AKB48 大盛真歩 茨城県鉾田市で高校
生にSNS上の甘い言葉の危険性、家族
に伝えてほしい詐欺対策を伝授

「いつも留守番電話設定にして、すぐに
電話に出ない」

「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(略称:SOS47)は、全国で被害が相次ぐオレオレ詐欺等の特殊詐欺に関する知識や被害防止策を分かりやすく伝え、特殊詐欺被害を防止するため、2018年より、全国47都道府県警察と共に対策及び広報啓発活動を行っている。

特別防犯支援官のAKB48の大盛真歩が、茨城県警鉾田警察署主催の特殊詐欺被害防止の広報啓発活動に出席、茨城県立鉾田第二高等学校の生徒に向けた非行防止教室「家族の絆で犯罪ストップ!~みんなが被害者にも加害者にもならないために~」でのメッセージ発信と、秋の全国地域安全運動についてのキャンペーンを行った。

今年に入り、茨城県内ではニセ電話詐欺が多発しており、9月末の時点で認知件数が176件、被害額が約3憶7400万円と、昨年同時期と比べ認知件数は少ないものの、被害額が上回っている。

大盛は、「ニセ電話詐欺というと、息子さんやお孫さんになりすまして電話をかけるオレオレ詐欺や、未納料金があるといってお金をだまし取る架空料金請求詐欺などがあります。詐欺の被害に遭わないためには、SOS47の茨城県のご当地動画『電話対策編』でもご紹介している通り、自宅の固定電話をいつも留守番電話設定にして、すぐに電話に出ず、メッセージを残した人や知人からの電話だと確認してから出ることがとても有効な対策です」と呼びかけた。

また、大盛自身で気をつけていることとして、「私の実家の電話も家に鍵をかける感覚で、いつも留守番電話設定にしています。」と話した上で、生徒に対し「皆さんの家に固定電話がある場合は、NTT東日本のナンバーディスプレイとナンバーリクエストの申し込みがお勧めです。これは非通知の電話を自動でシャットアウトしてくれるもので、詐欺電話に遭う確率を下げることができます。このサービスは70歳以上の方がいるご家庭では無料で受けられますので、ぜひ皆さんのおじいちゃん、おばあちゃんに伝えてください。普段から家族で詐欺に気をつけようと話をすることが大切です。」と、家族の絆の大切さと詐欺被害防止についての対策を訴えた。

続けて、最近高齢者だけでなく若者にも被害が増えている手口として、パソコンでサイト閲覧中にウイルス感染したと偽の画像が表示され、問い合わせ電話番号に電話をかけさせ、修理費用を電子マネーで請求する手口(サポート名目での詐欺)や、スマートフォンに未納料金があるなどとしてショートメッセージが届き、記載の連絡先に電話をすると有料サイトや有料アプリの利用料金の支払いを要求される手口などが紹介され、これについて大盛は、「このように、突然警告画面が表示されたり、スマートフォンにメッセージが来たりしても、慌てて連絡してはいけません。まずは表示されている連絡先が正規なものであるかを確認したり、家族や警察などの第三者に相談しましょう。他にも、心当たりのないお金の請求や知らない番号からの連絡には絶対に応じてはいけません。無視してください。」と訴えると共に、「またこの手口は、コンビニエンスストアなどで電子マネーカードを買うよう指示されたり、ATMでお金を振り込ませるケースが多く、『至急』や『今日中』と言って慌てさせお金をだまし取ろうとします。もし高齢者の方が電子マネーカードの購入を迷っていたり、電話をしながらATM操作をしているのを見かけた場合は、勇気を出して声をかけて、警察に110番通報してください。または店員さんに詐欺の被害者かもしれない人がいると知らせてください。皆さんの勇気で救われる方が必ずいるはずです。」と、注意喚起を行うとともに、積極的な声かけへの協力を求めた。
さらに、若者向けにSNSなどで『短期間で高収入が得られるアルバイト』などと甘い言葉で募集をかけ、実態は犯罪実行者を募集していることについて、大盛は、「軽い気持ちで応募してしまうと、詐欺の受け子や出し子、強盗の実行犯など犯罪組織の手先として利用され、犯罪者となってしまいます。バイトではなく犯罪です。実際に近年高校生や未成年がこうしたSNSや友人からの誘いに乗ってしまい、犯罪行為を行い逮捕されています。犯人グループは、応募すると最初に個人情報を提出させ、辞めようとしてもその情報をもとに脅され辞めることができず、逮捕されるまでいいように使われてしまいます。短期間で簡単に大金が稼げるは噓です。必ず捕まり、大切な人生が台無しになってしまいますので、1回くらいなら大丈夫と考えないでくださいね。」と生徒たちに呼びかけた。

生徒の一人から「特殊詐欺について他に気をつけるべきことは?」という質問に対し、「最近だと、国際電話番号を使って電話をかけてくる手口が急増しています。+1などが頭についている海外からの番号です。これは被害を完全に防ぐことができ、自宅の電話で海外とやりとりをすることがなければ、ぜひ申し込んでください。」として、国際電話不取扱受付センター(0120-210-364)に電話することで、「海外との電話を無料でストップすることができます。」と紹介した。

最後に「ニセ電話詐欺や皆さんを甘い言葉で犯罪者にしてしまう誘いなど、とても大切な話をしましたので、今日の話を忘れないでくださいね。家族の絆で詐欺を食い止めるため、自宅に帰ったら家族やおじいちゃん、おばあちゃんにも伝えてください。困ったことがあったら、一人で悩まずに、家族や先生、警察に相談してください。」と締めくくった。

その後、市内のショッピングセンターにて行われた秋の全国地域安全運動開会式に出席、買い物客に特殊詐欺被害防止の啓発物を手渡すキャンペーンを行い、直接声をかけ注意喚起を行った。

アーティスト

佐藤仁

日本だけでなく欧米やアジアのポップカルチャーやエンターテイメント、メディアの動向を幅広く取材。放送作家・番組制作協力も多数。

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