WurtS『RUSH BALL 2023』ライブレポ
ートーー特大のコール&レスポンスが
25周年の幕開けを飾る

『RUSH BALL 2023』WurtS
FM802 DJ大抜卓人と『RUSH BALL』プロデューサーのGREENS力竹総明がステージに登場。注意事項を伝え、「これからの『RUSH BALL』の歴史を切り開いてくれるという期待を込めて!」と紹介したのは、2021年から本格始動し、快進撃を続けるソロアーティスト、WurtS。作詞・作曲・アレンジ、アートワークや映像に至るまで全てをセルフプロデュースする、21世紀生まれのニュージェネレーションが25周年の本編幕開けを飾る。
WurtS
ウサギ(DJ)に引き続き、サポートメンバーとともに、トレードマークのキャップを深く被ったWurtSが登場。輪になって息を合わせると『SAKAMOTO DAYS』とのコラボ曲「BORDER」からライブをスタートさせ、オーラのあるサウンドで魅了する。そして「ふたり計画」で、より肌感の増したロックを展開すると、次はギターを置いてスタンドマイクで歌い、ショートチューン「Talking Box(Dirty Pop Remix)」のスパイシーなビートで躍らせてくれる。「次は何!」というワクワク感が止まらないステージに観客も目を輝かせている。
MCでは、「初出演です! 出られてうれしいです! 25周年という記念すべき年にトップバッターに呼んでいただき、ありがとうございます」と喜びを全開に。ハンドマイクでステージの両端まで移動した「NERVEs」では、時折バンドメンバーとエアギターも披露。ライブを重ねるにつれ、匿名なWurtSという存在がよりリアルな存在に変化している。
WurtS
「MOONRAKER」でノイジー&ダウナーな世界へ誘うと、再びギターを持って後半戦へ。「オブリビエイト」の冒頭でソリッドなギターリフをかき鳴らすと、サイケなダンスロックチューンでフロアもヒートアップ。たくさんの手が振られ、軽やかに「コズミック」「リトルダンサー」へつなぐ流れは、浮遊感と開放感がたまらない。それらを自然体で繰り出すWurtSのポテンシャル。対比するアグレッシブなギターやウサギDJのピアノを弾くアクションも楽しく、自由度が高いライブは、終始目が離せない。
「もっといけますか!?」最後は、ハンドクラップの中、どこか懐かしさを感じるメロディーが耳に残るキラーチューン「分かってないよ」をドロップ。コロナ禍でリリースされた楽曲をシンガロングできる喜びはひとしおだ。最後に初々しくコール&レスポンスを誘導するWurtS。それに応える大合唱で泉大津がひとつになった。
取材・文=岡田あさみ 撮影=河上良
『RUSH BALL 2023』WurtS
WurtS
WurtS
(『RUSH BALL 2023』オフィシャルレポートの一覧はこちら)

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