伏線回収せずに、思わせぶりな演出も
……大野智主演の『世界一難しい恋』
続編あるか!?

 大野演じる鮫島零治は、大手ホテルチェーン「鮫島ホテルズ」の若き社長だが、恋愛に不器用で、正直すぎる性格が災いし、人望もなし。しかし、どこか放っておけないと思わせる子どもっぽい零治の周りには、個性的なキャラクターが多く集まり、彼の恋路を応援している。嵐としての大野もまた、自然と周りに人が集まるキャラクターで、「鮫島零治は、大野智さんでしか成立しなかったと思います」「キャストが全員見事にはまった良作」と、ファンからは大野のイメージと役柄が合っていたという声が多い。

 前回の放送では、想いを寄せる柴山美咲(波瑠)を抱擁するまでで終わってしまった零治。本人は大満足のようだが、秘書の村沖舞子(小池栄子)からは「恋愛の頂点はもっと上にあります」と、釘を刺されてしまう。そこで零治は、ホテル経営を夢見ている美咲に、「キミがどんな土地に夢を描いているのか、知っておきたいんだ」と、デートに誘う。海岸沿いの空き地に着いた2人はだんだんと良い雰囲気になり、零治は今までずっと乗り越えられなかった壁“キス”を突破。そして、舞子から結婚を前提とした付き合いを勧められた零治は、美咲に“同棲”をもちかけるが……。

 テンポ良く最終回を終えたものの、「鮫島ホテルズ」は業界第10位に入るホテルへと成長するのか、美咲が夢見るホテルは果たして建設されるのか、零治と美咲は同棲から結婚までたどり着けるのかなど、まだまだ伏線が回収されずに消化不良になった部分も少なくない。また、舞子と三浦家康(ジャニーズWEST小瀧望)がラストシーンで顔を見合わせていたことや、互いのキャラクターが合いそうだということから、視聴者の中には2人が恋愛関係に発展していくのでは、と疑う人も。

 そのため、「この終わり方、スペシャル(ドラマ)期待してもいいですか!?」「2時間スペシャルとかそんな感じで零治とみささんの結婚式しませんか?」「最終回で終わってしまったけど、映画化などあればいいなぁ」など、続編を望む声も多い。また、舞子と家康の関係が気になるファンは、「家康くんと舞子さんが何かありそうな終わり方だった!」「関係がフワッとして終わったし、すごい気になる」と、やはり2人の今後にも注目が集まっているようだ。

 大野は2017年夏公開の映画『忍びの国』が控えており、俳優業が続く。 “セカムズ”の続編が作られるのかは不明だが、ファンの“鮫島ロス”を癒やすのは、鮫島零治しかいないはず。続編を望む視聴者の声は関係者にも届いているだろうが、はたして……?

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