xiangyu。中毒者続出、魅惑のハウス
ミュージック

独特のワードセンスを南アフリカ発のハ
ウスに乗せて。xiangyu(シャンユー)
とはどんなミュージシャン?

一度聴いたら頭から離れない歌詞とトラック。映像を見ると、なおその世界に夢中になってしまいます。

彼女の名前は、xiangyu(シャンユー)。まさにいまアンダーグラウンドで注目されつつあるミュージシャンのひとり。

いったいxiangyuとはどのようなミュージシャンなのか。その魅力を紐解きます。

xiangyu(シャンユー)のプロフィール

まず、公式ウェブサイトやwikiもなく、謎に包まれているxiangyuのプロフィールについてまとめます。

xiangyuは、1994年3月22日生まれ、年齢25歳の女性アーティストです。出身地については明らかになっていません。


18時から東京ミッドタウン日比谷の広場です pic.twitter.com/zaWIb4kOgX

— xiangyu(シャンユー)_official (@xiangyu_fish) 2019年6月2日

彼女が音楽活動を始めたのは、2018年9月のこと。きっかけは、2013年ごろ、現在(2019年6月)のマネージャーからスカウトを受けたことでした。当時、xiangyuは、服飾系の専門学校に在学しており、出展で参加していたデザインフェスタで、たまたま現在のマネージャーと出会います。当初、「怪しいおじさんに急に音楽をやらないかと誘われた」と、スカウトをまったく信用していなかった彼女。これまで一切「音楽」を通ってこなかった上、歌うことにもコンプレックスがあったと、過去のインタビューでは話しています。専門学校卒業後、アパレルや服飾の仕事に就いた彼女ですが、その間も現在のマネージャーからは定期的にアプローチがあったのだそう。印象も次第に「いいおじさん」へと変わっていきました。

転機が訪れたのは24歳のとき。仕事中に聴くラジオから流れた阿川佐和子の言葉が、彼女を音楽の道へと踏み出させました。

「まだ気づいていないほかの才能が自分にもあるかもしれない」

年女という区切りの年齢だったことも一歩踏み出す理由になったと、彼女は話しています。
活動名義である「xiangyu」は、中国語で「鮎」という意味。これは、彼女の本名に由来しています。「川に関連する名字+あゆみという名」からの連想で「鮎」にたどり着き、それを中訳してxiangyuという名前となりました。「X」から始まる名前のミュージシャンが少ないことも決め手になったそうです。

xiangyu(シャンユー)の魅力

xiangyuの魅力は、独特の言葉遊びが盛り込まれた歌詞と、最新の日本のトレンドを反映したトラックにあります。ジャンルで言えば、ハウスに分類される彼女の音楽。一聴すると、独特の音使いに珍しさを覚えるはずです。

それもそのはず、彼女の楽曲は、南アフリカ発のハウスミュージックであるGqom(ゴム)に影響を受けています。エスニックな音使いは、そのルーツに由来するもの。まだまだ日本人にとって馴染みの薄いジャンルですが、それでも日本人にとって聴きやすい音へと昇華している点は、トラックメイカーの力によるところが大きいでしょう。

xiangyu。中毒者続出、魅惑のハウスミュージックはミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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