STUDIO4℃最新作「海獣の子供」全24
8ページのアートブックが公開初日に
発売

(c) 2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会 「鉄コン筋クリート」を手がけたSTUDIO4℃の最新劇場アニメ「海獣の子供」のアートブックが、公開初日の6月7日に発売されることが決定した。制作過程の軌跡を全248ページに収録する。価格は3600円(税抜き)。
 五十嵐大介氏の漫画(小学館刊)をアニメ化する同作は、学校でも家でも居場所をなくしてしまった14歳の少女・安海琉花(あづみるか)が、ジュゴンに育てられたという不思議な少年・海、その兄・空との出会いをきっかけに、生命の秘密に触れていく海洋冒険物語。監督を「宇宙兄弟」や「映画ドラえもん」を手がけてきた渡辺歩が務め、音楽を久石譲が担当。女優の芦田愛菜が声優として主演している。
 「スチームボーイ」「鉄コン筋クリート」で知られ、「海獣の子供」の美術監督を務めた木村真二から、アートブック発売に寄せてコメントも公開された。木村は「素晴らしい原作ほどアニメーションにして意味があるのか? 完結している特別な世界を大勢のスタッフで作ることが望ましいのか?」と当初のためらいを吐露しながらも、「最初の頃のそのような不安も監督の渡辺さん、キャラクターデザイン・総作画監督・演出の小西(賢一)さんと進めていくうちに、アニメーションでしかできない作り方で、五十嵐さんの世界観を伝えられるのではと思うようになりました。なにげない日常から始まり、海、宇宙、無限と続く物語を背景美術からの視点でまとめてみました」と制作に踏み出した経緯を語っている。

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