「アトム ザ・ビギニング」
企画協力&監修の手塚眞が作品成立の
経緯を明かす

 インタビューで手塚氏は、同プロジェクト始動の経緯について「『ヒーローズ』と私で『新しい手塚治虫のコンテンツを作れないか』という相談を始めたのが最初。『ヒーローズ』から『アトムが生まれる前のお話はどうか』という提案があり、その方向で新作を考えました」と明かしている。

 また、ゆうきまさみ氏がコンセプトワークスとして参加する経緯について「日本のアニメ・マンガでは、アトムのように意思を持ったロボットのキャラクターは多くない。ゆうき先生は『究極超人あ~る』で人型ロボットのキャラクターを描かれており、そのアプローチの仕方に興味を持ちました」と話し、マンガ担当にカサハラテツロー氏が選ばれた理由を「ゆうき先生ご自身の執筆はスケジュール的に難しかったので、メカや手塚治虫作品にこだわりがあるカサハラ先生に描いていただくことになりました」と語っている。

A106(C)手塚プロダクション・ゆうきまさみ・カサハラテツロー・HERO'S/アトム ザ・ビギニング製作委員会 同作の作風については「手塚治虫へのオマージュがあまり強くならないように、というところは意識しています。新しい物語である『アトム ザ・ビギニング』は、違う方法論で、原典である手塚治虫からどう離れていけるかを考えたほうがおもしろいと思うからです」と、あえて原作から距離をとっていることも明かし、テレビアニメ版にも触れ「脚本会議には、私とカサハラ先生もほぼ毎回立ち会って綿密に進めました。アニメだけのオリジナルエピソードもあるので、どんな映像ができあがってくるのか楽しみです」と期待を語っている。

 「アトム ザ・ビギニング」は、故手塚治虫さんの代表作「鉄腕アトム」の主人公ロボット・アトムが誕生するまでの物語。大災害に見舞われた近未来の日本を舞台に、のちにアトムを作りあげることになる天才科学者・天馬午太郎と、アトムのよき理解者となるお茶の水博志の友情と対立や、めざましい進歩を見せる人工知能搭載の人型ロボットの活躍と変容が描かれる。テレビアニメは今春、NHK総合テレビで放送がスタートする。

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