はい、また来ちゃいましたよ。高円寺!
妄想インドカレーネグラ、くじらと「カレーときどき村田倫子」の連載にて何度かお邪魔しており、なんと今回3度目の上陸!
もはや、このカレー連載においては“庭”と呼んでもいいのでは!
ああ土地に呼ばれておるなあ。高円寺に来るといつもそんな気持ちに。とてつもない引力を、ここ高円寺に感じるのであります。
今日は、カレー好きの友人たちに口を揃えておすすめされる『インド富士子』のカレーをやっと味わえるわけで!
ずっと行きたいリストに挙げていたのです! もう、オープンするやいなや、話題になりっぱなしで、連載スタッフもこぞって熱望していたお店であります!
そんなこんな、スキップさながら高円寺にやってきました。
親近感が湧くお茶目なネーミングからずるいけど、店構えもずるい。
扉の文字、レトロな暖簾の色合い、下にちょこんと置いてある小さすぎる看板、、、。もう全てに気持ちがほっこりです。
ちなみに、店主が富士子さん、というわけではなく、素敵な男性、小城さん!
「富士子さんはいないんですか?って聞かれるんですが、東小金井で前にやっていたお店が『インド富士』だったので、2号店なので“子”を付けました」
ユーモアと愛のある命名! 小城さんにはこの後登場してもらいます。
小料理店のような親しみ深い内装に、店主との距離が心地よく温かみのあるカウンター席。
それもそのはず! なんとこの場所、おばあさんが長年切り盛りしていた小料理屋の居抜きだそう。
空いた時に、小城さんの知人で、この上の階のレコード屋さん『円盤』のオーナーさんが「いいところが空いたよ」と教えてくれたそうです。
「平屋で和室。それに、ここまで渋い風合いって作ろうと思って作れるものじゃないですよね。せっかくだから、なるべく手は加えずにこのまま活かしたいなって」
小城さんのそんな思いも重なり、スパイスの香りにほんわか包まれてどこか落ち着く店内はとても居心地が良い。
お一人様でもゆっくりカレーを楽しめそうな空間です。
そしてちらほら飾ってある、インド富士子オリジナルアイテムたちも是非チェックしてください!
Tシャツ、お米の袋をリメイクしたバック! えー、可愛すぎますやん、私のツボすぎるよ!
昼はもちろん、夜も店を構え、人が集うインド富士子。
カレーの他にもお酒のあてとなるメニューも用意されています。(しかも安い)、お酒とカレー、どっちも楽しみたい人も、カレーだけの人も、お酒だけの人もいろんな人がここに集うそうです。
数あるお酒の中から、選んだのは店主一押し、夕焼け色のあのお酒…「インド富士サワー」で乾杯です。
オレンジの甘みに後からじわ~と押し寄せるスパイスの深さと生姜のキリっと感が、がなんともクセになります。
あぁ、しかしカレーを待ちながらの一杯は、なんて贅沢な時間なんだろうか…いろんな意味でもう酔いそうだ、、、!
サワーの余韻に浸っていると、目の前にはずっと待望していた景色が…。あー!ナイスカレーマウンテン!!!!!素敵!!!!!
二種盛りカレーの色のコントラストに、ターメリック色のご飯。
鮮やかな緑のパクチーと、さりげなく寄り添う綺麗なアチャールが良い差し色に。ナイスコーディネートです。
ビジュアルからも落としにかかってきてますねえ、、、、。
まったく、ずるいぞ富士子!
カレー2種盛り¥1200、インド富士サワー¥500
二種がけのカレーは、一番よく出るという「フィッシュ」と「ポークビンダルー」。フィッシュの方は、今日はブリさんがメイン。
ココナッツミルクがベースのまろやかなルゥに、大ぶりなブリの身がほろほろとルゥに絡み優しくお口で溶け合います。ふっと肩の力が抜ける心地よいお味。
店主が「こちらは辛めのベースです」というお隣のポークは
キリッとしたスパイスに、シャバっとしたルゥ。そこに肉厚でやわらかなポークがすんごく合う。
思わず、こんな顔で眺めちゃったほど!
そして、辛みと旨味の余韻を残したお口にクッと「インド富士サワー」を流し込む。
ひゃ~~~~~サイコウカヨ!!!!
富士子万歳!!!!!!!!!!!!
アリガトウ!!!!!
いやぁ、冒頭からずるいと連呼してますが、本当にいちいちずるいなあ笑。カレーとお酒、、、本当に何度も言いますが、合うんです!
おつまみはもちろんのこと、なんとカレー自体もおつまみ用サイズがあるという、お客さんのニーズに応えまくりの素敵なお品書き。
おつまみサイズは、白チキンカレーにしてみました。
白いベースのカレーは初めましてかも。可愛い。し、おいしい!
(しかも600円で、このボリュームとはお得すぎるぞ)
ほろほろチキンのうまみが溶けた優しいルゥはご飯が進む味。
甘さと後から感じるほんのりとした辛さが絶妙でした。
白チキンカレー(おつまみサイズ)¥600
噂通りの美味しさと雰囲気に、すっかり虜になった富士子カレーさん。最後に気になってしょうがなかった、お米バックをお買い上げしました。今日の服装にめちゃ合うやん、これ!
Tシャツもデザインも色も豊富なラインナップです!
イラストを手掛けているのは、店主の知人のアーティストHirappar wilsonさん。(なるべくたくさんお見せしたかったので、小城さんとライターさんにお手伝いしてもらいました!)
最後には、照れながらも、記念撮影にカウンターから出てきてくれた店主。お若いながらも、大人の余裕と絶妙なゆるさと包容力、独特な雰囲気、、、。リリーフランキーさんばりの素敵な魅力(ベレー帽も似合いすぎてる!)をビシビシ感じていたのはここだけの話。
あぁ、何から何までずるいぞ富士子ちゃん。
私は骨抜きだよ!
 
Navigator&text:Rinko Murata
Photo:Kayo Sekiguchi
Edit:Miiki Sugita/Namiko Azuma
 
インド富士子
住所:杉並区高円寺南3-59-11
営業時間:【月〜金】1800【土・日・祝】1100/1800
定休日:不定休
Twitter:@indfjk
出典:She magazine

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