サイモン・ラトル&ベルリン・フィル『ブラームス:ピアノ四重奏曲(管弦楽版)』

サイモン・ラトル&ベルリン・フィル『ブラームス:ピアノ四重奏曲(管弦楽版)』

3年ぶり来日を控えるサイモン・ラト
ル&ベルリン・フィルの『ブラームス
:ピアノ四重奏曲(管弦楽版)』SAC
Dが発売

11月に3年ぶり4度目の来日コンサートを行うサイモン・ラトル&ベルリン・フィルのSACD(ハイブリッド)による『ブラームス:ピアノ四重奏曲(管弦楽版)』が発売となった。
2009年コアクラシック海外アーティスト売上No.1を記録した『ブラームス交響曲全集』に続くリリースとなる本作は、ブラームスを師と仰いだシェーンベルクの管弦楽曲集の『ブラームス ピアノ四重奏曲管弦楽版(シェーンベルク編)』で、高音質のSACDプレイヤーで再生するとコンサートホールにいるような臨場感が楽しめる。さらに本作はハイブリットを採用しているためSACD以外の通常のCDプレイヤーでも再生可能となっている。
1937年にシェーンベルクがブラームスのスタイルに忠実に従って「もしブラームスが生きていたらしたであろう以上のことはしないように」編曲した『ピアノ四重奏曲第1番』。 この曲をサイモン・ラトル&ベルリン・フィルがカーネギーホールで演奏を聴いたニューヨーク・タイムス紙の記者アラン・コージンは「この編曲をどんなに説得力を持って響かせようとも、頭の中にある記憶の耳から、原曲の音と厚生を振り払うのは難しいかもしれない、だが彼らは、室内楽曲版では到達できないであろうシェーンベルク版のドラマチックな展開を生き生きとしたスタイルで披露しており。その成果は報われたといってよい」と評している。

今回の『ブラームス ピアノ四重奏曲管弦楽版(シェーンベルク編)』に続いて9月21日には、ホルストの『惑星』やマーラーの『復活』など合計5作品がSACDにてリリースされることが決定している。

【リリース情報】
サイモン・ラトル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

<2011年8月24日発売> 
ブラームス:ピアノ四重奏曲(管弦楽版)
SACD ¥3,300(税込)
TOGE-11076 2011年8月24日 発売

(収録曲)
1 ピアノ四重奏曲第1番ト短調作品25 第1楽章:アレグロ
2 ピアノ四重奏曲第1番ト短調作品25 第2楽章:インテルメッツォ アレグロ・マ・ノン・トロッポ
3 ピアノ四重奏曲第1番ト短調作品25 第3楽章:アンダンテ・コン・モート
4 ピアノ四重奏曲第1番ト短調作品25 第4楽章:ジプシー風ロンド
5 映画の一場面への伴奏音楽作品34(迫り来る危機〜不安〜破局)
6 室内交響曲第1番作品9b I. ゆっくりと〜とても速く
7 室内交響曲第1番作品9b II. 133小節〜 情熱的に〜冒頭のテンポで〜穏やかに〜とても速く
8 室内交響曲第1番作品9b III. 368小節〜 さらに遅く〜流れるように〜活き活きと〜冒頭のテンポで
9 室内交響曲第1番作品9b IV. 497小節〜 やや穏やかに〜強調して〜冒頭のテンポで

<2011年9月21日発売> 
マーラー:交響曲第2番『復活』
チャイコフスキー:バレエ音楽『くるみ割り人形』(全曲)
ブラームス:交響曲全集
ホルスト:組曲『惑星』(冥王星付き)
マーラー:交響曲第5番

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