『クジラの子らは砂上に歌う』5話感
想 オウニがイケメンすぎる!(ネタ
バレあり)

『クジラの子らは砂上に歌う』

5話(第五節)「逃げるのはイヤだ」
ネリの正体は依然として謎に包まれたままですが、世界の真相は一気に明らかとなりました。そして今回はオウニがかっこよすぎる……!では感想スタート♪
※ネタバレあり※
(※原作未読※)
主なキャラクター&キャスト
チャクロ:花江夏樹
リコス:石見舞菜香
ネリ:加隈亜衣
ギンシュ:小松未可子
オウニ:梅原裕一郎
スオウ:島﨑信長
(1)チャクロの成長
■“悲しみ”と“怒り”の涙
泣き虫のチャクロは、5話でもやっぱり泣きました。でも今回流した涙は、いつもの“悲しみ”による涙とはちょっと違ったみたいですね。
チャクロは泥クジラが沈められようとしていること、さらにリコスが矢で傷つけられたことに、心の底から怒っていました。あれは、“悲しみ”だけではない、“怒り”も入り混じった悔し涙でした。
そして最後に放たれた「俺はリコスもみんなも絶対に守ってやる!」という言葉。これまでチャクロがこれほど積極的な、自分の意思を示すような言葉を放ったことはなかったと思います。
■チャクロの前向きな意思
いつも「記録係」らしい傍観者のような態度で、周りで巻き起こる惨劇にただ悲しむだけだったチャクロ。「書く」ことを使命としながらも、どこかそれを逃げ場所のようにしていた部分もあり、あまり自分から行動を起こすようなことは今までありませんでした。
今回は、「書く」こと以外で、初めてチャクロが自分の意思を示した重要な回だったと思います。「俺はリコスもみんなも絶対に守ってやる!」という自身の言葉が、チャクロにとって今後の道しるべとなっていくはずです。
(2)泥クジラの正体・世界の真相
■泥クジラのこと・世界のこと
冒頭の体内での出来事や、その後のリコスの話によって、泥クジラの謎や世界の真相が一気に明らかとなりました。以下に並べてみます。
・泥クジラのヌースをファレナと呼ぶ。
・すべての船にヌースが存在している。ヌースは心臓。ヌースを破壊すれば、船を撃退できる。
・帝国は8つの戦艦と、母船を持っている。
・帝国に敵対する国など、ほかにもいくつか国がある。
・ファレナは人の感情を食べられない。(普通、ヌースは人の感情を食べる)
・泥クジラに住む人々の先祖は、ヌースによる感情の支配を拒んだ。(=罪?)
・帝国はファレナを砂の海に閉じ込めておくつもりだったが、他国が砂の海を渡航する技術を得てしまった。ファレナを奪われることも、受け入れることもできなかったため、ファレナの破壊と罪人の末裔全員の処刑を決定した。
■感情は罪なのか?
ようやく全貌が見えてきましたね。それにしても、なぜ感情を持ち続けることが「罪」なのでしょうか?2話の中で「感情は世界を滅ぼす」「感情は必要のないもの」という言葉もありましたが、ちょっと曖昧ですね。たぶんもっと具体的な原因があるのでしょう。
リコスはファレナを「感情のまま生きる野蛮な一族」が憎しみ合いながら暮らす「生き地獄のような島」だと教えられていたそうです。しかし泥クジラの住人と交流する中で、彼らが決して罪人ではないと、リコスは確信したのでしょう。
泥クジラの住人たちのことをリコスは、「私たちが失った、大切な何かをちゃんと持っている」「この世界の希望」と言っていました。思い切り涙を流し、しっかりと自分の気持ちを口にすることで、リコスは感情の価値に気が付くことができのだと思います。
(3)スオウとオウニ
今回一番かっこよかったのは、スオウの演説中に現れたオウニですね。
もちろんスオウの存在も重要。タイプの違う二人の関係性が、泥クジラの存亡のカギとなりそうです。
■スオウの優しさ
無印のスオウは、印の人たちにサイミアで戦ってもらうことに対し、どうやら罪悪感を抱いているようです。印の寿命を伸ばす研究も成果を上げられず、妹のサミも死んでしまったスオウの気持ちを考えると、あの場で泣いてしまうのも仕方がないと思います。でも人々を導く立場としては、スオウの心は少し優しすぎるようにも感じます。
■オウニの強さ
そんな時に現れたのがオウニ。次のセリフがとにかくかっこい。
「腹括れてないのはお前だけだ!こいつらはずっと前から、短命の呪いを受け入れてきた。これからの運命だってそうだ。あとはお前が堂々と『戦え』って言えばいい!」
これは惚れる……!
スオウの人々を想う優しさと、オウニの頼もしい言葉に励まされた泥クジラの住人たち。これから訪れる戦いを前に、いかにして立ち向かっていくのか注目です。
ネリの正体はわからないまま……
出典:(c)梅田阿比(月刊ミステリーボニータ)/「クジラの子らは砂上に歌う」製作委員会アニメ「クジラの子らは砂上に歌う」(@kujisuna_anime)Twitterより
今回はネリの正体がわかるだろうと予想していましたが、結局のところはっきりとしたことはわかりませんでした。ヌースをママと呼んだり、長老のハクジを呼び捨てで呼んだり、相変わらず謎の多い少女ですね……。
ヌースに取り込まれたようにも見えましたが、最後のシーンで翼の生えたネリらしき少女が登場したので、いなくなってしまったわけではなさそうです。たぶん。
それでは、また来週の展開を楽しみに待ちましょう!では!
■『クジラの子らは砂上に歌う』感想一覧はコチラ♪
▶▶『クジラの子らは砂上に歌う』1話感想 チャクロ少年がいい子すぎる!
▶▶『クジラの子らは砂上に歌う』2話感想 サミかわいい~からの衝撃展開
▶▶『クジラの子らは砂上に歌う』3話感想 スオウとオウニってどっちが正しいの?
▶▶『クジラの子らは砂上に歌う』4話感想 ギンシュお姉さまって呼んでおけばOK♪
▶▶『クジラの子らは砂上に歌う』5話感想 オウニがイケメンすぎる!
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