死にたい夜に聴いてほしい音楽とミュ
ージックビデオ、3本厳選

死にたい夜に聴いてほしい音楽とミュー
ジックビデオを3本厳選

音楽で救われた。そういう経験のある人は多いはずだ。学校で辛い目に遭ったとき、好きな人にフラれたとき、仕事を放り出したくて堪らなくなったとき、自分の部屋に閉じこもっていたとき。あの歌手がいたから、あのバンドの存在を知ったから、何とか今日まで生き延びてきた。そういう経験が。

今回ご紹介するのは、いま、死にたいほど辛い時間を過ごしている人に知ってほしい音楽だ。たくさん挙げるのはかえって逆効果だと思われるので、3本に厳選した。たった1つでも、あなたの心の奥深いところにまで届きますように。


生きててよかった。フラワーカンパニー
ズ『深夜高速(25th Annivarsary Mix)』

『深夜高速(25th Annivarsary Mix)』

フラワーカンパニーズは、「日本一のライブバンド」を掲げる4人組のバンド(鈴木圭介(vo)、グレートマエカワ(Ba)、竹安堅一(Gt)、ミスター小西(Dr))だ。そのうたい文句通り、日本全国のライブ会場を回り、「自らライブを届けに行く事」をモットーに活動している。そうして、今年で結成30周年を迎えた。

『深夜高速』はもともと2004年に正式リリースされた楽曲だが、バンド結成25周年を翌年に控えた2013年、新バージョンが公開された。それが、このミュージックビデオ(MV)だ。

「生きててよかった」という言葉が、これほど強く、鋭く、温かく響いたことは、少なくとも私にはなかったし、今もない。


俺の叶わなかった夢を 誰かが今叶えて
る。MOROHA『Tomorrow』

『Tomorrow』

MOROHAは2008年に結成された、アフロ(MC)とUK(Gt)の二人組のラップグループだ。汗をほとばしらせるアフロのラップと、寡黙だが情熱的なUKのアコギだけを武器に、全国のライブ会場を主戦場として、活動している。

MV『Tomorrow』には、MOROHAファンであることを公言する俳優の東出昌大が主演し、鬱屈を抱えて生きる男を好演している。

「俺の叶わなかった夢を 誰かが今叶えてる」。この後悔に、嫉妬に、絶望に、怒りに、恨みに、恥辱に、過去と現在と未来を黒く染められてしまったと感じたことのある人なら、きっと超重量級の衝撃を受けるだろう。だが、その重さは誰かを打ちのめす重さではない。むしろ、地に足つけさせてくれる重さである。


全身で聴いてほしい。amazarashi『無題

『無題』

amazarashiは、秋田ひろむ(Vo, Gt)を中心とする、2010年メジャーデビューの覆面ロックバンドだ。「日常に降りかかる悲しみや苦しみを雨に例え、僕らは雨曝だが「それでも」というところから名づけられたこのバンドは、「アンチニヒリズム」をコンセプトに掲げ、絶望の中から希望を見出す辛辣な詩世界」を持っていると評される。

『無題』はamazarashiの1stアルバム『爆弾の作り方』(2010)に収録されているが、上に挙げたMVは、2015年に公開されたプラグレスアレンジの新バージョンだ。

1人の絵描きの栄光と挫折を描き、余すところがない。今をもがき苦しんでいる人の心を、泣きたくなるほど抉(えぐ)ってくるだろう。私事ながら、筆者はこの歌を2011年に初めて聴いたとき、身体が震えた。そのまま7回ループ再生し、翌晩もその翌晩もくり返し聴いた。

この歌は耳だけで聴くものではない。全身で聴くものだ。秋田ひろむの雄々しく、やさしい歌声を、あなたもぜひ身体の内側に反響させてほしい。
(画像出典:FIND/47)


関連情報
・フラワーカンパニーズ公式サイト

・フラワーカンパニーズ Twitter

・MOROHA公式サイト

・アフロ Twitter

・ UK Twitter

・MOROHAオフィシャル Twitter

・amazarashi公式サイト

・amazarashi Twitter

・amazarashi武道館ライブレポート
死にたい夜に聴いてほしい音楽とミュージックビデオ、3本厳選はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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