メロイックじゃないキツネさん!BAB
YMETALに『いいね!』せよ
そんなベビメタ初期の代表曲の一つ『いいね!』。2012年にリリースされています。いいね!は、フェイスブックに象徴される機能。ネット社会での共感を表すフレーズです。
「キモチ アイスクリーモ!!」という歌詞。アイスクリームとスクリーモをかけています。スクリーモは音楽ジャンルの一つで、スクリーム=叫びを入れているハードな曲調。このグループが、こういったメタル文化のパロディであることを示している歌詞。「チ・ク・タ・ク」という表現から、時間の経過を共に気分が高揚していることが分かり、その高揚をアイスクリームと叫びで表現しています。
「ひとりきりで 空見上げた センチメタルナイト」の歌詞。センチメンタル=感傷的な、ナイト=夜に、メタルを入れ込んでいます。一人きりで寂しい夜を過ごしてきた人も、現実逃避行しにライブに行くという歌詞。
「とりま モッシュッシュ」というフレーズもメタル文化のパロディで、とりあえずモッシュしていこうという意味。モッシュは、ライブにおける激しく体をぶつけあう行為であり、ベビメタは「モッシュッシュ」とアイドル的に表現しています。ワンマンライブにおけるスタンディングゾーンを「モッシュッシュピット」と名付けているベビメタ。ファンのことは「モッシュッシュメイト」と呼ばれます。こういった名称は、全てこの曲の発表後に定着していきました。
途中なぜかHIPHOPになる曲の構成も面白いこの曲。「超カオスだよ」と歌うように、メタル、アイドル、HIPOHOPなど複数の音楽ジャンルを融合させ、カオスな魅力を放っているのがベビメタ曲の面白さ。
デスボイスで表現されるこのフレーズ。「メロイックじゃないキツネさん」と、キツネサインをかかげます。もともと、メタル界隈で使われていたメロイックサイン。メロイックとは、悪魔の目のこと。指でこのメロイックサインを作りアーティストと観客が盛り上がります。ベビメタの3人がこれを、影絵のキツネと勘違いしたことから、ベビメタでは「キツネサイン」として定着しました。以降、キツネ様のお告げでメタルレジスタンスを行なっているというコンセプトが明確になり、『メギツネ』という曲も誕生します。『いいね!』は、ベビメタの「キツネ様」設定が明確になった曲でもあるんですね。
曲全体を通して、このグループがメタルのパロディをやっていることが分かります。その後のベビメタのコンセプトが集約されているともいえるこの曲。この『いいね!』が文字通り「いいね!」されてきたことで、ベビメタの活動は広がっていきました。
TEXT:改訂木魚(じゃぶけん東京本部)
「キモチ アイスクリーモ!!」という歌詞。アイスクリームとスクリーモをかけています。スクリーモは音楽ジャンルの一つで、スクリーム=叫びを入れているハードな曲調。このグループが、こういったメタル文化のパロディであることを示している歌詞。「チ・ク・タ・ク」という表現から、時間の経過を共に気分が高揚していることが分かり、その高揚をアイスクリームと叫びで表現しています。
「ひとりきりで 空見上げた センチメタルナイト」の歌詞。センチメンタル=感傷的な、ナイト=夜に、メタルを入れ込んでいます。一人きりで寂しい夜を過ごしてきた人も、現実逃避行しにライブに行くという歌詞。
「とりま モッシュッシュ」というフレーズもメタル文化のパロディで、とりあえずモッシュしていこうという意味。モッシュは、ライブにおける激しく体をぶつけあう行為であり、ベビメタは「モッシュッシュ」とアイドル的に表現しています。ワンマンライブにおけるスタンディングゾーンを「モッシュッシュピット」と名付けているベビメタ。ファンのことは「モッシュッシュメイト」と呼ばれます。こういった名称は、全てこの曲の発表後に定着していきました。
途中なぜかHIPHOPになる曲の構成も面白いこの曲。「超カオスだよ」と歌うように、メタル、アイドル、HIPOHOPなど複数の音楽ジャンルを融合させ、カオスな魅力を放っているのがベビメタ曲の面白さ。
デスボイスで表現されるこのフレーズ。「メロイックじゃないキツネさん」と、キツネサインをかかげます。もともと、メタル界隈で使われていたメロイックサイン。メロイックとは、悪魔の目のこと。指でこのメロイックサインを作りアーティストと観客が盛り上がります。ベビメタの3人がこれを、影絵のキツネと勘違いしたことから、ベビメタでは「キツネサイン」として定着しました。以降、キツネ様のお告げでメタルレジスタンスを行なっているというコンセプトが明確になり、『メギツネ』という曲も誕生します。『いいね!』は、ベビメタの「キツネ様」設定が明確になった曲でもあるんですね。
曲全体を通して、このグループがメタルのパロディをやっていることが分かります。その後のベビメタのコンセプトが集約されているともいえるこの曲。この『いいね!』が文字通り「いいね!」されてきたことで、ベビメタの活動は広がっていきました。
TEXT:改訂木魚(じゃぶけん東京本部)
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