PaperBagLunchboxの全作品が最新リマ
スターで配信解禁 残存する唯一のM
Vも再公開

PaperBagLunchboxの全作品の配信が解禁された。
2001年、大阪芸術大学の音楽サークルにて同級生の4名、 中野陽介(https://www.instagram.com/nakano_emerald/) (現Emerald)、 恒松遙生(https://twitter.com/michica_sayuu) 、倉地悠介、伊藤愛によって結成されたPaperBagLunchbox。2006年にROVO七尾旅人などの作品をリリースしていた〈wonderground music〉より1st EP『PBLEP』とアルバム『ベッドフォンタウン』でインディーズ・デビュー。5年間の沈黙の末、2010年に2ndアルバム『Lost & Found ~2006-2010~』を、翌年2011年初頭に3rdアルバム『Ground Disco』を発表し、その後ツアー中に突如として解散を発表した。
PaperBagLunchbox
当時CDのみの発売だったため幻となっていた彼らの作品が、この度12年の時を経て全曲配信に至った。また、今回の配信解禁に伴い、初期SUPERCARのプロデューサーであったカナイヒロアキを迎えて制作された『PBLEP』『ベッドフォンタウン』の2作は、同氏によるリマスタリングが施され、ライブ会場限定で発売された『Lost & Found ~2006-2010~』と、ラスト・アルバムとなった加藤孝朗による総合プロデュースのコンセプト・アルバム『Ground Disco』の2作品は、ROVOやDUB SQUADの活動で知られる益子樹がリマスタリングを担当した。

さらに、残存する唯一のMV「watching you」も再公開。メンバー全員のコメントも到着した。

【中野陽介(Vo. / Gt.) コメント】

音楽バブルの末期に、脆弱な心と体で挑んだ音楽の世界。思い返せばもう前世の記憶のような、、。苦々しい思い出とセットのはずの全33曲。しかし10年も経てば響きは変わってくるものです。1st EPと1st Albumをストリーミング配信に耐えうるサウンドにアップデートしてくれたカナイさん。当時は表現しきれなかった本来のバンドらしさを削り出してくれた益子さん、そして配信を許可してくれたwondergroundに心から感謝します。Emeraldの僕しか知らない人にも、また、当時僕たちを愛してくれたファンの皆様にも、届きますように。これで僕の関わった曲は全て、アクセスできる状態になりました。再び再生してもらえたなら、あの音楽にかけた10年という年月が少しだけ報われる気持ちです。
中野陽介

【恒松遙生(Key. / Noise) コメント】

just the Two of Us進行(丸の内進行)とも呼ばれるコード進行。文字で書くとスルーしてしまう人もいるかもしれないですが、音で聞けば、ほとんどの人はわかるはずです。
PBL無き後の日本の音楽シーンにおいて、爆発的に流行ったからです。極端に言えば、今も流行っています。このコード進行。「個人的」にはめちゃくちゃPBLっぽいなぁと勝手に思っています。2023年の今も。・・・「思っている」のに、PBLにこのコード進行の曲は存在していません。
僕はPBLのバンドの構成上、自然とコード進行やコードの選択をする立場でした。つまり、just the Two of Us進行(丸の内進行)を僕は選ばなかったのです。要するに、当時の僕の「個人的な拘り」で選ばなかった訳です。
「個人的な拘り」。PBLという音楽は、4人のメンバーの個人的な拘りのみによって作られています。
1stアルバム「ベッドフォンタウン」。例えば僕の場合だと、歌はボーカルのみにしたいから出来るだけハモりをつけたくない、トニックコードはなるべく使いたくない、などの「個人的な拘り」がありました。その後、空白の5年を経た後の2ndアルバム、3rdアルバム。作風は変わっていますが、メンバーそれぞれの「個人的な拘り」であることに変わりはありませんでした。PBL4人だけでなく、PBLに関わった人たち全員が「個人的な拘り」のみで突き進んだPBLプロジェクトだったのかもしれません。「個人的な拘り」・・・1人による行動においては当たり前の事ですが、バンドやチームとなると途端にそれを突き通すことが難しくなります。しかし、PBLはその難しさを純度100%で作品化しました。もちろん、たまたまです。メンバー4人が出会ったのもたまたま。偶然、という言葉がありますが、ここは「奇跡」と表現させてください。PBLは「奇跡のサウンドトラック」だったと僕は思っています。「個人的」に。今回、いろいろな方々のご尽力により、PaperBagLunchboxの全てのスタジオ録音作品が遂にネットにログオンとなりました。「奇跡のサウンドトラック」。今の時代に結構面白いと大真面目に思っています。僕もサブスク環境で聴くのが楽しみです。
恒松遙生

【倉地悠介(Ba.) コメント】

10年以上前の曲がサブスクで聴けるようになるなんて驚きです。
今回楽曲を蘇らせてくれたカナイさん、益子さんに感謝!!
ぜひ聴いてください。
倉地悠介

【伊藤愛(Dr.) コメント】

まさかまた改めてリリースされる日が来るなんて、思ってもみませんでした。
おひさしぶりですの人にも、はじめましての人にも。
たくさんの人のお耳を拝借できればいいなぁ、と思っています。
伊藤愛

【リリース情報】

PaperBagLunchbox 『PBLEP (Remastered 2023)』

Release Date:2023.11.15 (Wed.)
Label:wonderground music
Tracklist:
1. オレンジ – 2023 Remastered –
2. スライド – 2023 Remastered –
3. 雨 – 2023 Remastered –
4. 藍時 – 2023 Remastered –

■ 配信リンク(https://ssm.lnk.to/PBLEP_R)

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『ベッドフォンタウン (Remastered 2023)』

Release Date:2023.11.15 (Wed.)
Label:wonderground music
Tracklist:
1. さよなら日和 – 2023 Remastered –
2. スライド (album ver.) – 2023 Remastered –
3. 5度 – 2023 Remastered –
4. ふらつく夜の – 2023 Remastered –
5. ひとりぼっち – 2023 Remastered –
6. partyはつづく – 2023 Remastered –
7. オレンジ(album ver.) – 2023 Remastered –
8. ~box 202~ – 2023 Remastered –
9. 夜明け – 2023 Remastered –
10. 水中飛行 – 2023 Remastered –
11. 藍時(album ver.) – 2023 Remastered –

■ 配信リンク(https://ssm.lnk.to/BedphoneTown_R)

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『Lost & Found ~2006-2010~ (Remastered 2023)』

Release Date:2023.11.15 (Wed.)
Label:wonderground music
Tracklist:
1. アコースティックボート – 2023 Remastered –
2. さよならメトロノーム – 2023 Remastered –
3. メロウゴーラウンド – 2023 Remastered –
4. オフ – 2023 Remastered –
5. ワンダーサラウンド – 2023 Remastered –
6. ユキノハラ – 2023 Remastered –
7. ティコ – 2023 Remastered –
8. おやすみ – 2023 Remastered –
9. 朝だよ – 2023 Remastered –

■ 配信リンク(https://ssm.lnk.to/LostFound_R)

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『Ground Disco (Remastered 2023)』

Release Date:2023.11.15 (Wed.)
Label:wonderground music
Tracklist:
1. Ground Disco – 2023 Remastered –
2. アーバンソウル – 2023 Remastered –
3. watching you – 2023 Remastered –
4. キスレイン – 2023 Remastered –
5. VELVET – 2023 Remastered –
6. 月のまばたき – 2023 Remastered –
7. 明け星 – 2023 Remastered –
8. オレンジ2011 ver. – 2023 Remastered –
9. マイムを踊れ – 2023 Remastered –
10. ストップ – 2023 Remastered –
11. 帰れない街 – 2023 Remastered –
12. 運命の丘 – 2023 Remastered –

■ 配信リンク(https://ssm.lnk.to/GroundDisco_R)

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