Rootscoaster Vol.136 / odol 6人体
制となり新たなモードに入ったodolの
ミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf
.)のルーツとなった3曲とは
odolは2014年の結成直後に2FUJI ROCK FESTIVAL’14″内の”ROOKIE A GO-GO”に出演するなど、各所から大きく注目を浴び、2017年にはTwo Door Cinema Clubのオープニング・アクトに抜擢される。その一方で、音楽レーベル/プロダクションである〈UK.PROJECT〉に所属し、同レーベルが主催するイベント”UKFC on the Road 2017″に出演するなど、洋楽・邦楽問わず多方面のリスナーに向けた活動を行っている。
6人組となって初めてのリリースとなる本作『視線』は。ロック・バンドという枠から解き放たれ、odolが新たなモードに入ったことが大いに伺える野心作。シューゲイザー、ネオ・ソウル、ダブステップ……と、その活動スタイルと同様に多種多様な音楽性が垣間見ることができる。今回はそんなodolにおける楽曲制作の中心人物、ミゾベリョウと森山公稀にそれぞれのルーツとなった楽曲を紹介してもらった。
Text by Spincoaster
2. GENERAL HEAD MOUNTAIN / 手紙
Message
自分のルーツについて遡るときによく思うのが、自分にとって特別な時期に出会った音楽は格別だということです。そんな曲を聴けば、音楽は少しだけその頃に時間を巻き戻してくれます。僕はそんな音楽が好きです。
森山 公稀 (Pf)
1. YELLOW MAGIC ORCHESTRA / 東風
Message
影響を与えてくれた音楽は無数に存在していて、その影響の強さは選ぶタイミングによっても変わるものです。僕は、ありがたいことに「自分が影響を受けた曲ってなんだろう?」と改めて考える機会を頂くことも多いのですが、その時に半ば強引に絞り込んで選んだ曲から再び影響を与えてもらうことができます。音楽が好きなみなさんも、ぜひ「自分の人生において影響を受けた曲」を無理矢理、1つや3つに絞ってみてはいかがでしょうか。必ず、再び音楽に出会い直すことができると思います。
Profile
odol
同年、”FUJI ROCK FESTIVAL’14″内”ROOKIE A GO-GO”に出演。
2015年5月、1stアルバム『odol』をリリース。
2016年5月、2ndアルバム『YEARS』をリリース。タイトル曲「years」が日本郵便「ゆうびん.jp/郵便年賀.jp」のWeb CMに起用される。
11月、早川知輝が加入して6人体制となる。
2017年1月、新木場STUDIO COASTにて開催された、Two Door Cinema Club来日公演のオープニング・アクトを務める。
9月、1st EP『視線』をリリース。
【リリース情報】
odol 『視線』
Label:UK PROJECT
Cat.No.:UKCD1168
Tracklist:
1. GREEN
2. 狭い部屋
3. 私
4. またあした
5. その向こう側
6. 虹の端
■odol オフィシャル・サイト:http://odol.jpn.com
アーティスト
Spincoaster
『心が震える音楽との出逢いを』独自に厳選した国内外の新鋭MUSICを紹介。音楽ニュース、ここでしか読めないミュージシャンの音楽的ルーツやインタビュー、イベントのレポートも掲載。