやんない?」って誘われて……。
瀬名 あはは。開店のときってほんとにバタバタだったんだよねぇ。でもそんな感じで入ってくれたミミぴょんがいまや最長メンバーだもんね。
ミミ 私、まだそのころはアイドルというよりはアニオタで。テニプリ(『テニスの王子様』)が大好きでした。それで、アイドルカフェっていうより、なんかメイド喫茶みたいだなって思って働き始めたんです。ステージがあって、歌ったり踊ったりしなきゃだけど、でもフツーに頑張って歌ってればいいよねとかって思っていて。でもそうしたらお客さんから……。
瀬名 お客さんから?
ミミ 「そんなのアイドルじゃないでしょ」って言われてしまったんです。それでもう、悔しくなって、みんなで必死にダンスと歌、練習するようにしました。
瀬名 そういうのが本当に「にっぱち」の原点だよね。なによりもお客さんとの距離が近くて、お客さんと向き合う中で、みんなコツコツどんどんアイドルになっていってたよね。

悔しかったことのほうがよく覚えていま

ミミ それで、私自身もどんどんアイドルファンになっていきました。ももクロちゃん(ももいろクローバーZ)好きになったり。地下アイドルのライブ観るために東京まで遠征したりもするようになって。勉強も兼ねて、秋葉原のアイドルカフェにも行ってみたり。
瀬名 そういうところはいまどきのアイドルだよね。私のころは「自分もメジャー目指すんだから、みんなライバル!」みたいな感じだったよ。
ミミ それで私はお客さんと話していくうちにアイドルファンになって、それでお店で選抜グループを作るってことでおこなわれた「店内選抜オーディション」も自分から受けようって思うようになりました。
瀬名 ミミぴょんにとって「選抜グループ」はどうだった?
ミミ 選抜メンバーが決まってすぐにオリジナル曲(『クラスメイト』)も作ってもらえたし、毎週のように秋葉原とかに遠征できて、大きいステージやイベントに立てたのはすっごく嬉しかったですね。
瀬名 あの初期のころは「スタートダッシュだ!」って感じで、ガンガンブッキングしてたもんねえ。
ミミ でも、なぜか、大きいステージとか盛り上がったイベントよりも、悔しかったときのことのほうがよく覚えてるんですよ。
瀬名 ほお……。
ミミ 毎週毎週、東京に遠征してた頃って、深夜練習とかも厳しかったし、やっぱり遠征もキツいしってのがあって、選抜から脱退するコも何人かいて、メンバーがなかなか固定されなかったんです。メンバー固定できないとグループでのダンス練習とかも出来ないし、パフォーマンスがなかなかあがらない。そういう状態でステージに立たなきゃならないのが本当に悔しかったんです。
瀬名 うんうん。
ミミ ステージの後は必ず物販(CD・DVDやグッズの販売。チェキ撮影会など)があるじゃないですか。いいステージができなかったあとの物販はやっぱりツラいんです。応援してくださるファンの人たちってずっとちゃんとステージを観てくれてるから、良くないときはしっかりわかってられるんですよね。
瀬名 そうだよね。ファンの方々の目はごまかせないよね。
ミミ でも私、物販自体は大好きなんですよ。チェキとか一緒に撮るのもすごく楽しいし、ファンの人たちから感想や意見を聞かせてもらえるのも嬉しい。ステージだけだと煮詰まっちゃうんですよ。だけどやっぱり、ステージあっての物販だと私は思っているので。ステージでいいパフォーマンスを観せることで、物販でCDやグッズを買ってもらえるし、チェキも撮ってもらえる。だから良いパフォーマンスがステージでできてないと、そのあとの大好きな物販もツラくなるので、悔しくなるんです。
瀬名 でもさ、「悔しかったときのことのほうがよく覚えている」っていのが、やっぱり、努力家のミミぴょんだよね。選抜リーダーをずっと続けて、にっぱちを引っ張ってきた、ミミぴょんらしいと思うよ。
ミミ 私、やっぱり、良くも悪くもっていうか、ライブをやってるときが一番青春してましたね。19歳から青春の一番の時間を「にっぱち」ですごしてきたっていうか……。しんどいときもむちゃあったんですけど、やっぱり「にっぱち」が青春でした。
瀬名 うんうん、うんうん。
ミミ あと人生経験としてアイドルがやれたのは本当に良かったです!
瀬名 女の子は人生に一度はアイドルを経験したほうがいいかもしれない(笑)
ミミ はい(笑)
瀬名 それで、2年をすぎて『2ねん8くみ』もいろいろ変わってきたんだけれど、そのあたり、スターティングメンバーのミミぴょん的にはどうですか?
ミミ JK(女子高生)が増えましたよね! みんな10代でテンションがやたら高い!(笑) それで新生にっぱち選抜二期生もほぼJKなんですよね。ほんとテンション高い!(笑)
瀬名 あはは。ミミぴょんくらいの年齢でも、やっぱJKは「若いなぁ~」って思っちゃうんだ?
ミミ 思いますね(笑) いい面でいうと、むっちゃノリがいい!
瀬名 あはは、いい面でいうと!(笑)
ミミ はい、いい面でいうと(笑) でもみんな可愛いですよ。
瀬名 今後のアイドルとしてのミミぴょんの目標はある?
ミミ アイドルとしてというか、『2ねん8くみ』としては地元仙台でワンマンライブをやりたいです! 去年の夏にCSテレビの収録で東京でワンマンやらせてもらいましたけど、やっぱり仙台でやりたい!
瀬名 おおっ! そうだね! やっぱ地元でやんなきゃだね!
ミミ はいっ、やりたいです!

<月曜連載>

写真:宇佐ミミ(左) 瀬名あゆむ(右)

★宇佐ミミツイッター
★瀬名あゆむツイッター
【2ねん8くみ仙台店選抜ステージYoutube動画】
★瀬名あゆむ復帰ステージ『Girls-natioN✕LIVE‐ATTACK!!』動画
(ラストの1曲『クラスメイト』に参加しています)
★2ねん8くみ仙台店 HP
 ( ツイッター


★2ねん8くみ千葉店 HP
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【瀬名あゆむ:プロフィール】
仙台&千葉のローカルアイドル『2ねん8くみ』プロデューサー。10代の頃に北海道のローカルアイドルとして活動し、メジャーデビュー寸前で挫折。その後、地方局TVレギュラー出演等をへてAV女優となり500本以上(現在累計800本超)に出演した。1985年生まれ・さそり座・A型。
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